東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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全日本鍼灸学会に参加してきました!! ③

2018.06.07

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これまでのお話

 

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ①

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ②   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

全日、ラストは鍼灸実技セッション「女性鍼灸」を聴きに。

 

 

清明院も、ま~多いです、女性特有の疾患でのご来院。

 

 

PMS、PMDD、生理痛、生理不順、無月経などの月経に伴う諸症状はもちろん、つわり、妊娠中毒症、妊娠糖尿病、逆子などなど、妊娠時のトラブル、

 

不妊症、不育症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、乳癌、子宮癌などなど、清明院には、西洋医学で解決しない女性疾患でお困りの患者さんが、毎日たくさん見えます。

 

 

もちろん、上記のような新患一つ一つについて、鍼灸で全て完璧に治せるなんて主張はしませんが、鍼灸治療が介入してから、顕著に良性の変化が起こって、

 

患者さんに喜んでいただける、なんてことは、日常茶飯事として経験します。

 

 

まあ、女性特有の疾患についても、清明院では、いつも通り、四診合参の上、弁証論治するのみなんですが、他の先生方がどうやっているか、気にならないでもないです。

 

 

・・・というわけで今回、覗いてみました。(゜レ゜)

 

 

一人目は大阪の「まり鍼灸院」院長の中村真理先生

 

 

中村先生には、去年の日本東洋医学会で初めてお目にかかったのですが、とてもパワフルな先生、という印象です。

 

 

この先生の発表は、たくさんの症例をまず集積して、それを統計学的な手法でもってキチッと分類、分析して、何が言えるかを述べる、という手法であり、

 

EBMを踏まえた発表が当たり前となっている昨今、非常に参考になる発表姿勢だと思います。

 

 

また、病態把握の方法として中医学の理論と用語を採用しており、そういう意味でも分かりやすいご発表でした。

 

 

発表後、フロアの婦人科医の先生から、少々厳しい突っ込みもありましたが、それも含めて大変勉強になりました。

 

 

会場にいた人は分かると思いますが、あの突っ込み、

 

「もし僕ならどう答えるかなー・・・。」

 

と思いましたね。。。(゚∀゚)

 

 

二人目の先生は近畿大学東洋医学研究所の附属診療所の鍼灸師である井本蓉子先生

 

 

このように、医学部を持つすべての大学に当たり前に東洋医学研究所があり、そこには当然、付属の鍼灸院、付属の漢方クリニックがあり、

 

そこに多くの鍼灸師が勤務し、毎日患者さんの治療にあたる、というのが日本の標準的な姿になるといいと思います。

 

(しかも出来れば附属病院の西洋医学とも緊密に連携しながら治療にあたったら、と思います。)

 

 

井本先生は、とても優しそうな先生でした。

 

 

あの落ち着いた雰囲気は、多くの患者さんを安心させていることでしょう。

 

 

また、治療に対する一生懸命な姿勢もよく伝わりました。

 

 

女性疾患については、女性の鍼灸師の先生の方が、患者さんも相談しやすいでしょうし、鍼灸師の先生自身も、月経や妊娠出産に関しては、

 

自分の実体験を通じて、アドバイスしやすいだろうと思います。

 

 

20年前と比べたら、「女性・小児専門」と掲げた、女性院長の鍼灸院が全国にずいぶんと増えましたが、これは大変良いことだと思いますねえ。

 

 

 

続く

 

 

 

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全日本鍼灸学会に参加してきました!! ②

2018.06.06

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前回のお話

 

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ①   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

立命館の齊藤先生のNBMの講演を11時半には中座し、サブ会場である森之宮医療大学へ。

 

 

今回、メイン会場であるハイアットリージェンシー大阪と、サブ会場である森之宮医療大学とは、徒歩15分くらいの距離。。。

 

 

シャトルバスも出ていましたが、ちょうど都合のいい時間にバスがなかったので、何人かの先生方とタクシーで移動しました。

 

 

こういう大きな学会は、メイン会場とサブ会場が離れていて、移動が大変なことが多いんですよね。

 

 

よくアンケートなんかで苦情が出やすいところだと思います。

 

 

・・・まあでも仕方ないですよねこれは、学会あるあるだと思います。(苦笑)

 

 

運営サイドの先生方、大変お疲れ様でございます。<m(__)m>

 

 

12時からは藤本新風先生による日本伝統鍼灸セミナー

 

「健康・長寿を支える鍼灸学 伝統鍼灸のあり方―北辰会からの提言―」

 

の講義と実技を聴きに行きました。

 

 

新風先生の講演における提言の要点は、

 

1.日本伝統鍼灸の歴史を正確に踏まえよう

 

2.その上で、世界と日本の鍼灸の現状を踏まえよう

 

3.世界に向けて日本伝統鍼灸をアピールするならば、対話のための共通言語、用語が必要であり、TCM(現代中医学)はそれに相応しい。

 

4.1.~3.を踏まえて、北辰会方式の紹介と、症例の紹介と実演。

 

という、40分というごく限られた時間の中で、非常に盛りだくさんの内容でした。

 

 

実技では、毫鍼の実演と、打鍼の実演を見せて下さいました。

 

 

全日に来ている鍼灸師の先生方は、現代医学的な考え方で治療を行う先生方も多いことでしょうから、聴衆にとって、中医学伝統鍼灸というものに、

 

あまり馴染みのない先生方も多かったのではないかと思いますが、北辰会方式ではあのように一本鍼に持っていくまでに、様々な理論と、診察法を駆使して、

 

「もちろん主訴を鑑みつつ、より本質的な全身の大いなるアンバランス、気の歪みを調整しうる究極の一穴」

 

を選んでいる、ということが、少しは伝わったんじゃないかと思います。

 

 

その後、新風先生自ら、鍼灸の業者さんの販売ブースに移って、北辰会方式で用いるメインの鍼である

 

「撓入鍼(とうにゅうしん)」「打鍼」「古代鍼」

 

の販売メーカーであるいっしん社さんのブースにて、実技デモンストレーションを行いました。

 

(因みに、僕もちゃっかり鍼してもらっちゃいました☆)

 

 

新風先生の実技を間近で見れることはそうそうないので、聴講者にとっては、いい機会になったんじゃないでしょうか。

 

 

もちろん実技の内容は素晴らしかったんですが、広いガヤガヤした会場なのにマイクがなかったので、声が聴き取りにくく、そこは大変残念でした。。。

 

 

そして最後は実技セッションの教室に戻り、「女性鍼灸」を聴きに。

 

 

 

続く

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

2018.04.24

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4.22の日曜日は浅草で行われた(一社)北辰会スタンダードコースに参加してきました!!

 

 

今回、諸事情により午後からの参加となりましたが、年度初めということもあっていつもより人数が多かったですね。

 

 

まあ、北辰会方式の道のりは長いですが、頑張って欲しいと思います。

 

 

午後は実技訓練。

 

 

久々の顔もいましたな。(笑)

 

 

しかし、なんか今回、前日に飲んだ酒が鼻から出てくるという奇病にかかりまして、僕のコンディションがイマイチでした。(苦笑)

 

 

酒+睡眠不足+冷え、この3つが重なるとこの奇病が発生しますね。(-_-;)

 

 

もうそんなに若くないね、気をつけます。

 

 

最後は国立の蒼天堂治療院院長、尾崎支部長の「北辰会方式とは」

 

 

尾崎先生のアツい思いの詰まった講義でした。

 

 

北辰会の成り立ち、関東支部の成り立ち、中医学の成り立ち、北辰会と他流派との違い・・・、聴講された方は、何度も反芻してもらいたいと思います。

 

 

ちなみに私は今回、奇病治療のため、聴き終わったらそそくさと帰りました。。。

 

(笑・・・翌日にはキチッと治りました。)

 

 

・・・さて来月は、私も「胃の気の脈診」を喋ります!!

 

 

聴き逃がせませんぞ~~(*‘∀‘)

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコース大阪会場に参加してきました!!

2018.04.17

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15日の日曜は、北辰会の勉強会に参加してきました!!

 

 

午前中は実技訓練。

 

 

今回、脈診を中心に、徹底的な実技訓練です。

 

 

脈診するにも、体の使い方(フォーム)、指の使い方(運指)が大事。

 

 

これがきちんと出来てないと、何年やっても脈診が分かりません。(苦笑)

 

 

午後は鍼灸大仙堂院長、山本克仁先生による「北辰会方式とは」

 

 

北辰会の歴史から内容まで、分かりやすく説明して下さいました。

 

 

極めて重要なのは、

 

「北辰会は現代中医学を用語と理論のベースに置いてはいるが、本来の内経の言う”気一元”の世界観で治療を行っている。」

 

という部分。

 

 

北辰会を、単なる中医学派の一つ、と思っている方、間違っていますよ。(゜レ゜)

 

 

北辰会は気一元論、大極陰陽論という哲学的な世界観に基づく、「鍼灸弁証論治派」であります。

 

 

そして最後は藤本新風副代表による「胃の気の脈診」

 

 

実は来月、同じ内容で私が東京で講義します。

 

 

僕が北辰会にチョイチョイ出入りするようになった約20年前から、

 

「脈診と言えばアキノリ先生(新風先生の本名)。」

 

と言われるほど、昔から熱心に脈診の研究と実践を行ってこられた新風先生。

 

 

初心者用に基本を押さえつつも、なるほどサスガ!と唸る内容が随所に入った講義でした。

 

 

来月の講義内容に、キッチリ反映させようと思います。<m(__)m>

 

 

 

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経絡治療学会うたづ部会で講演してきました!!

2018.03.21

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四国の旅、二日目は経絡治療学会うたづ部会での講演です。

 

 

場所は四国医療専門学校

 

 

香川で長い歴史を持つ、専門学校さんです。

 

 

清明院元副院長である松木宣嘉先生は、現在ここの学校の教員であり、2013年から続く経絡治療学会うたづ部会のスタッフでもあります。

 

 

その御縁で、今回の講演が実現したわけですが、これを最後に、うたづ部会は休会するようです。

 

(苦笑・・・まあ、経絡治療学には香川支部という団体も存在するらしく、香川で経絡治療が学びたい人はそっちに行けばいい訳だね。)

 

 

今回、朝の10時から、夕方4時半過ぎまで喋り倒して、公開臨床やり倒して、懇親会でも二次会まで喋り倒してきました!!

 

(予定は4時まででしたが、ゾーンに入ってしまい、大幅に延長しました!)

 

 

通算12時間近く、ほとんど喋りっぱなしです。(゚∀゚)

 

 

内容は「①北辰会方式概論」~「②胃の気の脈診」~「③公開臨床」の3コマ構成でした!!

 

 

①では北辰会の簡単な歴史と、なぜ中医学をベースに置くのか、日本独自、北辰会独自の、どういった技術を取り込んでいるのか、などのお話をして、

 

②では北辰会が重視する「体表観察学」の中でもひときわ重視している「胃の気の脈診」という脈診法について、基本中の基本となる4分類や、脈状診のお話をさせていただき、

 

③では5名のモデルに対して毫鍼、打鍼、古代鍼を全てお見せするという、楽しい企画でした。

 

 

質問もたくさん出ました。

 

 

モデルさんの、鍼に対する反応も良かったです。

 

 

まああと、講義中に僕が爆笑しちゃって、腹痛くてヘタりそうになりました。(笑)

 

 

鍼の面白さが、少しは伝わったんじゃないかと思います。

 

 

 

・・・まあ、うどんもうまいし、四国最高!!

 

 

 

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症例報告が完成に向かう

2018.03.12

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去年の年末ギリギリに、学会に提出した二本の症例報告。(苦笑)

 

 

一つは熊本で行われた日本中医学会で口演発表したもの(再生不良性貧血の既往のある妊婦さんの症例)、

 

もう一つは石川で行われた日本伝統鍼灸学会で口演発表したもの(アトピー性皮膚炎の乳児の症例)。

 

 

先生方みんな、口演発表で終わり、ではなく、キッチリと詳細を文章化して、学会誌に残しておくべきだと「僕は」思います。

 

 

日本中医学会の方は、査読を受けて修正も終わり、原稿の校正作業も終わり、あとは学会誌に掲載されるのみだと思います。

 

 

日本伝統鍼灸学会の方の査読も返ってきまして、現在修正中です。

 

 

まあ、来週か再来週中には提出できることと思います。

 

 

今回、学会関係はこの二つが完全終了するまでは、何も考えないことにしようと思っていましたので、この二つが掲載されたことを見届けたら、学会関係は次の行動を考えようと思います。

 

 

今年の9月に東京で行われる日本中医学会にまた出ていくか、こないだ参加させていただいた日本東方医学会か、あるいは日本東洋医学会か。

 

 

今年は両方でなく、どっちかにしようと思います。(苦笑)

 

 

今回、後輩たちも今後、症例報告を出しやすくできるようにと、医学論文としての「一例報告」のガイドライン(CARE)のチェック項目に則った構成を心掛けつつ、

 

論文としての面白さも失わないように心がけて書きました。

 

 

掲載されたら、読んでネ☆(*‘∀‘)

 

 

 

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日本東方医学会に行ってきました!! その2

2018.02.27

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前回のお話

 

日本東方医学会に行ってきました!! その1 参照

 

 

日本東方医学会、二日目は朝から一般口演。

 

 

全部で12の発表がありましたが、鍼灸の発表が少ないこと(特に症例)と、去年の日本中医学会でもあった、大分の鍼灸師である成田響太先生による、

 

医大生への東洋医学の教育活動である「TOMO9」の活動の紹介が印象に残りました。

 

 

成田先生には去年の日本中医学会でご挨拶させていただきましたが、成田先生の活動は素晴らしいですね。

 

 

医学部生への東洋医学教育を、鍼灸師が先頭に立って、医師や大学を巻き込んでやる、これは大変なことですが、ぜひ全国に広まってほしい動きだと重います。

 

 

あとは僕も来年は、東方医学会で、出せたら症例を出そうと思いました。

 

 

研究、教育はもちろん大事だけど、それらはすべて臨床事実を基本とするべきだと思います。

 

 

こういう素晴らしい学会で、鍼灸臨床の具体的な事実が語られないのはもったいない。

 

 

午前中の最後は会頭の原山建郎先生による講演「仏教医学でとらえる東方医学のアウトライン」

 

 

原山先生とは、以前東洋鍼灸専門学校でご一緒したことがあります。

 

 

東洋医学は、その長い歴史の中で、儒教、道教、仏教を中心とした、東アジアにある様々な伝統宗教の影響を受けています。

 

 

今回はその中の仏教との関わりを中心に説明してくださいました。

 

 

ブッダと「ほとけ」「ほどく」のお話は非常に興味深かったですね。

 

 

午後は東京衛生学園の臨床教育専攻科で大変お世話になり、今でもお世話になっている兵頭明先生による

 

「認知症の人およびそのご家族を支える鍼灸治療の取り組み」

 

 

兵頭先生は、認知症の人を鍼灸で支える取り組みを10年ほど前から始めています。

 

 

これも素晴らしい取り組みだと思います。

 

 

10年が経ち、確実に全国に好影響を与え始めているようです。

 

 

最後はシンポジウム「QOD(クオリティーオブデス)を目指す東方医学」

 

 

ここにご登壇された川嶋朗先生は、藤本蓮風先生と以前からご親交のある先生です。

 

 

また現在は、私の母校である花田学園が創立した有明医療大学で教授をされています。

 

 

以前から、清明院の患者さんを何人か診て下さっていたり、ずーっと気になっていた先生です。

 

 

今回、初めて川嶋先生のお話を伺ったのですが、非常に話の上手い先生でした。

 

 

ご挨拶もさせていただき、清明院と場所が近いこともありますので、今後もお世話になることがあると思いましたね。

 

 

・・・生老病死の最終段階の「死」については、普段からあまり考える機会がないと思います。

 

 

だからなのか、いざ死を前にすると本人も家族も狼狽してしまい、なかなか受け入れられない、という現場に遭遇することが多い医師にとって、

 

どうあるべきか、どうとらえるべきか、という重要なお話でした。

 

 

僕も20代の頃から在宅医療をやっていますので、患者さんの死に直面することはこれまでにも数多くありました。

 

(もちろん今でもあります。)

 

 

当たり前ですが、一人一人個別に考える必要があり、そう簡単に答えのようなものが出るものではないけど、毎回、考えさせられるテーマであります。

 

 

今回の学会では、東洋医学にご理解のある先生が全国にたくさんいるなあ、と思いました。

 

 

以前からお会いしたかった先生方にもお会いでき、大きな収穫がありました。

 

 

今後は鍼灸も東洋医学の大きな一翼を担う医療として、まずは都心という地域レベルで、ご理解のある先生方と、協力関係を築いていけたらいいな、と思いました。

 

 

まあそうなるためには、絶え間ない高度な鍼灸臨床、学術研鑽です。

 

 

鍼を磨いて、明日からまた頑張ります☆

 

 

 

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日本東方医学会に行ってきました!! その1

2018.02.26

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2.24~25の土日は、東京で行われた日本東方医学会に参加してきました!!

 

 

土曜の夜は、熊本赤十字病院の加島雅之先生による講義「救急で使える中医学」

 

 

加島先生はこの病院の内科と総合診療科で副部長をなさっている、頭脳明晰な、素晴らしい先生です。

 

 

話も上手で、非常にわかりやすいです。

 

 

加島先生とは、去年熊本で行われた日本中医学会で初めてお目にかかりましたが、時間がなく、ご挨拶できておらず、

 

その後、石川で行われ日本伝統鍼灸学会の際にも時間がなくご挨拶できず、という感じだったので、今回こそは、と思っていました。(笑)

 

 

今回は、講義でも質問させていただくこともできましたし、講義後の懇親会でもお話しさせていただくことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 

(去年の心残りが解消されましたネ(^^♪)

 

 

・・・まあ、病院での東洋医学の実践は、東洋医学的な所見に加えて、西洋医学的な所見や病態把握も同時に、即時的に追うことができ、

 

西洋医学的に打つ手なし、と完全に分かった上で治療に入れるので、僕らからすると羨ましい側面もないではないです。

 

 

ただ、あくまでも常に西洋医学的な標準治療が優先され、それでダメだった場合に中医学、漢方、という流れになるので、

 

そこは僕らとの違いですね。

 

(しかもここに鍼灸を積極的に入れた方がいいと思いますが、そこはなかなか難しいようですね。。。)

 

 

僕らのところには、時に西洋医学的な標準治療よりも東洋医学、鍼灸を選択する患者さんが見えます。

 

 

そこで安定的な効果を得ることができれば、むしろ東洋医学の方が標準治療になるのに、と思うことも少なくないです。

 

 

まあそういうことは、これから徐々に徐々に、ってところなんでしょう。

 

 

今回の講義では、急性疾患、急性症状ほど、弁証と治療が分かりやすい、と仰ったのが印象的でしたし、五苓散に対する考え方などは、

 

さすが現代の医師!と思ってしまいました。

 

 

他にも、ここには書ききれないほどの示唆をいただきました。

 

 

加島先生には、今後も日本の東洋医学を、陰に陽に、牽引していってほしいと思います。

 

 

続く

 

 

 

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暈厥(一過性の意識障害)と東洋医学 4

2018.02.17

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前回のお話

 

暈厥(一過性の意識障害)と東洋医学

暈厥(一過性の意識障害)と東洋医学 2

暈厥(一過性の意識障害)と東洋医学 3   参照

 

 

では続きいきましょう。

 

 

◆暈厥の治療

 

 

前回書いた通り、こないだ先輩の起こした暈厥は、当日の過ごし方、倒れた際の情報から、「痰濁上擾>血虚」である可能性が高そうだ、という仮説を立てました。

 

(あくまで仮説です。)

 

 

・・・これがもし真であれば、どういう治療があり得るでしょうか。

 

 

『症状による中医診断と治療』では、痰濁上擾であれば治療は行気豁痰で、方剤は導痰湯、と出ています。

 

 

方剤については、神戸中医学研究会『中医臨床のための方剤学』によれば、導痰湯は、厳用和(げんようわ 南宋:13世紀)の『済生方』に出て来る方剤で、

 

半夏・天南星・枳実・茯苓・陳皮・炙甘草・生姜を含むもので、清代、程国彭(ていこくほう)『医学心悟』に出てくる、有名な半夏白朮天麻湯と似た方剤なんですが、

 

天南星枳実によって、痰に対する去痰効果は強く、脾虚に対する配慮は薄いものと言えます。

 

 

因みに天南星はサトイモの仲間、枳実はミカンの仲間です。

 

 

身近!!(゚∀゚)

 

 

・・・ですので、この場合、背後に一定の血虚があった可能性が高いので、導痰湯よりも半夏白朮天麻湯の方がいいのかもしれません。

 

 

また、同書には、血虚の場合の治療は生脈散人参養栄湯、と出てきます。

 

 

生脈散は、金元の四大医家の一人である李東垣(りとうえん 1180-1251)の『内外傷弁惑論』に出て来る方剤で、麦門冬・人参・五味子が入っており、

 

気陰を補って脈を生じる、という意味でこの名前がついているようです。

 

金元の4大医家 李東垣(りとうえん)  参照

 

 

これは思いっきり補(扶正)に寄せた薬で、今回のように実が中心の場合は、あまり適さないと思います。

 

 

人参養栄湯は宋代の『和剤局方』に出て来る方剤で、人参・桂枝・地黄・茯苓・白朮・黄耆・当帰・芍薬・甘草・遠志・五味子・陳皮の入ったもので、

 

有名な十全大補湯を少しアレンジして、心の臓肺の臓にも効くように調整された薬だそうです。

 

心・小腸

肺・大腸 参照

 

 

まあこれも、思いっきり補法に寄せた薬なので、今回のような実が中心の場合には適さないと思います。

 

 

・・・そう考えてくると、ここに挙げた薬の中では、半夏白朮天麻湯が一番いいのかな、と読めます。

 

 

まあ僕は薬に関しては全くの門外漢なので、この辺は正直分かりませんが。。。

 

(詳しい先生、ぜひご意見聞かせて下さい。<m(__)m>)

 

 

・・・で、翻ってこれを鍼灸で考えると、色々な経穴が浮かびます。

 

 

裏の血虚に配慮しながら、痰濁を取る、これにはどんな方法があるでしょうか。

 

 

 

続く

 

 

 

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「弁病」について

2018.02.05

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中医学の用語の中に

 

「弁病(べんびょう)」

 

という言葉があります。

 

「弁証」と紛らわしいね~~(~_~;))

 

 

これは読んで字の如く、

 

「東洋医学的な”病名”を”弁(わきま)える”」

 

ということです。

 

 

中医学では、例えば喘息のことを

 

「哮喘(こうぜん)」

 

と呼んだり、胃痛のことを

 

「胃脘痛(いかんつう)」

 

と呼んだり、顔面神経麻痺のことを

 

「口眼喎斜(こうがんかしゃ)」

 

と呼んだりと、言わば、

 

「東洋医学における固有の病名」

 

というものがあります。

 

 

これが分かれば、その病名や症状には、どういった「病因病理」や、どういった「証」が考えられるか、ということが、ある程度、場合によっては一気に、絞り込むことが出来ます。

 

「病因病理」を含む記事

「弁証」を含む記事     参照

 

 

清明院に、初診予約の電話がかかってきたときに、西洋医学的な病名や、メインになる症状をお聞きするのは、それさえ把握できていれば、来院される前に、

 

中医学ではどのような「病因病理」「証」が考えられるのかを、あらかじめ問診を担当するスタッフが予習しておくことが出来るからです。

 

(もちろん、必ず中医学の成書に強引に当てはめて考えるわけではないですよ。参考にする、ということです。)

 

 

言わば、東洋医学的な「鑑別診断」「除外診断」が相対的に容易になるわけですね。

 

 

丸腰でいくよりは、自信もって臨めますし、対策も立てやすくなります。

 

 

またもちろん、西洋医学の病名の中には、東洋医学では未だに概念が整理されていないものもあります。

 

 

そういう場合は、西洋医学的な病名をそのまま「弁病名」とすることもあります。

 

 

こういうことをコツコツやっていくと、いずれ西洋医学の先生方ともコミュニケーションがとりやすくなると思いますね。

 

 

このようなことから、

 

「弁病」を踏まえ、

 

「弁証」を踏まえ、

 

「病因病理」の把握をして、

 

常に優先順位を考えて治療を進める、これが、

 

「北辰会方式の弁証論治」

 

をやっていく上では欠かせないのです。

 

 

 

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