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こんばんは!樫部です。
本日は「健忘(けんぼう)」について、お話していきたいと思います。
健忘とは、新しく体験したことを、覚えて保持する能力である記銘力が減退することで、すぐに物事を忘れてしまうことを指します。
重篤になると、話の前後が一貫せず、一瞬にして忘れてしまうこともあります。
他にも喜忘、多忘、好忘、易忘といった名称で呼ばれることがあります。
健忘は、精神薄弱による物忘れとは異なり、精神薄弱によるものは先天的な知能低下によるものとされています。
また、高齢者で体力が衰えたために健忘がみられるようになる場合がありますが、多くは生理的現象とされています。
弁証分類は主に5つあり、次の通りです。
1.腎精不足の健忘
2.心腎不交の健忘
3.心脾両虚の健忘
4.痰濁擾心の健忘
5.瘀血衝心の健忘
本日は「腎精不足の健忘」について、お話していきたいと思います。
東洋医学でいう腎の臓は、精という生理物質を蔵しています。
また、骨を主り、髄を生じますので、腎精が不足すると髄海と呼ばれる脳髄が空虚となってしまい、健忘を発症します。
特徴は、記憶力や認知能力の低下がみられ、ぼんやりする、歯の動揺脱落、白髪になり毛が乾燥して抜けやすい、筋力低下による歩行困難、舌質淡、舌苔白、脈虚などの症候がみられることです。
治法は、填精補髄を用います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは。二神です。(^0^)v
最近は雨が降ったり、晴天だったり、天候の変化が激しい日が続いていますね。
気が付けば8月も3分の1が過ぎようとしており、このままではあっという間に
8月も終わってしまうような勢いです。
時間の流れが速いと感じるからこそ、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
さて、最近患者さんとの会話の中で、最近物事があまりの覚えられない
という話がありました。
その方は特に痴呆があるわけでもなく、しっかりしている方なので、尚更、今の状態が
気になってしまっているようです。
ただ、何かを忘れることは、一概に悪い事だけではありません。
脳にはもともと記憶の喪失を促すためのメカニズムが備わっています。
実際に何をやっているかというと、記憶が保存されているシナプスの結合を弱らせたり、
時には遮断を行ったり、他にも、古い記憶の回路を上書きしていたりするようです。
脳はこのように記憶を消去することで、効率的に必要な新しい情報を記憶させている面もあります。
それは、出来事すべてを覚えていてしまうと、それこそ脳の情報処理が追い付かなくなり、
ショートしてしまいます。
人は忘れるという機能を使い、重要な大事な情報を選別して記憶に定着させているようです。
例えば、環境に大きな変化があった場合、脳の忘れるという作業があったからこそ、
新しい環境や情報に順応できるようにしていたり、事細かな情報を忘れ、
おおざっまな情報に変換することで、なんにでも使える一般的な情報に変換し、
臨機応変に対応できるようにしています。
私が小さい頃は自宅の電話番号や、複数の友達の電話番号までしっかり覚えていましたが、
携帯が普及した今となっては、全く覚えておりません。(笑)
実際に物を忘れ、記憶を曖昧なものにすることで応用の効いた物の考え方も生まれます。
例れば、何かの手料理をした時にこの料理には塩を使ったと、はっきり覚えている場合には、
次回、必ずその料理を作る時は塩を使います。
必ず、それでなければダメだという固定観念にとらわれてしまうのです。
それが、塩っぽいものを使ったなと記憶にあれば、塩じゃなくてもそれの代わりになるものでも
代用可能になります。
意外と忘れるという作業は、物事に対して柔軟に対応するためには必要不可欠な事のようです。
ただ、効率化の為の物忘れなのか、物忘れが単純に脳の機能としての低下によるものなのかは、
区別する必要があると思いますが。
ただ、一概に物忘れというものは悪いことではないという事は事実はある為、
時と場合により患者の状態をしっかり判断しなければいけませんね。
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