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こんばんは!樫部です。
本日は7月末にしては少し肌寒い日でしたね。
例年、7月になると街路樹の百日紅が濃いピンク、薄いピンク、白の花を付け始め、それと同時に夏特有の暑さを感じる時期なのですが…
今年は梅雨が長引いているせいか、開花時期も遅いように思います。
しかも、少ない日光を拾うためか葉が多く、花は日当たりの良さそうな高い位置のみというイレギュラーな状態の木が多いように感じられます。
百日紅も天候に合わせて、葉や花の状態を調整しているのでしょうか?
「百日紅」の読み方は、「さるすべり、ひゃくじつこう」です。
2~5メートルの背丈に育つ樹木ですが、スベスベとした樹皮が特徴で、木登りの得意な猿さえも滑ってしまいそうなほどだ、ということが名前の由来になっているそうです。
「ひゃくじつこう」もまた、花の咲く様子を表して命名されたようです。
小さなフリルが集まったような、鮮やかで可愛らしい花は2~3日で散ってしまうものの、次々に開花し続ける為、100日間も咲き続けているように見えるそうです。
確かに、7月に見掛けてから、夏の暑さが残る9月の中旬頃まで変わらない綺麗な姿を見掛けるような覚えがあります。
毎年百日紅が咲くと、夏が来てるなと感じ、百日紅が花をつけなくなってくると、夏も過ぎていったのだなと感じます。
甲子園球児が熱闘を繰り広げている頃は特に美しく、真っ青な夏空と百日紅の濃いピンクのコントラストが格別だなぁと思わせてくれていました。
しかし、今年の7月は曇り続きで、蒸し暑い日もありながら、今日みたいにひんやりするような日もあるように、例年とはかなり様子が違いますね。
生き物である植物が大きく天候の影響を受けているということは、私達も何かしら影響を受けているのではないでしょうか。
湿気や冷え、気圧の変化に影響を受けやすい体質をお持ちの患者さんも安定していた症状に変化が出たりということもあったり…
どんな時も良い状態を保つというのは、かなり意識をしないと難しいことですが、
体調の乱高下を出来る限り予防するためにも、日頃から自身の身体に目を向けて体質を知り、養生していきたいものですね(*´-`*)♪:*
【参考文献・サイト】
『樹に咲く花 離弁花2』
茂木透 写真、高橋秀男・勝山輝男 監修、山と溪谷社
みんなの趣味の園芸 NHK出版 サルスベリ
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こんばんは!樫部です。
クチナシの花が咲き、甘く香る時期になりましたね。
本日は前回のお話の続きです。
前回のお話はこちら!
紫蘇はどういった性質をもつものなのか、名前の由来からお話ししていきたいと思います。
紫蘇と大葉は同じものを示していますが、別名、蘇、蘇葉、赤蘇、桂荏と呼ばれているそうです。
関連ブログはこちら!
一つの例としては、後漢の名医、華佗が蟹毒に当たった患者に煎じて、蘇らせたという逸話があり、
蘇葉(ソヨウ)と呼ばれるようになったと言われています。
さらに「蘇」という文字に注目すると、
葉全体にいくつも葉脈が巡り通って皺を作っている様子を表現していたり、
草冠以外の部分は、稲を植える際に雑草を取って隙間を作り、通りを良くするという意味を持っています。
さらに、これらの意味から「詰まった息を通す」というイメージに派生して、「蘇らせる、蘇生させる」という意味を持っているようです。
また、蘇という漢字には、気を心地よく伸び伸びと巡らせるといった意味もあり、
紫蘇にはそういった性質があることから、効能から命名されたという説もあります。
このように、漢字一文字に込められた意味を調べてみると、
より一層、それが示す物事や性質を覚えやすくなりますね!
今後、スーパーマーケットで紫蘇に出会った際は、気を巡らしてくれるアレだ!と、ふと思い出してしまいそうです笑
【参考文献】
「食養生の知恵 薬膳食典食物性味表」 日本中医食養学会編著 中医薬学院監修
「東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル」 梁 晨千鶴著 メディカルユーコン
「植物の漢字語源辞典」加納 喜光著 東京堂出版
「中国伝統医学による食材効能大事典」山中一男・小池俊治編著 東洋学術出版社
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