東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪⑦

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

 

今日は、昨日の春の嵐と打って変わり、東京は朝から晴れていました。

これから数日間は晴れの日が続くようで、ようやく春らしい天気になると思うと嬉しいです。

 

 

 

 

 

さて、今回は前回の陽明病の続きです。前回記事はこちらです。

 

 

 

 

陽明病は陽明経証と陽明腑証に分けられます。

 

 

 

 

 

陽明経証からみていきます。

 

 

 

 

 

陽明経証は、風寒邪が陽明経表に侵入した初期段階の状態を指します。

 

 

 

 

陽明病を引き起こす原因としては、以下が考えられます。

①陽明経が風寒邪を直接受けるもの

(邪気が陽明経に侵入し、陽明経→陽明腑に及ぶもの、又は胃腸の積滞が熱・燥に変化したもの)

 

 

 

 

 

②他の経からの転化

(太陽病初期に治療が適切ではなかったり、誤ったりした場合に上手く発汗出来ずに邪気を発散出来ず陽明に移行するパターン)

 

 

 

 

 

まず、①で陽明病を発症した場合は、風寒邪が陽明経脈に侵入するので、陽明経走行部位の経気が滞ります。

 

 

 

 

 

陽気が鬱滞するので、症状としては、顔面紅潮、前額部の疼痛、発熱悪寒、無汗、目の痛み、鼻の乾燥、安眠出来ないといった症状が現れます。

 

 

 

 

 

脈は浮長、浮大、舌苔は薄白です。

 

 

 

 

 

治法は発汗させて陽明経表にある邪気を疏解させたいため、葛根湯を用います。

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今日の日中は暖房要らずで過ごせそうなほど、とても暖かい1日でしたね。

しかし、夕方になるとやっぱりまだ肌寒く、油断しないよう気を付けていきたいです。

 

 

 

 

さて今回は陽明病についてです。

 

 

 

 

陽明病は、風寒邪が人体に侵襲し、太陽病から少陽病へと邪気が入り込んで行き、病が進み、邪気が陽明まで深く入り込んで発症します。

また、直接陽明経が侵襲されて発症される場合があります。

 

 

 

 

 

陽明とは、足の陽明胃と手の陽明大腸のことを指します。

 

 

 

 

 

陽明という場所は太陽、少陽、陽明の三陽の中で、1番陽気が盛んなところです。

 

 

 

 

 

陽明は陽気が盛んで気血が多い経絡であるため、邪気が陽明に入り込んだ場合は、気血が熱に変化しやすいという特徴があります。

 

 

 

 

 

陽明病は、正気と邪気の争いが最も激しく、熱の勢力が亢進したピークといえます。

 

 

 

 

 

陽明病の症状は多くあり、治療法も複雑です。

主な症状は身熱、自汗、悪寒はなく、悪熱します。これらは太陽の表証、少陽の半表半裏証を鑑別するポイントとなります。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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