東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鍼灸医学史研究発表会に行ってきました!!

2018.01.09

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1.7の日曜日は、北里大学で行われた、

 

「第五回 鍼灸医学史研究発表会」

 

に参加してきました!!

 

 

鍼灸医学史研究は、近年、素晴らしい学者肌の先生方が何人か業界に出てきて下さり、ジャンジャン研究が進んでいるところだと思います。

 

 

今後、不明瞭だったことが徐々に分かっていくことでしょう。

 

 

僕はちょっと自分でやるのは苦手な分野だけに、非常に興味深く聴けました。

 

 

これを、「マニアの世界」と冷笑的に言ってしまえば、それはそうかもしれないが、誰かのプロパガンダを鵜呑みにするのではなく、きちんとした歴史観(史実)に基づいて、

 

今現在自分がやっていることや言っていること、自分の主張を顧みることは非常に重要なことと思います。

 

 

今回、一人目の演者は加畑聡子先生

 

 

若くて綺麗な、新進気鋭の女性学者さんです。

 

 

山崎宗運という江戸期の鍼医の取穴法の研究を通じて、

 

「江戸時代なりのエビデンスの取り方に興味がある。」

 

と仰ったのが印象的でした。

 

 

江戸期の医者も、それ以前の古典の内容を、当時なりの方法で批判的に吟味していたんですね。

 

 

二人目は精神科医の蒲生裕司先生『断易と五行』に関する発表。

 

 

精神科医で断易を行うとは・・・。

 

 

タダモノではない先生ですね。(笑)

 

 

僕は周易のことなら、用語レベルくらいなら少しくらいは分かりますが、断易の、しかも占術の理論となると、全くのド素人です。(苦笑)

 

 

でも今回、興味が湧きました。

 

 

「貪生忘剋」という、鍼灸臨床にも応用の効きそうな言葉を得ました。

 

(思わぬ収穫でしたね)

 

 

三人目は左合昌美先生による「霊枢の人迎脈口診」のお話。

 

 

左合先生のご著書には、お世話になっております。

 

 

まあこの脈診法は、僕自身が臨床でやっているわけではないのですが、

 

「人迎脈口診は脈状診である。」

 

という結論が興味深かったですね。

 

 

聴いた話をすべて消化しきれてはいませんが、あの考えが、『難経』独取寸口脈診にも連なっていくのでしょう。

 

 

四人目は長野仁先生による、日本最古の鍼灸の流儀書である『鍼聞書(はりききがき)』の話を北里大学の創始者、北里柴三郎と絡めたお話。

 

 

長野仁先生は、もはや日本の伝統鍼灸界で知らない人はいない、江戸期の鍼灸の文献研究のトップランナーです。

 

 

最近では「東の大浦、西の長野」とかいう言い方もあるらしい。。。(゚∀゚)

 

 

まあホントに、素晴らしい知識量、研究量です。

 

 

しかも長野先生も大浦先生も、日々実際に鍼灸で患者さんを治療しながら、研究もやっておられるのがまた素晴らしい。

 

 

今回、長野先生は九州にある北里柴三郎記念館に赴き、柴三郎が師事した橋本家の墓参をしたという、貴重な話を聞かせていただくことが出来ました。

 

 

橋本家の墓の惨状には、目を覆いたくなりましたね。

 

 

あれが先哲への扱いなのかと。。。

 

 

今度研究グループで掃苔に行かれるようです。

 

 

最後は内経医学会会長の宮川浩也先生による『沢庵禅師』のお話。

 

 

沢庵禅師は、夢分流を世に広めたと言われる、御薗意斎とも交流があったことは知られています。

 

御薗意斎という人物

「沢庵和尚(たくあんおしょう)」という人物   参照

 

 

そして、禅僧らしく「無心」というキーワードを強調しているようです。

 

 

宮川先生も、沢庵の墓参の話をしておりましたね。

 

 

なんだか、みんな墓マイラーになってきた。。。

 

 

いいことだ。(゚∀゚)

 

(それが結論☆)

 

 

・・・要するに、歴史をきちんと踏まえて、今できる最大限をやろう。

 

 

 

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