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こんばんは、森岡です(^_^)
一週間よろしくお願いします!!
前回までのお話・・・
相撲と東洋医学(その1)
相撲と東洋医学(その2)
相撲と東洋医学(その3)
相撲と東洋医学(その4)
間が空いてしまいましたが、まとめです!!
漢字、相撲、易など、長々と「陰陽」について話して参りました。
結局、なぜ陰陽について書いていたかといいますと、「陰陽の理解」が重要だからです(笑)
当たり前のこと言うなって感じですよね・・・(苦笑)
しかし、鍼灸師にとって、この当たり前ともいえる「陰陽の理解」が、
僕も含め、なかなかできていない現状があるのではないかな、と思っております。
学校の同級生と話していても、陰陽の話をするとなぜか苦笑い・・・
そして、結局、「陰陽」って難しくて、訳分からないものだよね~ということになってしまいます。
この様な現状を目の当たりにすると、今後の伝統鍼灸医学ってどうなっていくのだろうと不安を覚えてしまいます。
「陰陽」ってよくわからないけれど、どうにかして理解しようとすることが、
この医学に対して、また鍼灸を生業にする人の真摯な態度だと思います。
ですから、僕も分からないなりに、
「陰陽」を、「分かろうという姿勢」
を、ブログを通して打ち出している訳です。
最初から分かる人は、ほとんどいないですから。
一般の方には、陰陽についての大まかなイメージを。
「陰陽」って難しいと思っている鍼灸師の方々には、
「陰陽」理解のための、何かしらのきっかけにでもして頂けたらなと思い、書いています。
そのようにしつつも、僕自身、「陰陽」について様々な角度から理解しようと努めています。
唐代の名医、孫思邈(そんしばく)先生が、彼の著書『備急千金方』において、こんな言葉を記しています。
「易を知らざれば太醫というにもって足らず」
つまり、
「易における陰陽について理解していない者は、名医とは言えませんよ」
ってことです。
陰陽については、今後も書いていこうと思います。
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こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
相撲と東洋医学(その1)
相撲と東洋医学(その2)
相撲と東洋医学(その3)
続き行きます!!
行司さんが発する掛け声「はっけ(き)よい」にも、当然、東洋思想が組み込まれています。
有力な説として2つあります。
1つは、「発気揚揚(はっきようよう)」説で、もう1つは、「八卦(はっけ・はっか)良い」説です。
「発気揚揚」説
発気揚揚という言葉が、つまって「はっきよい」となったという説です。
発気は「気を発すること」で、揚揚は「得意げなさま」を表す言葉です。
転じて、「もっと気を発して戦え、気を充実させろ」という力士に奮起を促す意味で、使われています。
「気」の思想が、一般的に普及していたことが伺えますね。
また、「気」が人間の
動きや強さを左右する要素
だと認識されていたんですね。
もう1つ、「声」によって、「気」に変化を起こすというのも、興味深いですね~。
「八卦良い」説
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ということわざは、皆様にもなじみのあるものであると思います。
この「八卦」は、以前、少しお話した「易(えき)」における言葉です。
勉強会に行ってきました! 参照
古来、人々は「無」から「有」が生じると考えていました。
それを「易」では、太極(無)から両儀(陰陽)を生じると記されています。
両儀(陰陽)を、さらに陰陽でわけると、四象(陽中の陰とか陰中の陰とかですね)が生じるとしています。
さらにさらに、四象を陰陽でわけると「八卦」が生じます。
この「八卦」は、
万物の普遍的現象を具体的に表している8つの基本形
であります。
この8つは、
「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」
と表されます。
順に、
「けん・だ・り・しん・そん・かん・ごん・こん」
と読みます。
それぞれの示す意味は、順に、
「天・沢・火・雷・風・水・山・地」
となります。
乾坤一擲(けんこんいってき)という言葉がありますが、そのもとは「易」の乾と坤(天と地)からきています。
「易」では、この8つの基本形を、さらに複雑に組み合わせることにより、この世の全ての変化を表現しようとしたわけです。
つまり、「はっけよい」は「八卦良い」であり、全ての準備が整い、真剣勝負の場が出来上がった事を意味します。
また、相撲は古来、「天下泰平・五穀豊穣を祈る祭り事」であったことは、これまでに述べています。
ですから、勝敗がどの様に転んでも、「良い八卦となりますように」との願いも、込められていたのではないでしょうか。
この様に、国技・相撲には、東洋思想がふんだんに散りばめられています。
他にも、行司さんの軍配は月と太陽を象徴しているとか、まだまだあります(笑)
つまり国として、根底に東洋思想が根付いていた訳です。
現在、日本がこれだけ迷走をきわめている理由の一つとして、
日本という国の、根底にある思想がほぼ無いことも、挙げられるのではないでしょうか。
次回まとめです。
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2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.05.18
風邪⑫2024.05.18
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苦慮する2024.05.16
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腰痛とは⑭2024.05.14
煩躁(はんそう)とは④2024.05.13
そろそろ梅雨2024.05.12
大学院の生活2024.05.11
風邪⑪2024.05.10
癒しの時間2024.05.09
煩躁(はんそう)とは③2024.05.08
腰痛⑬2024.05.07
明日より診療を再開いたします2024.05.06
ゴールデンウィーク2024.05.05
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風邪⑩2024.05.03
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基礎から考える2024.04.25
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術後の悪心嘔吐(PONV)と鍼灸③