東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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眼皮跳(がんひちょう)とは

2023.04.25

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「眼皮跳(がんひちょう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
弁病名だけ聞くと、「ガンヒチョウ?ナニソレ?」という感じですが、
 
 
 
眼瞼が頻繁にピクピク痙攣を起こして、自制出来ない状態のことを指します。
 
 
 
弁証分類は、主に次の3つです。
 
 
 
1.血虚生風の眼皮跳
 
2.脾胃気虚の眼皮跳
 
3.風熱の眼皮跳
 
 
 
まずは、血虚生風と脾胃気虚の眼皮跳についてです。
 
 
 
いずれも虚証ですが、病因病理は異なります。
 
 
 
血虚生風の眼皮跳は、眼の使い過ぎによる傷血や出血過多などにより肝血が不足してしまい、瞼を滋養出来なくなり、内風を発生することで生じます。
 
 
 
この場合、眼瞼に痙攣が頻繁に起こります。
 
 
 
また、随伴して目の乾燥感、目がかすむ、顔色に艶がないといった症状がみられ、口唇や舌質が淡白、脈細などの血虚症候を伴います。
 
 
 
治法は、養血熄風を用います。
 
 
 
脾胃気虚の眼皮跳では、飲食不節、労倦、思慮過度などで脾胃が虚して、
 
 
 
瞼は脾に属すため、脾虚では瞼を制約出来なくなり、痙攣が発生します。
 
 
 
眼瞼の痙攣は頻繁であることは、血虚生風の眼皮跳と似ている為、その他の随伴症状や発生条件を確認して弁別していきます。
 
 
 
この場合、眼に力が無い、疲労感、無力倦怠感、食欲不振、息切れなどを伴います。
 
 
 
治法は、補気健脾を用います。
 
 
 
最後に、風熱の眼皮跳についてです。
 
 
 
この場合、風熱の邪が目竅に停滞して瞼に及ぶことで、痙攣が発生します。
 
 
 
痙攣の頻度は時々と低めであり、随伴して目の充血や痒痛、悪風、頭痛などの風熱の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、熄風清熱を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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