東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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お小水の状態③

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は前回の続きで「排尿状況とその意味」について、お話していきたいと思います。

 

 

 

前回のお話はこちら

 

 

 

お小水の回数が周囲と比べて多い、少ない場合、即病的なものとは判断出来ません。

 

 

 

水分摂取量、大便の性状、発汗量を確認し、津液の出入りの具合を総合的に考え、お小水の状態が生理的なものなのか、病的なものなのかを判断しなければなりません。

 

 

 

下痢して陰分を失っているはずなのに頻尿であったり、頻尿になってから便秘になっていたり、水分摂取量が増加してから頻尿になっていたり、水分をとっていない割に頻尿であったり…

 

 

 

様々なケースがあり、必ずしも「頻尿=病理」とは限らないため、丁寧にお話をお聞きしていきます。

 

 

 

頻尿に伴い尿量が減少して、かつ尿の色が濃く、尿意切迫や排尿痛がある場合は、下焦湿熱。

 

 

 

頻尿だが色が透明、夜間尿がある場合は、下焦虚寒。

 

 

 

頻尿かつ大便が乾燥して硬くなる場合は、脾約の可能性が高くなります。

 

 

 

(※「約」とは、斂約、拘束、束縛といった意味があります。

脾が弱って運化機能が低下することで、津を化すことが出来なくなり、腸内で津液が不足し、大便が乾燥して硬くなり出にくくなる病のことを指します。)

 

 

 

お小水の回数が、尿量に関係なく、昼夜問わず1日に十〜数十回に及ぶものを「小便頻数」といいます。

 

 

 

西洋医学でいう膀胱炎になると、小便の回数が頻回になりますが、膀胱湿熱や腎陰虚、腎気不固により引き起こされるため、その他の情報も問診して明らかにしていきます。

 

 

 

また、尿量についてお話を聞くことで、寒熱の偏りや水湿代謝の異常の程度を知ることが出来るため、こちらも丁寧にお聞きしていきます。

 

 

 

尿量が多く、色が透明な場合は寒証、

 

 

 

透明な尿が多量に出て、冷える環境下や夜中に排尿が多くなる場合は虚寒証、

 

 

 

口渇、多飲、多尿に加えて体重が減少する場合は、消渇病(糖尿病)が考えられます。

 

 

 

嘔吐、下痢、発汗等お小水以外で津液の排出が過剰となったり、

 

 

 

内熱によって津液が消耗して津液不足となったりした場合や、津液代謝が滞って排出されない(水腫病)場合には、お小水量は少なくなります。

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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水分摂取量と飲み方

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

前回の続きで「水分摂取量と飲み方」について、お話していきたいと思います。

 

 

 

前回のお話はこちら!

口渇と口乾の違い

 

 

 

まずは、「飲み方」についてです。

 

 

 

少しずつちびちび飲むのは、脾の昇清作用が低下して、津液を十分に口内まで上昇させられなくなった場合にみられることが多いです。

 

 

 

逆に、一気にゴクゴクと飲むのであれば、内熱があり、それを冷まそうとする働きが作用していることがわかります。

 

 

 

また、潤す程度で良いということであれば、津液が停滞している可能性があります。

 

 

 

次に「水分摂取量と口渇」についてです。

 

 

 

1.口渇多飲

 

 

 

口渇して、冷たいものを多飲するということであれば、熱証、燥証、陽明証、気分証の可能性があります。

 

 

 

口渇が強く、喜冷飲であれば熱盛傷津であり、

 

 

 

非常に口渇して、多飲するものの、すぐに渇き、飲んでいる以上に小便が出る場合は、消渇(糖尿病)に相当します。

 

 

 

2.口渇少飲

 

 

 

口渇あるものの飲みたがらないか、あまり多く飲まないのは熱邪が営血分に入っている場合に起こります。

 

 

 

また、口渇して水を口に含むものの飲めない場合は、瘀血が気機を阻滞して、津液が上昇できなくなることで口渇が起こっているだけなので、実際は津液不足は起こっていない状態です。

 

 

 

口渇して冷たいものを欲するが、量はあまり飲めない場合は、湿熱証で、湿邪の比重が大きいほど飲みたがらない特徴があります。

 

 

 

口渇、少飲、熱いものを欲する場合は、陽気が虚弱で津液が口まで到達させられなかったり、下焦に虚寒があり、腎陽が弱り気化機能が失調して水津を蒸騰させて上昇させることができなくなったりするとみられます。

 

 

 

口渇して飲みたがるが、飲めば嘔吐するのは、痰飲、水飲内停の可能性が高いです。

 

 

 

水湿や痰濁が中焦に停滞して、津液の上昇や散布を阻滞することで口渇が生じますが、飲邪が内停していて少ししか飲めず、飲めばすぐに吐いてしまう特徴があります。

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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