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2010.11.27
こんばんは、松木です。
続きを書いていこうと思います。
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その1)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その2)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その3)
本日は「無作為化比較試験(RCT)」について解説していきます。
ある病気に対してある治療法が有効であるかを調るとします。
そのためには、
1、同じ病気の人を複数探す。
2、そのなかで、治療する人、治療しない人をつくる。
3、治療後、治療した人と治療していない人を比べる。
という流れで実験するという方法が思いつきます。
この際、治療する、治療しない人を「無作為(ランダム)」に選ぶ、というのがこの実験方法の特徴です。
なぜランダムに選ぶかというと、二つの群に偏りがなるべく生じないようにするためです。
同じ病気の人といっても、人は一人一人違いますし、厳密には症状も違いがあります。
そういう人たちをグループに分けて比較するわけですから、二つのグループに偏りがあっては、実験の確かさが損なわれる可能性があるということです。
この「無作為(ランダム)」にグループ分けして、その結果を「比較する」ので「無作為化比較試験(RCT)」と呼ばれているわけです。
しかし、人間というのは、治療してもらったと感じたことで、心理的に楽になることがあります。
これをプラシーボ効果とかプラセボ効果と呼んだりします。
これが起こると、厳密にその治療法がどの程度効いたかが分かりにくくなります。
プラセボ効果ではなく、確実に治療が効いたんだ!ということを知るためには、もう少し実験を工夫しなくてはいけません。
このことについて、次回は書いていこうと思います。
つづく
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