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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回のお話はコチラ。
あっという間に、11月も終了してしまいますね。
蜜柑湯の作り方を、ご紹介していきます。
1.旬の蜜柑を食べた後、果皮を陰干ししておきます。
2.蜜柑の皮を、ガーゼか木綿の袋に入れて、風呂に浸してあっという間に出来上がり。
蜜柑の皮ですが、1個や2個ではなく、10~20個位が望ましいようです。
そんなに蜜柑はたべられません!
乾かすのは面倒!
という方には、漢方薬局に行くと、「陳皮」という蜜柑の皮を乾燥させた漢方が販売されていますので、そちらをどうぞ。
古くから蜜柑湯に入ると「身体がよく温まり、風邪を引かない」と言われていますが、その秘密は果皮にあります。
果皮には、柑橘類特有の爽やかな香気を放つリモネンという精油成分が含まれています。
リモネンは血行促進作用があるので、蜜柑湯に入るといつまでも身体は温かく、湯冷めしません。
入浴することにより身体が温まり、蜜柑の香気でリラックス効果が得られ、寝つきもよくなります。
また果皮は、クエン酸やビタミンCも含んでいるので、美肌効果があります。
甘く爽やかな香りを楽しみながら、風邪も引きにくくなり、美しくなれるのですから、女性にはうれしい風呂です。
是非是非お試しください!
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こんばんは。齋藤です。
台風凄かったですね。
自然の恐ろしさを改めて思い知らされました。
被害に遭われた方の一刻の早い復旧を願います。
10月に入りもう3週目になりましたので、季節湯をご紹介したいと思います。
10月の季節湯は生姜湯です!
飲む方じゃありません笑
生姜には体を温める効果があることはよく知られていますね。
食べたり、また飲み物に入れたりと、普段の生活に取り入れている方も多く、女性に大人気の食材ですね。
今回は、それをお風呂に入れちゃいます。
まずは歴史からです。
生姜は、なんと紀元前300年前から栽培されている、歴史ある植物です。
熱帯地域の原産で東洋では古くから分布し、乾ショウガとして古来ヨーロッパにも輸出されており、日本でも天平年間(729~749) にはすでに渡来していました。
「しょうが」は、一般的に「生姜」と書きますが、「生薑」「薑」とも書きます。
「薑」は「はじかみ」とも読み、生姜の古名(別名)なのですが、皆さんご存知でした?
また、古来より山椒(さんしょう)の「椒」の字も「はじかみ」といっておりました。
生姜は、生薬としての生姜(しょうきょう)や蒸して乾燥させた乾姜(かんきょう)、それにそのまま乾燥させた乾生姜(かんしょうきょう)として中国より伝来したので「呉のハジカミ」、対して山椒は日本古来の「和のハジカミ」と呼ばれていました。
深い歴史があったのですね。
古来ハジカミといわれていますが、ハジカミは、根の辛いものをさす言葉で、必ずしもショウガだけをいうものではありません。
生姜にまつわる行事も日本各地で沢山あり、石川県には波自加彌神社(はじかみじんじゃ)という日本で唯一香辛料の神様をお祀りする神社もあったりします。
続く
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