お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
細脈の続きです。
『脈経』には、
細脈縈縈血気衰.諸虚労損七情乖.
と書いてあり、
細脈は気血の衰微の現れと考えられており、七情による虚労によく見受けられます。
気血が不足すると脈管内を満たすことができずに細くなります。
春夏は陽気が盛んになる時季なので、人体もそれに応じて気血の流れが旺盛となります。
その時季にもかかわらず、若者に気血の衰微を示す細脈が現れている場合は、その人の健康上になんらかの問題があると示唆できます。
また、湿邪の影響でも細脈が現れることがあり、湿邪が脈管を圧迫した時に細脈になることもあり、気血の不足だけで細脈になるのではないようです。
湿邪が血脈を圧迫している場合は、この湿邪を散らす処置をすると、細かった脈が太くなるはずです。
気血の不足による細脈なのに、誤治をして瀉法してしまうと、細脈は更に細くなってしまいます。
どんな脈状にも言えることですが、しっかり虚実を弁えて治療することが重要です。
◆参考文献
『脈経』たにぐち書店
『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店
『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部
『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店
『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『難経鉄鑑』たにぐち書店
『東洋医学の宇宙』緑書房
『現代語訳素問』東洋学術出版社
『漢辞海』三省堂
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は「くしゃみ」について、お話ししていきたいと思います。
くしゃみは、東洋医学的には「噴嚏(ふんてい)」といいます。
異物や刺激性の気体により起こる、数回程度の噴嚏は生理現象とみなしますが、
噴嚏に加えて、他に不快な症状を伴う場合は、疾病とみなします。
噴嚏は、肺気不宣によって起こりますが、
ある意味では、肺気の宣発粛降を促したり、機能を高めるために発症する、生理現象とも捉えられます。
肺気不宣が起こる原因は様々で、弁証分類は、主に7つ分けることができます。
まずは、外感による噴嚏の弁証分類についてです。
1.風寒襲肺
風寒の邪を感受して発症します。
鼻塞と希薄な鼻水を伴い、その他にも風寒表証の所見がみられます。
2.風熱犯肺
風熱の邪を感受して発症します。
鼻塞と鼻の痒み、黄色く粘調な鼻汁を伴い、風熱表証の所見がみられます。
次に、内傷により引き起こされる噴嚏の弁証分類についてです。
3.肺気虚
肺気自体が弱っている場合、外邪の影響も受けやすくなり、肺気不宣が顕著になります。
この場合の噴嚏は、突然発作的に出て、連発しやすい特徴があります。
その他にも鼻塞や嗅覚減退などの肺気虚の所見がみられます。
4.脾気虚
脾虚によって運化失調し、水湿が鼻に集まると、それを解消しようと肺気が働くもののの、肺気不宣となってしまう場合、噴嚏が引き起こされます。
鼻塞が比較的強く、希薄な鼻水が出て、嗅覚減退がみられます。
頭重や四肢の重だるさといった、脾気虚特有の所見を伴う特徴があります。
5.腎陽虚
腎陽が虚して気化機能が低下すると、水湿があふれて上焦へ向かい、肺気不宣が引き起こされます。
この場合の噴嚏は、慢性的でなかなか治らない特徴があります。
鼻塞と鼻水も止まらず、早朝など気温が低下すると悪化してしまいます。
その他にも四肢の冷えや腎陽虚の所見を伴います。
6.腎陰虚
腎陰が虚すと虚火が上焦を襲い、肺気不宣となります。
この場合の噴嚏も治りづらく、頻発する特徴があります。
また、鼻の痒み、粘調な鼻汁、咽乾、咽痛を伴い、その他にも腎陰虚の所見を伴います。
7.気逆
肝気や胃気が上逆して、肺気の宣発粛降が追いつかない場合、肺気不宣となる場合があります。
この場合の噴嚏は、一時的なものであるという特徴があります。
気逆所見である、のぼせ、げっぷ、軽度の吐き気などを伴います。
噴嚏については、以上になります。
次回は「鼻水・鼻汁」について、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.07.04
言葉の奥深さ2025.07.03
整えることは、調えること2025.07.02
問診に関して㊱(二便の問診②)2025.07.01
畏悪風寒(いおふうかん)とは①2025.06.30
日本の夏はこれ2025.06.29
CONSORT声明2025⑨2025.06.28
気象発病学説⑤2025.06.27
ワクワク感2025.06.25
問診に関して㉟(二便の問診①)2025.06.24
癇(かん)とは④2025.06.23
インターホンと病因病理2025.06.22
CONSORT声明2025⑧2025.06.21
夏至2025.06.20
うれしい出会い2025.06.19
ひとつの庭、ふたつのリズム2025.06.18
問診に関して㉞(発汗の問診⑦)2025.06.17
癇(かん)とは③2025.06.16
血の病⑭2025.06.15
CONSORT声明2025⑦2025.06.14
気象発病学説④2025.06.13
成長の喜び2025.06.12
制限が紡ぐ美しさの円環2025.06.11
問診に関して㉝(発汗の問診⑥)2025.06.10
癇(かん)とは②2025.06.09
血の病⑬2025.06.08
CONSORT声明2025⑥2025.06.07
気象発病学説③2025.06.06
学生との接し方2025.06.05
梅雨と梅2025.06.04
問診に関して㉜(発汗の問診⑤)2025.06.03
癇(かん)とは①2025.06.02
血の病⑫2025.06.01
CONSORT声明2025⑤2025.05.31
気象発病学説②2025.05.30
不備を解消する2025.05.29
さくらんぼの種2025.05.28
問診に関して㉛(発汗の問診④)2025.05.27
身熱肢寒(しんねつしかん)とは②2025.05.26
誕生日2025.05.25
CONSORT声明2025④2025.05.24
気象発病学説2025.05.23
うれしいこと2025.05.22
さくらんぼと鳥2025.05.21
問診に関して㉚(発汗の問診③)2025.05.20
身熱肢寒(しんねつしかん)とは①2025.05.19
そろそろ梅雨入り2025.05.18
CONSORT声明2025③2025.05.17
雨2025.05.16
知って理解する2025.05.15
さくらんぼの実