東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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耳聾・耳鳴(じろう・じめい)とは③

2023.08.01

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「耳聾・耳鳴」の続きで、「肝火と肝陽上亢の耳聾・耳鳴」について、お話しいきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら
 
 
 
いずれも肝胆の病変に属しますが、虚実の点で異なります。
 
 
 
まずは肝火の耳聾・耳鳴についてです。
 
 
 
怒りなどによって肝胆の気が経絡に沿って上逆し、清道を犯すことで引き起こされます。
 
 
 
これは実証に分類されます。
 
 
 
特徴は難聴が重度で音がまったく聞こえなくなり、発症が急激であるということです。
 
 
 
耳鳴の音は、潮騒、雷鳴、鐘の音というように、大きな音がするとされています。
 
 
 
その他に、耳の脹痛、耳塞感、口苦、目の充血、顔面紅潮、咽の渇きといった症状がみられ、
 
 
 
硬便、尿が濃い、舌質紅、舌苔黄、脈数弦がみられます。
 
 
 
治法は清肝瀉火を用います。
 
 
 
次に肝陽上亢の耳聾・耳鳴についてです。
 
 
 
肝腎陰虚で肝陽が上亢することで生じ、この場合は本虚標実です。
 
 
 
特徴は、発症が緩慢であり、難聴、耳鳴に増減があることです。
 
 
 
その他にも、目眩、目の乾燥、目眩、口・咽の渇き、頭が脹って痛む、顔面紅潮、不眠、健忘、腰膝酸軟といった肝陰虚、腎陰虚の症状をともないます。
 
 
 
また、舌質紅で乾燥、脈弦細で数がみられます。
 
 
 
治法は滋陰潜陽を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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