東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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死を受容する5段階プロセス7

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こんばんは 浅田です

 

 

前回までの話

 

死を受容する5段階プロセス 「エリザベス・キューブラー・ロス」

 

死を受容する5段階プロセス2 第1段階「否認」

 

死を受容する5段階プロセス3 第2段階「怒り」

 

死を受容する5段階プロセス4 第3段階「取引」

 

死を受容する5段階プロセス5 第4段階「抑鬱」

 

死を受容する5段階プロセス6 第5段階「受容」

 

参照

 

 

 

私は普段、患者さん宅や施設へ往診をして、脳血管疾患、パーキンソン病、癌の既往持ち、原因不明の難病などの患者さんを治療しています。

 

 

 

多くの患者さんは、死まではいかないものの、大きな病気を受け入れる過程で、このプロセスを辿ると考えています。

 

 

 

よって、「死を受容するプロセス」と題していますが、「大病を受容するプロセス」と言い換えても良いと思います。

 

 

 

往診治療をして難病を診ている鍼灸師として、患者さんの気持ちをできるだけ理解するには、この「大病を受容するプロセス」は理解しておくべきだと思っています。

 

 

 

もちろん往診患者さんに限らず、外来で通院してくる患者さんも、西洋医学では治らず悩み苦しんでいる方が多くいらっしゃいます。

 

 

 

大きな病気を抱えた患者さんは、

 

「ウソだ、自分がこうなるはずはない」と患った病を否認したい気持ち、(第1段階 否認)

 

「なんで自分がこうなったんだ、周りの人は普通に生活しているのに」という怒りの気持ち、(第2段階 怒り)

 

「お願いだからどんな手を使ってでも治して欲しい」という縋る気持ち、(第3段階 取引)

 

「やっぱりダメかもしれない、もう無理だ」という諦めの気持ち、(第4段階 抑鬱)

 

全員がこの過程を辿る訳ではないですが、これらの過程を経過して、

 

家族、友人、病院、鍼灸師などのサポートがあり、

 

病を受け入れ、前向きに考え、日々リハビリ、治療に専念しています。(第5段階 受容)

 

 

 

患者さんが5段階プロセスのどの段階にいるのか、どんな気持ちで病と向き合っているのか察し、適切な言葉をかけ、どのような対応をするのか、治療家として重要になってきます。

 

 

 

如何に自分の病を穏やかに受け入れ、前向きになってもらい、治療に専念してもらえるか。

 

 

 

病を受け入れてもらい、患者さん自身の治る力を最大限に引き出すには、

 

こういった心情を理解し感じ取り、適切なタイミングで適切な対応をすることが、大変重要なのではないかと、私は考えております。

 

 

 

 

 

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死を受容する5段階プロセス6

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回までの話

 

死を受容する5段階プロセス 「エリザベス・キューブラー・ロス」

 

死を受容する5段階プロセス2 第1段階「否認」

 

死を受容する5段階プロセス3 第2段階「怒り」

 

死を受容する5段階プロセス4 第3段階「取引」

 

死を受容する5段階プロセス5 第4段階「抑鬱」

 

参照

 

 

 

この最終段階に達するまでに、患者は今まで持っていた健康な人たちへの嫉妬、怒り、様々な感情などをいろんな形で表現してきました。

 

 

しかし、最後の時が近づくのに連れて、衰弱は酷くなっていき、疲れきり、何も考えず、頻繁に短い眠りを取りたくなります。

 

 

患者は、余命宣告、生命に関わる病気の診断をされた後も十分な時間があり、この様な各段階を経過し、やがては患者は穏やかに死を受け入れます。

 

 

最終段階は「受容」です。

 

 

 

 

死を受容する5段階プロセス 第5段階「受容」

 

 

 

 

「受容」の段階は、まるで痛みが消え、苦闘が終わり、何も辛いことはない、最後の休息をしているかのように感じられます。

 

 

しかし、受容を幸福な段階と誤認してはいけません。

 

 

周りから見ると、穏やかで、落ち着いているように見えますが、感情がほとんど無くなった状態なのです。

 

 

感情がほとんど無いというのは、抵抗する気も、期待する気もなく、病気、今置かれている状況、周囲や家族への関心もなくなります。

 

 

家族や周りへの心配、感謝をしている時点では、まだ第3段階「取引」または、第4段階「抑鬱」の段階にいると考えられます。

 

 

感情が無くなると、死に対する恐怖心も無くなるようです。

 

 

現在生きている人は、誰も死という体験をしたことがありません。

 

 

そんな未知で恐怖な死を、怖がらず穏やかに受け入れていく為には、この5段階の過程を経過する必要があるのです。

 

 

エリザベス・キューブラー・ロスが臨床現場で、患者と親身に接し、データを取り提唱した「死を受容する5段階プロセス」という心情経過は、人間を死の恐怖から守る自己防衛能力なのです。

 

 

必ずしも死を宣告された人全員が、この5段階を辿るわけではありませんが、人間には、如何に恐怖や不安を抱えず、穏やかに死を受け入れる為の、精神の防御機能が備わっているということです。

 

 

 

続く…

 

 

 

 

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