東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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牙歯焦黒(がししょうこく)とは②

2025.11.18

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「下焦熱盛、腎熱胃劫、風冷客経の牙歯焦黒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは下焦熱盛、腎熱胃劫の牙歯焦黒について、お話していきたいと思います。
 
 
 
どちらも熱邪により津液が消耗したものであり、温熱病の後期にみられることが多いです。
 
 
 
下焦熱盛の牙歯焦黒は、特に重症であり、熱邪が下焦に深く入り、高熱が続いて津液が枯渇してしまい、歯が津液による滋潤を受けられなくなって生じます。
 
 
 
この場合、歯が乾燥しているが、黒ずんだ歯垢がみられないことが特徴であり、手の引き攣りなどの痙攣の徴候があり、口乾、舌の乾燥、脈が沈数を呈します。
 
 
 
治法は、鹹寒甘潤を用います。
 
 
 
腎熱胃劫の牙歯焦黒は、熱邪による気陰の消耗により生じ、比較的軽症とされています。
 
 
 
この場合、歯が乾燥して、黒ずんだ歯垢が付着しており、乾燥、不眠、咽の乾燥、便秘、腹部膨満感、舌質絳、脈数を伴うことが特徴です。
 
 
 
治法は、清胃滋腎を用います。
 
 
 
次に風冷客経の牙歯焦黒について、お話していきたいと思います。
 
 
 
内は髄、血が虚して、外からは風冷が経脈に侵入して生じます。
 
 
 
『諸病源候論』には、「風冷その経脈に乗じ、すなわち髄骨血損じ、牙歯を栄潤することあたわず、ゆえに歯牙をして暗黒せしむ、これ歴蠧という」と記載があり、前述の分類に相当します。
 
 
 
この場合、歯が黄黒、あるいは黒ずんで乾燥して動揺することに加えて、腰膝酸軟、脱毛などの腎精不足の徴候を伴うことが特徴です。
 
 
 
脈は沈弱、舌質淡暗、舌苔薄白を呈することが多いとされています。
 
 
 
治法は、填精祛風を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

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