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こんばんは、森岡です(^_^)
学校にいると、時々こういった会話を耳にすることがあります。
「どうやったら、鍼灸治療が上手くなるかな?」
これは、鍼灸師なら誰しもが思うことだと思います。
昔から現在まで、様々な病気を治し、実際に多くの患者さんを救われている諸先輩方は、多くいらっしゃいます。
ではどうやったらそうなれるのか?
僕も時々、後輩やクラスの友達に聞かれることがあります。
(まだまだ聞かれるほどのレベルじゃありませんが・・・苦笑)
僕の答えは一つです。
「まず鍼を打ってみてはいかがでしょうか?」
こういうことを聞いてくる方は、熱心に勉強されている方が多いように思います。
(たまに真逆の人もいるけど(笑))
高いお金を出して本を買い、勉強会に行き、著名な先生方の教えを吸収する。
素晴らしいことだと思います。
しかし、鍼灸は「実践医学」であり「経験医学」ですよ?
つまり、せっかくいいことをしているのに、それを活かして実際に鍼治療を行っている数が圧倒的に少ないのです。
頭でっかちになり過ぎている人が多いように思います。
僕も、以前はそうでした。
しかし、理論のみを入れていけばいくほど「なんだ、結局、五行とか陰陽って言い方次第では何とでも言えちゃうじゃん。それなら、どこ打っても同じ効果が得られるじゃん。」と思っていました。
しかし、これを以前、当院院長に言ったところ大激怒されました(苦笑)
(まだ当時は、別々のところで働いていました。)
「実践をやってない奴に言う資格はない!!東洋医学をバカにするな!!」と。
そこで、僕もハッとしました。
確かにやってもないのに言う資格はない。
毎日、一生懸命東洋医学と向き合っている人に失礼なことをした。
それからというもの、寝る間も惜しんで、どこか調子が悪いという人を片っ端から見つけて、時には夜中にその人の家まで行って、時には居酒屋で飲んでる最中に(笑)鍼を打ちまくりました。
そんなことを何年も続けていき、やっと最近になって、鍼の楽しさ、素晴らしさというものに気付け出せてきております。
「やらなきゃわからん!!」
これが、僕が実践を通して得た経験です。
皆さんも、悩む前に、まず鍼を持ち、鍼を打ってみて下さい。
答えは「鍼」が教えてくれます。
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こんばんは、松木です。
一昨日、昨日と、私が講師をさせて頂いております日本鍼灸理療専門学校で学園祭が開催されておりました。
日ごろ授業以外で学生の皆様と交流が乏しい私ですので、打ち上げに参加させて頂きました。
私としては、こういった機会は学生の皆様の「本音」が聞ける数少ないチャンスだと思っておりますので、出来る限り参加させて頂いております。
日々の授業や、授業評価のアンケートには現れない本音が、お酒の席ですと垣間見れることが多々ございます。
それは日々の授業内容を考える上で、大いに参考になります。
今回もこんなお話を頂きました。
この春から担当しているクラスの学生さんからのご意見です。
「先生は最初すごく怖かったです。でも今はすごく親しみやすくて楽しいし、質問もしやすいです。」
私としては、いきなりフレンドリー過ぎるのはいかがなものかと思っておりましたので、基本的に担当し始めの授業は割と硬い雰囲気にあえてしておりました。
しかし、確かに最初の頃は質問があまり出ないわけです。
私は「学生が慣れていないからかな。」と思っておりましたが、私が作っている雰囲気にも問題があったわけです。
「質問をする」ということは、自ら学ぶ力をつける上で必要不可欠です。
それを私自身が作り出した雰囲気で抑制していたのであれば、大いに反省すべきことでございます。
それにしても、「本音」を言うのは勇気がいることです。
それをぶつけて頂いたことに感謝しつつ、学生の皆様に還元できるよう、努力したいと思います。
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