東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「早めに来ました。」

2016.12.05

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こないだ、患者さんから言われた。

 

「ちょっとおかしいと思ったので、早めに来ました。」

 

と。

 

 

その患者さんは、この数年、これまであらゆる症状を、何度も何度も、清明院の鍼で治してきました。

 

 

最初は、鍼に対して、半信半疑。

 

 

治っていても、です。

 

 

どう考えても、病院の薬で治らなかったものが、鍼で劇的に治癒しているのに、何か体調を崩すと、必ずまずは鍼でなくて病院に行く。(苦笑)

 

 

その度に、

 

「今度は早めに来てくださいネ。治しにくくなってしまいますのでね。」

 

と、声をかけ続けること数年。

 

 

昔はこういうのが悔しくて、怒ってみたりしましたが、最近は何とも思わなくなってきました。(゚∀゚)

 

 

声をかけ、祈りを込めて治療するのみです。

 

 

「気付け」と。

 

 

そして、ようやっと最近は、病院に行く前に清明院に来るようになった。

 

 

力でねじ伏せた訳です。(苦笑)

 

 

東洋医学サイドが、こういう努力をしなきゃいけない時点で、現代の我が国は、実にいびつな医療体制だと思ってしまいます。

 

 

 

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不動明王マイラー 5

2016.11.12

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前回のお話

 

不動明王マイラー 1

不動明王マイラー 2

不動明王マイラー 3

不動明王マイラー 4   参照

 

 

 

 

◆「縁日」とは。

 

 

岩波の『仏教辞典 第2版』によれば、「縁日」とは、神仏と衆生とが縁を結ぶ日、とあります。

 

 

それぞれ決まった日に特定の寺社に参詣して、神仏と縁を結ぶことによって、その功徳が生ずる、と言います。

 

 

不動明王の縁日は一般に28日と言われます。

 

(27日と言っているお寺もあるようです。)

 

 

不動明王以外に28日が縁日なのは大日如来と鬼子母神なんだとか。

 

 

・・・で、なぜ28日なのか、という話なんですが、何と答えは「不明」だそうです!!!(笑)

 

 

こういうのは、東洋医学の世界にもけっこうあるので、僕なんかは慣れっこなんだけど(苦笑)、最初に言いだした人に聞かないと分からない、

 

でもそれって一体、何千年前の人なんだ、って話なのです。(゚∀゚)

 

 

不動明王以外にも縁日はあり、5日は水天宮、8日は釈迦と薬師如来、18日は観世音、という感じなんですが、釈迦は誕生日、観世音(観音様)は前世で涅槃に入った日、

 

とか、色々言われがあるようなので、不動明王の場合も、何かしらの意味があるのではないかと思いますが、とりあえず「不明」なようです。

 

 

まあただ、8日、18日が縁日になっていることと、末広がりの「八」の神秘性から考えても、28日も何らかの縁日にしたくなる気持ちは分かります。

 

 

「八」は東洋医学でも非常に特別な数字です。

 

 

そして「二十八宿」と言えば、古代中国の天文学で28の星座を示す言葉です。

 

 

『黄帝内経素問』気府論(59)には、奇経八脈の任脈と督脈の穴数がそれぞれ28あると書いてあります。

 

(因みに現代の鍼灸学校では督脈が28穴、任脈は24穴です。個人的には督脈に天周の28、任脈に暦法の24節気の24を当ててる方がシックリきますね。)

 

 

また、『黄帝内経霊枢』五十営(15)玉版篇(60)では経脈を28(左右の十二経+任督+蹻脈)と定義し、現代中医学でも、脈状診の分類を28種類としています。

 

 

また個人的には、『難経』28難に奇経八脈の流注(設計図)が記されていることも、とても意味があるように思えます。

 

(因みに24難には三陰三陽の脈絶の論があり、ここも意味が深いと思え、『ハイブリッド難経』では24難の解説部分に、陰経の開・合・枢理論に対する割石先生の理解が書かれているので、鍼灸師は必ずチェックしましょう。)

 

 

不動明王というのは、「五大明王」の中心であり、大日如来の化身である、と言われます。

 

 

「五」も、これまた特別な数字。

 

 

イヒヒ・・・(*‘∀‘)

 

 

言ってったらキリがないね。

 

 

何やらいろいろ、妄想族の俺の頭の中で繋がってきやがったぜ・・・☆

 

 

 

続く

 

 

 

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忙しくて来れない患者さんをどうやって治すのか。

2016.09.23

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清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております。

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外来患者さんというのは、仕事をされている患者さんが多いです。

 

 

東京のど真ん中の清明院。

 

 

大都会東京、都会人はみんな、あくせくあくせく、命を削って、働いております。

 

 

だから、この症状、病気であれば、最初は週に2,3回治療したい、と思っても、現実問題として、なかなかそれだけの時間を作れる患者さんは少ない。

 

 

経済的な問題も出てくる。

 

 

じゃあ、

 

「それだったら治療出来ませんわ。」

 

と言って断るのか。

 

 

それは違います。

 

 

当然ですが、理想は理想として示した上で、出来る範囲で、最大限の対応をします。

 

 

場合によっては、懇意にしている漢方薬局の先生を紹介しています。

 

 

養生指導も、細かく行います。

 

 

それによって、少しでも治癒に向かうように、患者さんと一緒に考えます。

 

 

場合によっては、仕事量を減らすこととか、転職することとか、そこまで提案する場合だってあります。

 

 

この嫌な症状を治すために、何が必要か。

 

 

時にはその患者さんの日々の生活まで踏み込んで考える。

 

 

この姿勢(治療に対する術者側の積極性)が大事だと、昔から思っています。

 

 

清明院は、何のためにこの世に存在しているのか。

 

 

僕は何がしたくて、鍼を持ったのか。

 

 

それを全ての基本に置くべきです。

 

 

 

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患者さんの声(20代女性 悪心、胃の痞え、食欲不振、疲れやすい、緊張しやすい、呼吸しにくいなど)

2016.09.16

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

20代 女性 

 

【症状】悪心、食欲不振、胃の痞え、疲れやすい、緊張しやすい、呼吸しにくい、生理痛(激痛)

 

【既往歴】栄養失調、自律神経失調症、逆流性食道炎、機能性胃腸症、不安神経症、パニック障害

 

 

2年半程前に、仕事のストレスと過労から、パニック・胃腸障害・自律神経失調など、とにかく日常生活がままならない程、身体を壊しました。

仕事を辞め、漢方薬で治療をし、2年かけて少しづつ少しづつ良くなってきたのですが、あと一歩というところでなかなか全快せず。

体力勝負の仕事の為、なかなか復帰出来ずにいたところ、ネットで清明院を見つけました。

病気と闘うのにも疲れ果て、金銭的にも悩みましたが

 

「これでダメなら諦めよう」

 

という気持ちでお願いしたのが始まりです。

初めての鍼の最中、感じた事のない頭のモヤモヤした痛み?が起きたので驚いたのですが、たった鍼1本刺しただけなのに身体にこんな反応が出るなんて・・・と、

 

逆に期待が膨らんだのを覚えています。

私の場合、翌日くらいまで少し症状が強くなるけど、そのあとスッと軽くなる、という変化を繰り返し、

 

「あれ?いつもより食べられる」

 

「そういえば疲れにくくなった」

 

と、小さい変化の積み重ねで、気づけば身体はみるみる回復。

鍼灸治療開始以前から服用していた漢方も併用してはいましたが、あれだけ手こずっていた症状が、あっという間に回復したのは間違いなく先生の鍼のお陰です。

そしてたった2カ月でついに念願の仕事復帰が出来ました!

その後、高血圧に悩む母を紹介しました。

 

母もみるみる元気になり、母娘共に長く病気に振り回されて来たので、もっと早く先生に出逢えていれば・・・、と思うばかりです。

そして、あるのが当たり前だった、のたうち回る程の生理痛までなくなり、根本治療の意味を実感しています。

4か月たった今、仕事がハードだと少し体調を崩す事もあるのですが、少し休めば自分で回復出来るようになりましたし、

 

何かあっても清明院があるから大丈夫!と前向きな気持ちで取り組めています。

一回6000円。

 

初めは迷いましたが、元気になった今は、健康で好きな仕事を続けられる為なら惜しいとは思いません。

今後も仕事との向き合い方を改めつつ、身体のバランスをしっかり整える為通い続けたいと思っています。

 

どうぞ宜しくお願い致します!

 

【清明院からのコメント】

 

この方の初診は2016年5月でした。

 

初診時、これまで様々な治療を繰り返してきたけど、どれもなかなか決め手にはならず、苦労しておられる様子がよく分かりました。

 

こういう患者さんが、実は非常に多いのです。

 

西洋医学の専門病院の網の目からこぼれた患者さんです。

 

そして、こういった症状、状態に、鍼灸治療が効く、ということを知っている患者さんが、これまた非常に少ない。

 

そして、それに応えられる鍼灸院も、非常に少ない。

 

嘆かわしいことですね。

 

この患者さんは、初診時、「肝鬱気滞≧脾腎気虚」と弁証し、慎重に治療を開始しました。

 

発症以来の経過が2年と、やや長いことに加えて、これまでに西洋医学、漢方薬など、様々な処置を入れているために、

 

かえって病を複雑化した側面もあったものと思います。

 

治療後は多少の瞑眩現象が起こりますが、体表所見の変化を冷静に追っていくと、確実に改善しています。

 

極力、瞑眩現象が激しく出ないように配慮しつつ、週1、2回ペースで治療を進めること15回ほど、期間にして2カ月弱ほどで、

 

仕事に復帰できるほどに回復しました。

 

この患者さんが診断を受けたような病名の数々は、実は西洋医学は苦手なんじゃないでしょうか?

 

清明院はむしろ得意ですね。

 

また、主訴である諸症状の改善とともに、生理痛(激痛)が改善していることは括目するべき事実であり、西洋医学ではこういう効かせ方は難しいのではないでしょうか。

 

その患者さん自身が持つ「治る力」の最大化という、体質改善、根本治療を目標とする東洋医学の真骨頂だと思います。

 

因みにこの患者さんのお母様は先日紹介した

 

患者さんの声(60代女性 ふらつき、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感)

 

の患者さんです。

 

清明院ではこのように、一人をきっかけに、おじいちゃんおばあちゃんから赤ちゃんまで、全家族が患者さんになるケースがよくあります。(笑)

 

 

 

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患者さんの声(60代女性 ふらつき、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感)

2016.09.09

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

(ついつい書いてもらうのを怠けてしまうね。イカンイカン。)

 

 

60代 女性 

 

【症状】眩暈、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感

 

【既往歴】高血圧

 

 

「清明院」に通い始めて約2ヶ月になります。

 

数年来、高血圧の諸症状に悩まされ続けてきました。

 

降圧剤は飲みながらも、家系だから、体質だから仕方がないのか・・・と、半ば諦め気味で、サプリメントや漢方薬も色々試してきました。

 

ある日、軽い眩暈に襲われ、中々回復せず、ほぼ一日中ソファーに横になっている日が続き、とうとう義母の四十九日法要にも行くことが出来せんでした。

 

悶々としていた時に、縁あって娘の通う「清明院」にお世話になることになり、初日は這う様にして出かけて行きました。

 

初診は問診、診察、治療合わせて3時間。

 

体力がもつかどうか不安でしたが、治療後、かなり身体が楽になり、付き添ってくれた娘と久しぶりにお茶をして帰れる程になりました。

 

毎回、確実に元気になっていくのを実感していたので、私に“キャンセル”という選択肢はありませんでした。

 

猛暑日も台風の日も何より優先して通い続けました。

 

お陰様でかなり元気になりましたので、来週には義母のお墓参りに熊本まで帰ります。

 

病院通いは、私にはストレスでしかありませんが、「清明院」に通うことは楽しみで、予約日が待ち遠しくて仕方ありません。

 

東洋医学は以前から信頼しておりましたが、とりわけ「清明院」の鍼一本の治療には驚いてしまいます。

 

竹下先生、スタッフの皆様、本当に有難うございます。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

最後に紹介してくれた娘に“有難う!”。

 

 

【清明院からのコメント】

 

 

本症例の初診は2016年の7月、当該患者さんの娘さん(清明院の患者さん)からの紹介でした。

 

最初に来られたのは娘さんで、娘さんが短期間でずいぶんよくなったので、お母様を紹介して下さいました。

 

主訴は高血圧に伴う、眩暈を中心とした諸症状です。

 

清明院では日常的によく診る症状です。

 

原因不明(本態性)の高血圧症の患者さんというのは、症状の原因がよく分からず、対処方法がよく分からない不安感、

 

また今後、高血圧によって脳卒中や心筋梗塞を起こす不安感、またさらに、一生降圧剤を飲む憂鬱さを抱えている方が少なくなく、

 

その不安感や憂鬱さから、諸症状をより増悪させているケースが多いです。

 

こういうものに、鍼灸がとてもいいです。

 

降圧剤から離脱できたケースもあります。

 

初診時、「肝胃不和」と弁証し、治療すると、直後に症状が劇的に楽になりました。

 

そのまま週2回ペースの治療を継続し、8診目には非常に良好な状態となりました。

 

現在ではメンテナンスのため、治療を継続しております。

 

「通院が楽しみになる。」

 

これが本来の医療でしょうね。

 

 

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北里大学教員勉強会感想 1

2016.08.08

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いやー、先週末は激動の二日間でした。。。

 

 

土曜日の朝から満タンの予約表をせっせとこなし、二人の新患さんもせっせとこなし、終わるやいなや、ダッシュで北里大学に直行し、

 

勉強会の後、懇親会、二次会と参加し、遅くに帰宅し、翌朝、日曜日も朝一から勉強会、そのあと、勉強会で偶然久しぶりにお会いした先生と呑みに行き、

 

再び遅くに帰宅。。。

 

 

そしてあっという間に今日、月曜日になってしまいました。

 

 

関西に勉強会に行くときは、新幹線による移動時間があるので、その間寝れたりとか、インターバルがある感じなんですが、

 

今回の様に東京だと、ずーっと休みなく動いて、頭も気も使っている感じで目まぐるしく、なかなか草臥れました。(笑)

 

 

でもまあ、教員の先生方のための勉強会なんて、週に一回、2コマだけチョイチョイ講義しているだけのエセ教員である私が参加するのは、

 

場の雰囲気や講義の話題も含めて、実に場違いな感じがしましたが(苦笑)、今回、たまたま御縁があって参加したからには、

 

全力で参加するのが私の流儀、礼儀です。

 

 

しかも今回の場所は北里大学

 

 

日本の東洋医学の近代史を語る上で外せない場所です。

 

 

先日墓参した大塚敬節先生、矢数道明先生の魂に失礼の無いよう、気合いを入れて参加し、質問が許された、ほぼすべての講義に質問させていただきました。(笑)

 

墓マイラー 29 大塚敬節先生

墓マイラー 28 矢数道明先生

大塚敬節という人物

矢数道明という人物

 

 

土曜日の1コマ目は京都の猪飼祥夫先生

 

 

古典(千金方)におけるお灸の記載を実際にやってみた、そしたら大やけどして現実的ではなかった、というお話。

 

 

こういうことは、色々な古典において、けっこうあるんじゃないかと思います。

 

 

現代日本人と古代中国人では衛生観念も身体感覚も、鍼灸に対する認識もすべて違います。

 

 

現代日本の、しかも「その土地、その環境の」患者さんを治療する訳ですから、それに合わせないといけませんね。

 

 

もちろん、伝統の本質は外さないように、です。

 

 

2コマ目は、この業界では知らない人はいないであろう、大学者の真柳誠先生による講義。

 

 

僕のブログでも、真柳先生の研究室のサイトの情報をどれほど活用させてもらっているか。

 

 

スゴイ研究者です。

 

 

今回の講義は、みんなが現代でも使っている、色々な漢方薬の成り立ちの歴史の、分かりやすいお話でした。

 

 

我々がバイブルにしている『黄帝内経』『難経』『傷寒論』の医学は、宮廷医学であったに違いない!というご意見、

 

細かい時代考証、なるほどなー、と思いました。

 

 

僕としては気になる「三陰三陽」に関して質問させていただきましたが、イマイチ消化しきれていないので、後ほどまたこのブログで整理しようと思います。

 

 

3コマ目は森之宮医療大学長野仁先生の講義。

 

 

経絡がなぜああいう配列で並んでいるのか、経穴がなぜああいう配列で並んでいるのか、という素朴な疑問を、講義の中で御本人も仰っていたように、

 

「妄想」した内容の講義でした。(笑)

 

 

僕も東洋医学に関する妄想は大好きなので、参考になるところがありましたね。

 

 

まだ色々と聞いてみたいことがあるので、またどこかで会ったら聞いてみようと思います。

 

 

二日目の感想に続く。。。

 

 

 

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「病膏肓に入る」

2016.08.03

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有名な言葉で、「病膏肓(やまいこうこう)に入る。」という言葉があります。

 

 

これの出典は『春秋左氏伝』だそうです。

 

 

『春秋左氏伝』とは、孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』の代表的な注釈書の1つで、紀元前700年頃から約250年間の歴史が書かれている本のことです。

 

「孔子」という人物 参照

 

 

「病膏肓に入る。」の意味ですが、「膏肓」とは薬も鍼も届かない、人体の非常に深い部分のことを言い、治療が困難な場所であり、

 

そこに病が入り込んだということから、病気が重くなって治療のしようがないことを意味しました。

 

 

そこから転じて、あることに熱中しすぎて手がつけられなくなることも同じように言うそうです。

 

 

用例としては、

 

「彼は病膏肓に入るほどのギャンブル好きである。」

 

などと使われるそうです。

 

 

 

 

僕ら鍼灸医学の立場で考えると、上背部に「膏肓」という重要な経穴があります。

 

 

僕も以前、学生さんから、

 

「”膏肓”という経穴と、”病膏肓に入る”といった時の”深い部分”というのは、関わりがありますか?」

 

と聞かれたことがあります。

 

 

実はこれはなかなか、難しい問題なのです。

 

 

また、有名な『黄帝内経霊枢 九鍼十二原(1)』の中に、「膏之原は鳩尾、肓之原は脖胦。」という言葉があります。

 

 

これらのことを、細かく考察していくと、実は膨大な勉強が必要になります。(苦笑)

 

 

実は今日、手もとに、日本伝統鍼灸学会の雑誌『伝統鍼灸』第43巻1号が届きました。

 

 

ここに、(一社)北辰会の学術部長、奥村裕一先生の研究論文が載っています。

 

 

上記のテーマについて、実に詳しく研究、調査して下さっています。

 

 

・・・まあ、詳しく知りたい人は、読みましょう☆(*‘∀‘)

 

 

何度も何度も読み、引用参考文献まで調べる価値のある、実に読み応えのある論文です。

 

 

 

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弱い者いじめ

2016.07.27

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相模原で、ヒドイ事件がありましたね。

 

 

今回のは「弱い者いじめ」の極みのような、最低の犯罪ですな。

 

 

障がい者の寝込みを襲うなんて、普通じゃ考えもつかない極悪非道です。

 

 

犯人が薬をやっていたのか、また、薬をやっていたことが今回の犯罪に引き金や原因になっているならば、問題の根は非常に深く、深刻です。

 

 

結果的にああいうモンスターが生じた、薬を厳しく取り締まらない社会システムの方にも、落ち度があるのかもしれません。

 

 

あの犯人に対して、自分が間違ったことをした、悪いことをしたと、納得させることなんて、出来るのでしょうか。

 

 

 

 

僕ら医療人は、弱いもの(病気で心身の弱った人)を助けましょう、という仕事。

 

 

そりゃあ聖人君子じゃないから、約束を守らなかったり、失礼な患者さんとかには、正直、腹が立つことだってあるし、

 

神様じゃないので、全ての病人を完璧な形で助けてあげられるわけではないです。

 

 

それでもどうにか、少しでも困った人の力になれるようにと、日々精進しつつ、やっているつもりです。

 

 

しかし、その一方で、ああいう考え方を持ち、ああいう風に行動するヤカラも居るんだねー。。。

 

 

 

なんだかなー。。。

 

 

 

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日本中医学会に行ってみようと思います

2016.07.15

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ちょっと先の話になりますが、9.17(土)、9.18(日)の二日間、東京都江戸川区にあるタワーホール船堀にて、

 

日本中医学会という学会の学術大会が行われます。

 

DSC_0042

 

 

中医学というのは、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードとなっております。

 

カテゴリ 「中医学」 参照

 

 

1949年に、現、中華人民共和国が建国されました。

 

 

言うまでもなく、統治機構は共産党一党独裁体制です。

 

 

そして、1955年、北京中医薬大学任応秋教授『中医的弁証論治的体系』という論文を発表して以来、中国によって盛んに主張されるようになったのが、

 

いわゆる”現代中医学”というものです。

 

(この辺の細かい歴史的背景についても、機会があったら語りましょう。)

 

 

そして、1972年、米国のニクソン大統領が訪中し、同年、日本の田中角栄首相日中国交正常化して以来、日本にも本格的に中医学が入ってきました。

 

 

中医学の輸入に対しては、当然ながら日本の東洋医学業界にも、批判や否定、あるいは肯定などの、実に色々なリアクションがありましたが、

 

今から約50年前から、これを積極的に取り入れ、実際の鍼灸臨床レベルにおける、さらに高次元な「日本的な応用」を試みてきたのが、

 

北辰会代表、藤本蓮風先生だと思います。

 

 

・・・まあ、僕も一応、日本中医学会の会員ですので、日曜日のみですが、行ってみようと思います。

 

 

 

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最近観た映画

2016.07.11

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最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます。(笑)

 

 

映画はいいですねー☆

 

 

今回紹介するのは、いつもよりも少々「重い」映画です。(苦笑)

 

 

まあたまには、そういうのもいいでしょう。

 

 

ヒメアノ

 

 

『稲中卓球部』で有名な古谷実のマンガの、実写映画化。

 

 

森田剛君の演技が、素晴らしい。

 

 

そして、イジメ、よくない。

 

 

ラストシーンで泣いた人が多いのがよく分かる、何ともやるせない作品。

 

 

「イジメ」たことのある人、「イジメ」られたことのある人、「イジメ」を傍観、あるいは見て見ぬふりをしたことがある人には、

 

全員に観て欲しい映画です。

 

 

今回のナンバーワンかな。

 

 

ディストラクションベイビーズ

 

 

これは、柳楽優弥の演技が素晴らしい。

 

 

役中の目つき、態度、言葉、言い方、素晴らしい。

 

 

まあ、この映画は、冒頭から終わりまで、ずーっと暴力。

 

 

それも不条理な。(苦笑)

 

 

不条理な暴力なんて、この世にあってはならないけど、実際にあるのが世の中。

 

 

人間世界。

 

 

クリーピー 偽りの隣人

 

 

西島秀俊と香川照之の、『MOZU』コンビの作品。

 

 

香川照之の不気味さ加減がいい。

 

 

周りの、一般的ないい人たちは、こういう狂人が身近にいきなり現れると、この映画の出演者たちのように、案外逆らえないのかもしれません。

 

(・・・まあでも、薬使ってるからなー。。。)

 

 

ちょっと強引なストーリーの進め方が目立ち、やや感情移入しにくかったけど、俳優陣の演技がうまく、良しとする、って感じ。

 

 

日本で一番悪い奴ら

 

 

綾野剛主演、実話を元にした映画。

 

(綾野剛、いいねー。『新宿スワン』もよかったけど、これもいい。)

 

 

しかし、これが実話とは、恐ろしい。

 

 

戦後(戦前から?)ずーっと、ロシアなどの外国と日本の、武器や覚せい剤の密輸ルートというのは繋がっており、

 

何とそれに警察(北海道警)も関わっているという、日本の闇部分を攻めた作品。

 

 

警察、ヤクザ、海外のマフィア・・・。

 

 

それらが密接に繋がっている現実。。。

 

 

コワいねー。。( ゚Д゚)

 

(この事件に関わったであろう北海道警の幹部は、今でも何ら罪に問われていない。)

 

 

でも何と言っても、覚せい剤はダメですよ、やっぱり。

 

 

 

 

まあ今回の映画は、どれも重かった。。。

 

 

でもそういう、「重いテーマ」について考えさせてくれるというのも、映画の良さ。

 

 

「イジメ」「殺人」「暴力」「覚せい剤」「不正」どれもダメなんだけど、実際にあるんですよねー、世の中ってやつは。

 

 

そーゆーのと関わらずに生きれたらいいけど、何かの拍子に、そういうものと関わってしまう可能性がないではない。

 

 

平穏無事というのは、ある意味奇跡なんですね。。。

 

 

まあ今回紹介した作品は、どれも重い映画で、観たらキツイ人も多いと思うけど、耐える自信のある人にはお勧めです!!

 

 

映画最高!!!

 

 

 

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