東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2025.05.28

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『汗』について書いていきます。

 

 

 

D.  表証における汗の有無

 


1) 有汗:表寒虚

2)無汗(汗が出る筈の時に出ないものをいう):表寒実

 

 

 

E.汗のかきかた

 

1) 自汗 spontaneous sweating

 


労働や厚着、暑い気候によらず、日中普通にしていても汗が出ること。

 

 

あるいは少し動くだけで、かなりの汗が出る状態のこと。

 

 

体表を守る衛気(陽気)には、腠理の開閉によって汗の分泌を調節する働きがあります。

 

 

この衛気の不足によって腠理が開き、汗が出るのが自汗です。

 

 

気虚の証明に用いられることが多いですが、果たして気虚による自汗なのかどうか、他の所見と照らし合わせる必要があります。

 

 

営衛不和、風湿傷表、熱盛陽明、暑傷気陰、気虚、陽虚。

 

 


2) 無汗 absence of sweating

 

 

発汗(無汗症と同じ)の異常な不足または欠如のことで、厳密にいえば「汗が出る筈のときに出ないもの」を指します。

 

 

表寒実、気滞等。

 

 

3) ねあせ(盗汁) night sweating

 

 

入睡時に発汗し、目が醒めると自ずと汗が止まるものをいいます。

 

 

陰虚で発症することが多いとされています。

 

 

睡眠中というのは、日中の活動中活発にめぐっていた気血津液の動きが緩慢となって、内へ内へと温存させるべく収蔵される時間帯となります。

 

 

つまり、活動中よりも相対的に皮表における気の固摂機能が低下しやすい状態となっています。

 

 

このときに、陰虚(陰の力、すなわち固摂や収斂する力が不足している状態。その程度によっては、陰虚内熱となって虚熱が旺盛)であれば、津液が漏れ出やすくなったり、虚熱によって津液が蒸されて排出されます。

 

 

覚醒し、活動しはじめると、気血の巡りが一気に活発化すると皮表における固摂機能も高まり、津液が漏れ出なくなり、発汗が治まります。

 

 

これが陰虚による盗汗の基本的なメカニズムです。

 

 

また、陽明熱盛の状態においては、陽気が有余となり、陰の時間帯(夜間)になっても相殺されることなく内熱によって津液が蒸し出されて盗汗が起こることがあります。

 

 

他には、以下のものでも盗汗が起こります。

 

 

・心血虚(心血不足により心気が浮越して心液である汗が蔵されずに外泄する。)

 

 

・湿邪阻遏(運化失調したために湿が生じ、湿が気の流通を障害して升降失調をひきおこして発生)

 

 

・邪在半表半裏(外邪が侵襲して表証が解さず少陽に伝入すると、半表半裏を阻滞して邪正が交争し、津液を外部に押しやるために発生)

 

 

 

 

次週に続きます!

 
 
 

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房


 

 

 

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