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こんばんは。齋藤です。
今週の月曜日、帰宅中に雹が降ってきました。
冬ですねぇ。
寒いわけです。
それでは前回の続きです。
前回の話はコチラ。
これまでは、内経に記載されている、五輸穴に関する事を書いてきました。
今回は難経六十二難に記載されている、五輸穴に関する事を、簡単ではありますが、書いていこうと思います。
以下、六十二難の原文になります。
六十二難曰
藏井滎有五,府獨有六者,何謂也。
然、府者,陽也。三焦行於諸陽,故置一俞,名曰原。府有六者,亦與三焦共一氣也。
以下、現代語訳になります。
五臓には井榮輸経合と五種類ありますが、六腑にはそれぞれ六種類あるのはどうしてでしょうか?
六腑は陽に属しており、三焦の気が陽経の間を運行しているので、一つ兪穴が多くなっており、その名を原穴。
したがって六腑にはそれぞれ六穴がある。
これは三焦という一腑とその他の五腑とが、その陽に属する気を共通するものとするからである。
という具合に訳すそうです。
五臓には井榮輸経合と五種類あり、六腑には井榮輸経合原の六種類がありますが、この違いに関して楊玄操は「原とは元のことであり、元気とは三焦の気のことである。」と述べており、陽経の原穴が陰経にはないことを説明しています。
また黄元御も「腑に六兪あるのは、五腑の他にまた三焦という一腑があるからであり、ゆえにさらに原穴を一穴加えて配しているのである。」と説明しています。
腑における、原穴と三焦の気の関係を説明していますね。
六腑にだけ原穴を加えているのは、三焦の気化作用と関係が深いとされています。
六腑には原穴が加わり、五臓においては「輸」を「原」としていますが、その事については六十六難で述べられています。
続く。
参考文献
『難経解説』 南京中医学院=編 戸川芳郎=監訳 浅川要・井垣清明・石田秀実・勝田正泰・砂岡和子・兵頭明=訳 (東洋学術出版)
『難経の研究』 本間祥白=著 井上理恵=校閲 (医道の日本社)
『難経鉄鑑』 伴尚志=訳 広岡蘇仙=著 (たにぐち書店)
『ハイブリット難経』 割石務文=著 (六然社)
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