東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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相撲と東洋医学(その3)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

相撲と東洋医学(その1)

相撲と東洋医学(その2)

続き行きます!!

土俵の上には、「屋根」があります。

その四隅には、色の異なる「房」が垂れ下がっています。

四隅は「方位」であり、それぞれ東南西北と配当されます。

そして、東は青南は赤西は白北は黒となります。

これは、東洋医学の根本哲学である、「五行論」からきています。

五行については院長ブログ

「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1)

「五行」って何ですか?(その2)

「五行」って何ですか?(その3)

「五行」って何ですか?(その4)

「五行」って何ですか?(その5)

「五行」って何ですか?(その6)

「五行」って何ですか?(その7)

「五行」って何ですか?(その8)    参照

ここで、いやいや東南西北では「5」にならないじゃないか!!

と、お気付きの方がいらっしゃると思います。

おっしゃる通りです。

東南西北を決定するには、

”どこから見て”

東なのか、南なのか、西なのか、北なのか、という基準点を決めなければなりません。

この基準点を、方位においては「中央」とします。

「中央」から見て、太陽が昇ってくる方位を、「東」と決めたわけです。

そして、相撲において「中央」は「土俵」となります。

五行において、中央は黄色が配当されているため、土俵は土(黄色)により造られます。

また、四方(東南西北)には、この方角を守る、

「四神(ししん)」

と言われる神様がいます。

東から順に、

青竜(せいりゅう)、朱雀(すざく)、白虎(びゃっこ)、玄武(げんぶ)

であります。

(因みに、中央は黄竜、もしくは麒麟(きりん)が配当されます。)

青竜は青い竜、朱雀は赤い鳳凰、白虎は白い虎、玄武は亀(甲羅が黒い)と蛇を併せた獣となっています。

東南西北+中央で「5」となり、更に「四神」を含め、ここに

陰陽の調和のとれた空間、「四神相応の地」

が造り出されるわけです。

お相撲さんが、取り組の前に必ず行う所作として、

「四股(しこ)」

があります。

この四股の、「四」は、「四方」につながります。

四股を踏むことで、四神を鎮めることを表します。

横綱の土俵入りは、四神の見守る結界で土俵入りし、地から天へとせり上がる動きをします。

そして、力強く四股を踏むことで、陰である地を鎮め、陽である天へと、

天下泰平・五穀豊穣を祈りあげるといった、呪術的作法が背景にあります。

この土俵入りは、最も強い横綱にしか許されない行為です。

腰に、常世(とこよ:永久不変に変わらない世界)と、現世(うつしよ:変わっていく現実世界)を隔離する結界である、

注連縄(しめなわ)をまとい、柏手を打ち、四股を踏む。

その背後では、行司さんが祭文を唱えます。

つまり「地鎮祭」という、特別な意味が、ここに隠されています。

次回に続く。

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相撲と東洋医学(その2)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

相撲と東洋医学(その1)

では続き行きます!!

古代日本では「円=天」とし、天に神霊の意があるとしました。

一方、「方(四角)=地」とし、地において神霊の意を引き継ぐとしていました。

これを、「天円地方思想」と言いいます。

この思想を引き継いだものの代表例として、古墳があります。

特に、「前方後円墳」は、その最たるものです。

また、天皇の即位式で使われる玉座(高御坐)は、上円下方墳です。

これは、天に昇った先王(代)の霊を、地において受け継ぐことを宣言する。

といった、まさに「天円地方思想」を、そのままかたどった様式で行われます。

また風水では、「天円地方」の地方をピックアップし形骸化したものでもあります。

そして、日本の国技、相撲もこの「天円地方思想」の影響を色濃く受けています。

相撲の土俵は、四角の土壇を造り、その上に俵で土俵となる円を造ります。

(もうお分かりですよね。)

この場合、天と地が離れず、一緒になっています。

ということは、天の神様が仮の姿として力士の肉体(地)を借り、勝負事を行っていたと考えられますよね。

ですから古来、相撲は天下泰平・子孫繁栄・五穀豊穣などを祈り、その土地の神様を鎮めるための「祭り事」として位置してきました。

そのような点から、相撲では勝ち負けより、相手を敬ったり、所作・礼儀の点に重きを置くことにも頷けます。

相撲は神事である所以です。

次回に続く。

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