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こんばんは、松田です☆”
けっこう朝晩はひんやりとして寒い日も出てきましたので、朝起きたら風邪ひいていたということにならないよう気を付けましょう。
先日、課外授業ではりきゅうの道具づくりをしました。
その道具とは、お灸の種類で和紙などの紙を筒状にしその中にもぐさを詰めた棒灸というものがあり、今回はそのカバーと火を消すときの壺(火消し壺)を作りました。
用意するものは、工芸用の粘土、水、新聞紙だけです。
まずは、作り方の動画を学生さんに見せて、その後こちらで用意した見本を見せ、そして各自思い思いに作成していきます。
形としては、タジン鍋みたいな形をしており、動画や見本を見せているので、大体の感じはつかめると思うのですが、人によって形や大きさ、雰囲気が全然違い非常に面白かったです。
また作成中に、一言もしゃべらずに黙々と作っている人もいれば、全然出来ないとかこういうの向いてないとか言いながらも結果的にはきれいなものを作っている人もいました。
始めは大胆に最後は繊細に作る人、最初から最後まで慎重に作る人など色んな人がいました。
また、普段そういうイメージはないのに、周りからみれば普通に出来ているものを一度壊してまた作り直している完璧主義な人もいましたね。
あとは、乾燥させて、オーブンで焼いたら完成です。できるのが楽しみです。
ものづくりは、その人(作り手)の思い(考え)がそのまま具現化されるので、自分の思いや理論を道具に乗せて行う鍼灸治療と似ているなと思いました。
治療も治療者それぞれの個性やセンスが多分に関わってくるので、直接手で触れて行うものづくりはそのセンスが磨かれるのではないかと思いました。
次の課外授業では、棒灸自体を作成します。そして、自分で作った棒灸カバーを使って実際にお灸をしていきます。
道具を一から自分で作るのも楽しいものですね。
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こんばんは、松田です☆〃
先日、体が熱くてのぼせていたので、ガリガリ君を食べたところ体が一気に冷え、その日はよく眠れました。やっぱり、夏のガリガリ君は最高です。(笑)
先日、有明医療大学の先生をお招きして、パルス(電気治療)の特別講演を行って頂きました。
講演自体は、パルスの基礎知識を説明して頂き、筋パルスと神経パルスの華麗な実技を見せて頂き、非常に勉強になりました。
今回、先生の助手として来て頂いた方が、モンゴルの女医(鍼灸ができる医者)で、さらに日本の鍼灸を勉強したいという事で、有明の学校で勉強し、卒業してさらに勉強しているという方でした。
助手の先生を紹介する際、モンゴルの鍼灸事情について説明して頂きました。
モンゴルでは、元々伝統医療として鍼灸や漢方があり、ただ鍼灸を行うには、モンゴルに一つしかない教育機関で勉強しなくてはならず、そこで鍼灸の資格を取得しないと普通の医師や歯科医師では鍼灸治療を行えないという事でした。
(ちなみに、ソビエト連邦下だった頃は、西洋医学しか行えず、伝統医学はいったん途絶えていた歴史もあるようです)
その学校で6年間学び、卒後2年の研修を経て鍼灸を行える医師の資格が与えられるようです。
治療学は、中医学のみの教育で、証に基づいてツボを選び、治療を行うスタイルという事でした。
お灸は、棒灸(もぐさを紙に詰め筒状にしたもの)や灸頭鍼(鍼を刺して、鍼の頭にもぐさをのせて鍼とお灸の両方を行うもの)などを用いて行い、直接皮膚に据えるお灸は行っていないようです。
また、モンゴルでは鍼灸を行う人は医者であるため、鍼灸を学ぼうという時点で医者になるわけなので、スタート地点でのモチベーションや基礎学力が非常に高い状態で入ってくるそうです。
今回、モンゴルの鍼灸事情を聞いて、日本の鍼灸学校の教育環境(システム)や入学してくる学生さんの意識や基礎学力とは随分違うなと驚きました。
日本の鍼灸学校3年間の教育では全然足りないので、他の国のように国をあげて鍼灸医師としての教育機関にするべきだと思います。
西洋医学の医者、東洋医学の医者と両方いて良いと思います。
実現する可能性があるかどうかは分かりませんが、今は少しでも質の高い鍼灸師になれるように勉強し、また教育についても学生さんの質を上げるためにしっかり頑張っていきたいと思います。
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