東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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善怒(ぜんど)とは③

2023.08.29

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「善怒(ぜんど)」の続きで、「肝脾不和の善怒、肝腎陰虚の善怒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら
 
 
 
まずは「肝脾不和の善怒」についてです。
 
 
 
脾は肝の疏泄によって初めて正常な機能が維持できます。
 
 
 
肝陽が亢進すると容易に脾を克して運化を失調させてしまい、また脾虚があるときはより肝気の相乗を受けやすくなり、肝脾不和の症候が生じます。
 
 
 
『景岳全書・論治』には、「……肝木の気は必ず脾土を犯して、胃気は受傷し、飲食を嘚するを致す……、これ必ずしも肝に重からざるゆえんにして、重きはまさに脾に在るなり」と述べられているとおりです。
 
 
 
弁証のポイントは、イライラして怒りっぽいのに加えて、食欲不振、泥状便、腹部膨満感、倦怠無力感などの脾虚症候や、
 
 
 
両脇が脹る、心窩部の不快感、悪心、口苦などの気滞の症候がみられることです。
 
 
 
この場合、脈は弦で無力となりやすいとされています。
 
 
 
治法は健脾抑肝を用います。
 
 
 
次に「肝腎陰虚の善怒」についてです。
 
 
 
肝腎は同源であるため、腎陰不足があり肝陰を滋潤できないと、陰虚のために肝陽が上亢してしまい、目眩やイライラして怒りっぽい症状が出現します。
 
 
 
弁証のポイントは、腰膝酸軟、潮熱、盗汗、五心煩熱、脈細数、舌質紅、舌苔少といった腎陰虚の症候がみられることです。
 
 
 
その他にも、浅眠、多夢、胸脇部の不快感がみられる特徴があります。
 
 
 
治法は滋補肝腎を用います。
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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