お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2010.04.06
昨日、4月の5日から二十四節気(にじゅうしせっき)でいう「清明(せいめい)」に入りました。
「清明」という時期は、1年の中でも、
「万物がすがすがしく、明るく、美しい頃」
などと定義されています。
(イイネ~♪)
別に、ここからとった訳でもないんだけど、当院の名称は「清明院」ですから、何となくこの時期は、ゲンがいいような感じがしますね。(笑)
なんかキャンペーンでもやろうかな♪
(笑・・・冗談です。ちなみに清明院の名前の由来については当院の名前の由来参照)
二十四節気の中では、「春分」とか「冬至」が有名で、みんな、”何とな~く”知ってますよね?
(全部言える?)
・・・そこで、この「二十四節気」ってそもそもいったい何なんでしょうか?
1年を24の時期に分けたもの、と言えば簡単ですが、その歴史は?意味は?なにやら気になります。
Weblio辞書によれば、「二十四節気」というものの起源はやはり古代中国にあるようです。
紀元前、殷(いん)の時代や周(しゅう)の時代に起こり、徐々にまとまっていき、春秋戦国時代頃にはほぼ現在に近い概念でまとまったようです。
何で出来たか、と考えれば、ごく単純に言うと、農耕をやる(やらせる?)のに便利だったからではないでしょうか。
農耕民族である古代中国人にとって、季節を正確に知る、ということはまさしく死活問題だった筈です。
ですから大自然のあらゆるものの変化、とりわけ太陽と月の運行をよ~く観察する中で、必要に迫られて生まれた概念こそが
「二十四節気」
ではないのかな、と、個人的には考えています。
(専門家の方、お詳しい方、もしこの理解が間違っていたらご教示ください。)
ちなみに、二十四節気は月ではなく太陽の運行をもとに考えられた「太陽暦」を24に分けるものだそうです。
(月の運行をもとにした「太陰暦」では、農耕には使いにくかったのか・・・。)
これの日本においての扱いというのはどうかというと、当然日本は中国とまったく同じ気候ではありません。
ですので日本人得意の「アレンジ」を加えて採用しています。
例えばうなぎの土用、豆まきの節分、仏事のお彼岸なんかは「雑節(ざっせつ)」といって、日本独特のものだそうです。
古くは飛鳥時代には、すでに大陸から朝鮮半島を通じて伝わってきたらしいのですが、徐々に徐々改良され、現在に至るようです。
これも調べだすとキリがないので、この辺にしますが、まあともかく、二十四節気によると、毎年4月5日から15日の穀雨(こくう)になるまでは清明1日目、2日目、・・・と数えるそうです。
(だから今日は清明2日目だね。)
まあ現代人はみんなが農業やる訳じゃないから、知らなくても普段の生活で困ることはないかもしれないけど、こういうのを詳しく調べていくと、
昔の人の賢さ、細かさにはホント驚かされます。
何でも電化製品がやってくれて、簡単に情報が得られる今の時代も、善し悪しだな~・・なんて、思うこともあります。
と言いつつ、今まさにPCに向かっています。(苦笑)
1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2010.03.04
いや~、せっかく暖かくなってきたと思ったら、先週末ぐらいからまた寒くなっちゃいましたネ・・。
ところで昔から、この時期のことを「三寒四温」と呼んでいます。
これは、朝鮮半島や中国北東部でも同じような現象があるらしく、3日寒い日が続き、その後4日は暖かい日が続く、という、7日間周期の独特な現象なんだそうです。
これが大体お彼岸(春分の日)ぐらいまで続くので、「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉もあります。
・・・ところで我々東洋医学を実践する者にとっては、この時期はやっかいです。
なぜなら、人間の体には、暖かい日には皮膚がゆるんで、汗や水蒸気を発散して体にこもった余分な熱を発散し、寒い日には皮膚を緊張させて、
熱(陽気)を漏らさないようにするという、いわば
「自ら陰陽バランスを調節する」
霊妙で重要な働きがあるのですが、これがあまりにも頻繁に、交互に行われると、この働きがついていけず、病になることがあります。
しかも、春先という時期は気が上にのぼせ易い時期でもあります。
これについてもそのうち解説しようと思いますが、この時期によく問題になる「花粉症」なんていう病気は、その典型例です。
要は、寒いなら寒いまま、暑いなら暑いまま、であれば、体の調節機能も余裕で対応できるけれども、これがあまりにも「頻繁で極端」だと、
ついていけなくなる人が出てくる、ということです。
これの治療を考える上では、発散できずにこもってしまった「熱」にとらわれたり、発散しすぎて冷えてしまった「寒」にとらわれ過ぎると、
治療した翌日の気候いかんによっては、症状を悪化させることがあります。
そこで、こういう不安定な時期は、あまり極端な治療はあえてせずに、治療した翌日が暑くても寒くても、患者さんが上手に、スムーズに対応できるような治療を考えなくてはなりません。
(もちろん患者さん一人ひとりに合わせて個別にね。)
ここら辺が、この時期のあらゆる病変に対する治療の、難しくもあり、面白いところでもあります。
・・・ところで、全然話変わるけど、もう終わっちゃったけど、「ひな祭り」ってなんでしょうかね?
次回はそのお話。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!2023.05.12
清明院のコロナ後遺症対応に関して2023.05.01
2023年 5月の診療日時