東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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善怒(ぜんど)とは①

2023.08.22

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「善怒(ぜんど)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
善怒(ぜんど)とは、理由もなくイライラして怒りっぽく、自制できない状態のことをいいます。
 
 
 
他にも「喜怒」、「易怒」とも呼ばれることがあります。
 
 
 
弁証分類は主に4つあり、次のとおりです。
 
 
 
1.肝鬱気滞の善怒
 
2.肝胆火旺の善怒
 
3.肝脾不和の善怒
 
4.肝腎陰虚の善怒
 
 
 
まずは「肝鬱気滞の善怒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
『素問・霊蘭秘密典論』に「肝は将軍の官たり、某慮出づ」とあるように、肝は条達を好むため、抑うつされると肝の疏泄が失調し、怒りを生じます。
 
 
 
情緒の抑うつ、過度の思考、欲求不満などの原因により肝鬱が起こると、肝気が上逆して怒りが発生します。
 
 
 
『素問・四時刺逆従論』に「血気上逆すれば、人をして善く怒らしむ」と記載がある通りです。
 
 
 
弁証のポイントは、イライラして怒りっぽいことに加えて、両側胸脇部の脹った感じ、善太息などの気滞の症候があり、
 
 
 
精神的刺激によって突然怒り出し、怒りが抑えきれないときは失神することもあることです。
 
 
 
『素問・生気通天論』に「大怒すればすなわち形気絶えて、血は上にとどこおりて人をして薄厥せしむ」と記載されており、このことを示しています。
 
 
 
脈の初見としては、弦脈で有力となります。
 
 
 
治法は、舒肝理気を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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