お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2017.10.01
読者の皆様、 こちらのバナーのクリックにご協力下さい!
こんばんは。上村です。
前回に続き、秋の乾燥の病気について書いていきます。
秋燥病③ 参照
今回も、どんな弁証分類があるか書いていきます。
●燥気化火
症状としては、身熱、乾咳無痰、喀血、気逆して喘し、胸脇苦満、心煩口渇、咽乾鼻燥、腹部の灼熱感、大便乾結、などがあります。
肺経の燥熱が火と化し、衛分から気分へと入り、津液と気が消耗されることが特徴です。
他の症状にあった悪寒は、衛分から気分に入るため消失し、身熱煩渇がみられます。
肺陰が燥熱によって損傷されるため、乾咳無痰、鼻咽乾燥がでて、肺絡を損傷した場合、喀血があらわれます。
肺気の粛降の機能が低下することで、気逆して喘し胸脇苦満が生じます。
肺経の燥熱が、大腸に移ると腹部の灼熱感、大便乾結などの症状がみられます。
●肺胃陰傷
症状は、微熱、乾咳が止まらず、口、鼻、唇、咽が乾燥し、大便燥結などがあります。
秋燥に回復期にみられ、燥熱が基本的になくなっているが、損傷された肺胃の陰が回復していないので身熱がなく、乾燥の症状がみられます。
燥熱が主なのか、津液を損傷したため乾燥の症状がでてるのか多面的観察が大事だと感じました。
病因病理を意識して患者さんの症状が早く改善できるよう努めていきたいです。
関連ブログ
読者の皆様、こちらのバナーのクリックにご協力下さい!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.09.17
問診に関して㊻(正邪の度合いを図るための問診①)2025.09.16
神昏(しんこん)とは⑥2025.09.15
血の病⑲2025.09.14
プラセボとは(同一視の法則)①2025.09.12
合わせる2025.09.11
交差点の身体設計2025.09.10
問診に関して㊺(心神の問診③)2025.09.09
神昏(しんこん)とは⑤2025.09.08
血の病⑱2025.09.07
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告④2025.09.06
気象発病学説⑬2025.09.05
役割の一つ2025.09.04
小さな方剤、麻辣湯2025.09.03
問診に関して㊹(心神の問診②)2025.09.02
昏神(こんしん)とは④2025.09.01
9月突入2025.08.31
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告③2025.08.30
気象発病学説⑫2025.08.29
休息は大事2025.08.28
帯状疱疹を「ビルの管制室」からながめる2025.08.27
問診に関して㊸(心神の問診①)2025.08.26
神昏(しんこん)とは③2025.08.25
試合観戦2025.08.24
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告②2025.08.23
気象発病学説⑪2025.08.22
後期授業開始2025.08.21
靴下の穴占い2025.08.20
診療再開!!2025.08.19
2025年 夏季休診日2025.08.18
夏季休暇20252025.08.17
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告①2025.08.16
気象発病学説⑩2025.08.15
久しぶり2025.08.14
五臓と空間2025.08.13
問診に関して㊷(二便の問診⑧)2025.08.12
神昏(しんこん)とは②2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤