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こんばんは。齋藤です。
蒸し暑い日が続きますね。
これから更に気温も上がってくると思いますので、室温管理などには十分お気を付けください。
さて本日7月9日、明日7月10日に浅草でほおずき市が行われます。
古くから、観音様とご縁がある日は毎月18日とされ、縁日に参拝すると、大きな功徳があると受け継がれてきました。
これとは別に室町時代以降に「功徳日」と呼ばれる縁日が新たに加えられてきました。
この功徳日に参拝すれば、100日分、1000日分の参拝に相当するご利益(功徳)が得られると信仰されていたそうです。
なんかすごいルールを作ってしまったんですね。笑
中でも、7月10日の功徳日はそのご利益が1000日分と最も多く、千日詣でと呼ばれていましたが、浅草寺では享保年間(1716~1736)頃より、「四万六千日」と呼ばれるようになり、ご利益も46000日分に相当するといわれるようになりました。
いきなり数字が増えすぎですよね。笑
ちなみに、46000という数字は、米一升分に含まれる米粒の量だからという説があるようです。
ほおずき市の始まりは愛宕神社で、千日詣にあわせて、ほおずきが売られていました。
「ほおずきを水に鵜呑みにすれば、大人は癪を切り、子供は無視の気を去る」と言われるなど、薬草として評判であったようです。
ところが、その愛宕神社の縁日を観音功徳日にならって、四万六千日と呼んでいた事から、四万六千日ならば、浅草寺が本家本元とされ、ほおずき市も浅草寺境内に立つようになり、愛宕神社をしのいで盛大になったものです。
いやー深い歴史があったんですね。
意地の張り合い的なものを感じてしまいますが。
ちなみに、ほおずきですが、生薬としても使用されています。
7~8月頃の開花中に、地下茎および根を掘り取り水洗いして日干しにしたものを酸漿(さんしょう)といいます。
効能としては、咳止め、解熱があり、利尿薬として発熱、黄疸、水腫の時に用いますが、子宮のぜん動運動を盛んにして堕胎(だたい)作用があるため、妊婦さんは服用することができませんのでご注意を。
この7月の両日、浅草寺では終日ご祈祷を行っており、本堂の扉を閉める時刻も遅らせ、普段とは違う黄色の祈祷札を授与するなど、一層の賑わいをみせますので、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。
46000日分のご利益が得られますよ!!!!
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こんばんは。齋藤です。
台風、ゲリラ豪雨など、天気が安定しないですね。
台風やゲリラ豪雨と一緒に発生するものと言ったら、雷ですね。
現在は、避雷針などがあるので、昔に比べれば落雷による被害は減っているとは思いますが、昔はどのように雷を避けていたのでしょうか。
時代をさかのぼる事、江戸時代。
文化年間(1804~18年)以降、雷が落ちた地域で赤トウモロコシを軒先につるしていた農家だけが無事だったので、雷除けとして出したようです。
神頼みのにおいがプンプンし始めましたね。
ところが、明治時代に不作が原因で赤トウモロコシを売ることができなかった際に、人々の要望により「四万六千日」のご縁日に「雷除」のお札が浅草寺から授与されるようになり今に至ります。
四万六千日は、ほおずき市ですね。
そもそも、トウモロコシは、どこから伝わったものなのでしょうか。
16世紀、トウモロコシは海を渡り日本へとやってきました。
ポルトガル人から持ち込まれた「トウモロコシ」は、以前から中国より伝わっていた「モロコシ」という植物によく似ていたそうです。
そのことから、「舶来」という意味をもつ「唐(トウ)」の文字を冠して、「唐のモロコシ」、「トウモロコシ」と呼ばれるようになりました。
「唐」とは、もともとは昔の中国の名前なのですが、例えポルトガルから持ち込まれたものだったとしても、舶来してきたものすべてに当てはめていたようです。
こんな歴史があったとは驚きですね。
トウモロコシを持ち込んだポルトガル人も、雷除けに使われているのを知ったら驚くでしょうね。
現在、赤トウモロコシで、雷除けをしている所はほとんどないと思いますが、雷除けのお札は、7月9日、10日に浅草で行われる、四万六千日で販売されているようです。
今年は終わってしまいましたが、来年はぜひ雷除けの為に買いにいってみてはいかがでしょうか?
火災保険に入るより、お得だと思いますよ♪
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