東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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癇(かん)とは④

2025.06.24

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「血虚と腎虚の癇」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
どちらも虚証に分類されますが、それぞれ病理が異なります。
 
 
 
まずは血虚の癇についてです。
 
 
 
血虚の癇は血虚風動により引き起こされます。
 
 
 
この場合、発作は頻発しやすく、発作前は目眩、動悸、手足の引きつりがみられ、その後昏倒して歯を食いしばる、閉眼、口から泡をふく症状がみられます。
 
 
 
覚醒後は平人と変わらないようにみえますが、動悸、驚きやすい、目が乾く、口唇と爪が淡白色、脈細滑、舌質淡あるいは舌尖紅、舌苔少で薄白などの心肝血虚の症状を伴うことや、月経前後に発作が頻発することが特徴です。
 
 
 
治法は養血緩肝を用います。
 
 
 
次に腎虚の癇についてです。
 
 
 
癇が長期的に反復したことで腎気が消耗し、『素問・体奇論』に記載があるように「二陰急するは癇厥たり」という状態となったり、先天不足による幼少期からの「胎癇」が反復的に起きて精気を消耗して発生します。
 
 
 
この場合、発作を起こすと正気を消耗し、発作は日を追うごとに頻繁となり、重篤な場合は、1日に数回発作を起こすことが特徴です。
 
 
 
発作を起こした場合、突然昏倒して顔面蒼白、四肢の痙攣、共同偏視、口から泡をふく、冷や汗がみられます。
 
 
 
また、腎はニ陰に開竅し、膀胱の開閉を主るので、腎気が不足すると発作時に二便の失禁が起きます。
 
 
 
つづいて、いびきをかいて昏睡して、徐々に覚醒します。
 
 
 
その他にも、腰膝酸軟、踵部疼痛、知力遅鈍、遺精、ED、早漏、白色帯下、脈沈細滑、舌質淡、舌苔少で薄白などの腎虚の症候がみられます。
 
 
 
治法は、填精益髄を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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