お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2024.05.05
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは 謝敷です
今日はこどもの日ですね!
連休、いかがお過ごしでしょうか。
前回は、非がん性呼吸疾患 緩和指針のガイドラインの概要をご紹介しました。
今回は、その中で参照されていた1つのシステマティックレビューの内容をご紹介致します。
「Acupuncture for Breathlessness in Advanced Diseases: A Systematic Review and Meta-analysis」
この検討では12 件、597人の患者さん
(うち、347 人が COPD、190 人が進行がん)を対象としています。
12の研究のうち、9つは鍼を、
3つは指圧を用いて、呼吸困難の重症度について検討しています。
比較対象となったのは、無治療や通常の治療(呼吸リハビリテーションや、モルヒネ)、
または非侵襲的な偽鍼、治療箇所でない部位への鍼刺激でした。
研究期間のうち、鍼治療を行った期間の中央値は25日で、
鍼治療の効果が有意となったのは、2週間以上であり、
それより短い介入(治療期間)では有意な効果は認められなかったようです。
鍼治療の内容は、参照した論文内でも異なっており、
2つの研究では中医学的な鍼による治療が行われていました。
他大部分は症状に応じた治療で、標準化された治療はありませんが、
多く使用されていたツボは、肺の経絡上にある「中府」や「魚際」
胃の経絡上にある「足三里」、大腸の経絡上にある「合谷」でした。
評価はVASやBorg Scaleという主観的運動強度を用いていましたが、
6分間歩行試験という、6分間平地を歩くことによって、
労作による肺や心臓への障害度合いを調べる試験が、
最も標準化されたツールであるとして推奨されていました。
ガイドラインにもあるとおり、
呼吸リハビリテーションや、モルヒネを使用した群と比較して、
鍼治療では、重症度が有意に減少し、
偽鍼治療と比較しても有意な改善が見られたと報告されています。
また6分間歩行試験においても、鍼治療群で有意な効果があったと報告されています。
他にも不安や、生活の質、運動能力において有意な効果があったと報告している論文もありますが、
エビデンスレベルや、結果のバラつきが課題となり、
今後さらなる研究による検討が求められています。
COPDの患者さんでは、筋萎縮や悪液質、
虚血性心疾患や心不全、骨粗鬆症、正球性貧血、肺がん、うつ病、糖尿病など
複数の疾患を患っていることが知られています。
今回のレビューでも参照された論文のうちの2つは、併存する疾患について記載していましたが、
多くが記載していないため、不明であると記載されています。
中医学に基づく治療では、こうした併存する疾患や、それに伴う症状にも変化が見られそうでね。
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④2025.07.26
気象発病学説⑦2025.07.25
試験返却2025.07.24
第3回《肺》境界をまもり、境界をひらく2025.07.23
問診に関して㊴(二便の問診⑤)2025.07.22
畏悪風寒(いおふうかん)とは④2025.07.21
2025年夏 参議院選挙2025.07.20
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告③2025.07.19
気象発病学説⑥2025.07.18
ほどよい疲労感2025.07.17
第2回《肝》停滞する部屋、動けない自分2025.07.16
問診に関して㊳(二便の問診④)2025.07.15
畏悪寒風(いおふうかん)とは③2025.07.14
血の病⑮2025.07.13
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告②2025.07.12
梅雨明け2025.07.11
茅の輪2025.07.10
第1回《脾》 整わない部屋、調えられない心2025.07.09
問診に関して㊲(二便の問診③)2025.07.08
畏悪風寒(いおふうかん)とは②2025.07.07
令和7年7月7日2025.07.06
症例報告:線維筋痛症に対する伝統鍼灸①2025.07.05
梅雨明け間近2025.07.04
言葉の奥深さ2025.07.03
整えることは、調えること2025.07.02
問診に関して㊱(二便の問診②)2025.07.01
畏悪風寒(いおふうかん)とは①2025.06.30
日本の夏はこれ2025.06.29
CONSORT声明2025⑨2025.06.28
気象発病学説⑤2025.06.27
ワクワク感2025.06.25
問診に関して㉟(二便の問診①)2025.06.24
癇(かん)とは④2025.06.23
インターホンと病因病理2025.06.22
CONSORT声明2025⑧