東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

指先の文明と、からだの古地図

2025.09.18

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

こんばんは、三鬼です。

 

 

 

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

現代人になくてはならないもの——あなたの指先にも、きっといます。

 

 

 

その小さな灯りは一日中そばにあるから、良くも悪くも体調に触れる力を持っています。

 

 

遠ざけず、盲信もせず。

 

 

光と通知、時間と姿勢に少しだけ手を入れて、からだ本来のリズムと折り合わせていく。

 

 

そのやり方を、東洋医学という古い地図でやさしく言葉にしていきます。

 

 

 

本日から、連載「指先の文明と、からだの古地図」をお届けします。

 

 

この連載の題名「指先の文明と、からだの古地図」には、二つの景色を重ねています。

 

 

指先の文明=スマートフォンという最新の窓。

 

からだの古地図=東洋医学が描いてきた普遍の設計。

 

 

新しい道具に合わせて自分を無理に変えるのではなく、古い地図を携えて今の暮らしを静かに調える——そんな願いを込めています。

 

 

 

スマートフォンは、生活の“中枢”になった

 

目覚めのアラーム、通勤の地図、仕事の連絡、家族とのやり取り、夜の読書や音楽まで。

 

 

一日の始まりから終わりまで、私たちの手の中にはスマートフォンがあります。

 

 

もはや“便利な道具”を越え、光・音・時間・姿勢を左右する生活の中枢です。

 

 

画面をのぞく角度、通知が鳴る頻度、就寝前の明るさ——その一つひとつが、からだの調子に静かに触れています。

 

・光は目と眠りを、

・音は心の静けさを、

・時間は一日のリズムを、

・姿勢は呼吸や血の巡りを。

 

 

つまりスマートフォンは、私たちのからだと日常をつなぐ接点で、毎日その“設計”に触れています。

 

 

 

 

なぜ東洋医学で読み解くのか

 

東洋医学は、数千年にわたり人の暮らしを観察し、からだと環境の関係をことばにしてきました。

 

 

「気血津液(きけつしんえき)」「陰陽(いんよう)」「五臓(ごぞう)」「子午流注(しごるちゅう)」「風寒暑湿燥(ふうかんしょしつそう)」——これらは、いまも変わらない人の反応を説明する普遍の地図です。

 

・光と闇の切り替え

・潤いと乾き

・温めと冷やし

・緊張と緩み

 

 

スクリーンや通知は新しい発明でも、からだの設計は古いまま。

 

 

太陽と月のリズムで動いていた頃と同じ仕組みで、私たちは呼吸し、眠り、温まり、冷めています。

 

 

だから、スマートフォンによって生じる不調やリズムの乱れも、この古い地図でやさしく言い当て、穏やかに戻すことができるのではないでしょうか。

 

 

 

この連載の目的

 

スマートフォンと共に過ごす日常から小さな違和感を拾い、次の二段で調えます。

 

 

①なぜそうなるのかを東洋医学の視点で読み解く。

 

②今日からできる三つの工夫にまとめる。

 

 

禁止や否定ではなく、調律のヒントとして東洋医学を手渡します。

 

 

テクノロジーを遠ざけるのでも、盲信するのでもなく、共存の角度を見つけていきます。

 

 

 

どこへ向かうか

 

「目と肝」「心神と睡眠」「首肩と風」「脾と湿」「肺と燥」「腎と電池」……。

 

 

身近なテーマを入口に、東洋医学のことばで現代の暮らし仕様の取扱説明書を編んでいきます。

 

 

最新の文明を手にしていても、私たちはいまも、光で起き、潤いで声を出し、温めと冷やしのあいだで眠る存在。

 

 

古い叡智と新しい日常をつなぐ道を、ここから静かに歩き始めましょう。

 

 

 

【参考文献】

『黄帝内経 素問・霊枢』東洋学術出版社

『難経』東洋学術出版社

張仲景『傷寒論/金匱要略』東洋学術出版社

神戸中医学研究会 編『東洋医学概論』緑書房,2019年

神戸中医学研究会 編『中医診断学』緑書房,2020年

伊藤 剛・伊藤 裕『中医気血津液学』燎原,2014年

 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 三鬼

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ