東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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内生五邪

 

 

 

 
 

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こんばんは、永井です。
 
 
 
 
 
 
蒸し暑く寝苦しい日が続いていますね。
 
 
 
 
 
 
今回は、内生五邪についてです。
 
 
 
 
 

人体自体の陰陽失調、気血障害、臓腑機能の乱れなどのために発生した、風、寒、湿、燥、火などに類似した体内の病理要素のことです。

 

 

 

 

六淫と区別するために、内風、内寒、内湿、内燥、内火と言いますが、内暑はなしです。

 

 

 

 

これらと、外感六気は発病過程で影響し合います。

 

 

 

 

外風を受けやすい人は内風を起こしやすく、内風がある人は外風を受けやすいです。

 

 

 

 

このように、外風が内風を誘発したり、内湿が外湿を呼び込んだりします。

これを内外合邪と言います。

 

 

 

 

今回はまず内風についてです。

 

 

 

 

内風は臓腑、特に肝と脾の臓の機能失調、気血循環逆乱で起こります。

 

 

 

 

内風の発生には肝が大きく影響しているため、肝風とも言われています。

陰虚、血不足のために、風陽上昇、筋脈の潤いが失われます。

 

 

 

 

また、陽熱が強い場合は肝経を焼き、内風を煽動します。

 

 

 

 

陽気不足から筋脈の温く作用失調し内風が発生することもあります

 

 

 

風痰

元々陰不足があると、陽気が高ぶり風を起こします。

 

 

 

 

また脾の運化機能失調で痰湿が体内に発生します。

 

 

 

 

そこへ七情不和、飲酒、過労、気候などが重なると、肝風と蓄積した痰がぶつかり風痰となります。

 

 

 

 

虚風内動

陰虚、血虚により体内に発生する風で、症状としては、眩暈、手足の震え、しびれ、皮膚のかゆみ、目のかすみなどです。

 

 

 

 

脾虚風動(慢驚風)

脾虚によっても風は発生します。

 

 

 

 

特に小児に多く起こります。

 

 

 

小児は先天が虚弱のため脾胃も虚弱になり、さらに食生活が乱れ、脾胃を損傷します。

症状は精神疲労、顔色が淡黄色や青白くなる、四肢の冷え、食欲不振、唇が黒くなるなどです。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

『内経気象学入門』 著者: 橋本 浩一

 

 

 

 

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鼻衄(びじく)とは④

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「鼻衄」の続きで、「脾不統血と腎陰虚の鼻衄」と「陰竭陽脱の鼻衄」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
共通点は、虚弱体質または慢性病による消耗などで発生すること、出血が少量であること、過労などにより反復することです。
 
 
 
まずは、脾不統血の鼻衄についてです。
 
 
 
この場合は、脾虚により統血が出来なくなることで、血が外溢するため、鼻衄が引き起こされます。
 
 
 
他の弁証分類に比べて、血の色は淡紅色であることが特徴的です。
 
 
 
特徴は、顔色に艶が無い、食欲不振、腹満、泥状便、無力倦怠感、息切れ、口淡無味、動悸、頭のふらつき、舌質淡、脈濡数などの脾虚の症候がみられることです。
 
 
 
治法は、健脾益気、統血を用います。
 
 
 
次に、腎陰虚の鼻衄についてです。
 
 
 
この場合は、先天的な腎虚また、過労などによる腎の消耗などにより、陰虚火旺して、迫血妄行刷ることで、鼻衄が発生します。
 
 
 
『景岳全書・衄血論治』に、「衄血は多くは火によるといえども、惟(おも)うに陰虚の者尤も多しとなす、正にもって労損傷陰すればすなわち水は火を制せず、最もよく衝任陰分の血を動かす」と記載がある内容に該当します。
 
 
 
特徴は、腰膝酸軟、動悸、目眩、耳鳴、五心煩熱、顔面紅潮、盗汗、舌質紅、脈細数などの腎陰虚、火旺の症候をともなうことです。
 
 
 
治法は、滋陰降火を用います。
 
 
 
最後に、陰竭陽脱の鼻衄についてです。
 
 
 
これは、大出血の場合にみられる分類であり、出血量が多い状態が持続すると、気は血とともに失われ、危篤状態となってしまいます。
 
 
 
特徴は、四肢厥冷、大汗、呼吸促迫、顔面蒼白、意識不明、手は力なく開く、失禁、口を開き目を閉じる、脈微細といった、ショック症状を呈することです。
 
 
 
治法は、回陽救逆、益気摂血を用いるとされていますが、まずは西洋医学的に大量出血の原因に対して救急処置を受けることが先決となります。
 
 
 
衄血は、臨床症候が多様である特徴を持ちます。
 
 
 
風寒欲解、風熱壅肺は表証ですが、その他は裏証によるものに分類でき、病因によって弁別していきます。
 
 
 
飲酒、辛味を過食する場合は胃火、七情が関与する場合は肝火、運動など肉体的負荷が関与する場合は脾虚、腎虚、大出血が関与する場合は陰竭陽脱に分類されます。
 
 
 
また、風寒、風熱、胃火、肝火、陰竭陽脱による鼻衄は、発生が急激であり、
 
 
 
脾虚、腎虚による鼻衄は、発生が緩慢である特徴をもちます。
 
 
 
出血量としては、胃火、肝火、陰竭陽脱は鼻衄が多量であり、特に陰竭陽脱は量が甚だしいという特徴をもちます。
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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