東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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出血のメカニズム⑧

2022.05.19

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「出血のメカニズム」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら
 
 
 
今回は、脾腎陽虚・統摂無権による出血について、お話していきます。
 
 
 
特徴は、脊中や命門あたりに非常に強い圧痛が出てきます。
 
 
 
場合によっては、潰瘍性大腸炎により、大腸兪の一行、陽関あたりに圧痛が出ることが特徴です。
 
 
 
脊中や命門に多壮灸を行って、脈や出血の状態が良化しない場合は、早めに西洋医学的な処置が受けられるように手配する必要があります。
 
 
 
出血時の脈を診ると、脈が硬くなり、速くなります。
 
 
 
緊急性を要することを胃の気が示している状態となります。
 
 
 
この場合、寸関尺のいずれに硬い脈が現れているのか診ていく必要があります。
 
 
 
尺位に硬い脈があり、下焦から出血している場合は、治しにくく、
 
 
 
逆に身体の上方で出血していて、尺位に硬い脈がある場合は、治しやすいとされており、予後診断の手がかりとなります。
 
 
 
出血した後は、血虚で浮いた穂脈がみられ、古典では「ネギの縁を押さえるような脈」と表現されることが多いですが、これは出血の脈を示しています。
 
 
 
本日まで、出血のメカニズムについて、お話してきましたが、
 
 
 
6つのパターンを踏まえて、出血の条件、血の色、出血の起こり方を確認し、
 
 
 
突発的なものなのか、熱で起こる出血は危険なため、どの程度の熱なのか、
 
 
 
関連臓腑はどの臓腑なのか、虚なのか、実なのかを判断することで、メカニズムが明らかになります。
 
 
 
そして、治療方針が決まり、東洋医学的治療が適応か否かを判断することが可能となります。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『鍼灸医学における実践から理論へ パート4』
藤本蓮風著、谷口書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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