東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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カレーなるお話②

2020.03.26

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は良いお天気で、気温は暑すぎるくらいの時間帯がありましたね!

 

 

 

本日も前回の続きの話をしていきたいと思います。

 

前回のお話はこちら

 

 

 

カレーに使用されるスパイスのほとんどは、独特な香りとともに「辛味」を持ちます。

 

 

 

辛味といえば!思い出されるのは…

 

 

 

そう!『四気五味』

 

 

 

皆様は『四気五味』という、湯液(漢方)理論があることをご存知でしょうか?

 

 

 

これは、生薬の性質を大きく「4つの属性」「5つの味」に分けて考えるものです。

 

 

 

【四気】

寒、熱、凉、温

 

 

【五味】

 酸、苦、甘、辛、鹹

 

 

 

上記のそれぞれは効能が決まっており、種類がたくさんある生薬たちはこのいずれかに分類されています。

 

 

 

この理論から「辛」の効能を見てみますと…

 

 

 

辛味は「散、行」という効能を持ちます。

 

 

 

「散」は発散・発汗、「行」は気をめぐらせる、効果があります。

 

 

 

つまり、「辛味」を摂ると、気が良くめぐり、発散、発汗作用が促されことが分かりますね…

 

 

 

その他にも湯液の理論には、『帰経:きけい』という考え方があります。

 

 

 

ある物質を摂取した時に、どの経絡または臓腑に対して効果があるかのを分類する考え方です。

 

 

 

「この生薬の組み合わせだと、この臓腑とあの臓腑に効くから、この漢方薬はそれら臓腑からくる病気を治せる」と考えられます。

 

 

 

このような理論があるおかげで、多数ある漢方薬の使用方法が分かりやすく分類、整理されています。

 

 

 

では、皆様は「辛味」の帰経はどの臓腑経絡なのか、ご存知でしょうか?

 

 

 

それは「肺臓」です。

 

 

 

「辛味」を適度に摂ると、「肺」に対して良い効果があるということがいえますね!

 

 

 

(※逆に摂りすぎは臓腑を傷めてしまうので、注意が必要です。)

 

 

 

これらのことから考えると、カレーの香りがする食物を摂ることで、肺の臓を中心として、気のめぐりや気の発散を促していたのではないかと考察出来るのではないでしょうか。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

【参考文献】

基礎中医学 神戸中医学研究会

鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 緑書房

鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践編 緑書房

 

 

 

 

 

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