東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「清明」について

2010.04.06

昨日、4月の5日から二十四節気(にじゅうしせっき)でいう「清明(せいめい)」に入りました。

 


「清明」という時期は、1年の中でも、

「万物がすがすがしく、明るく、美しい頃」

などと定義されています。

(イイネ~♪)

 


別に、ここからとった訳でもないんだけど、当院の名称は「清明院」ですから、何となくこの時期は、ゲンがいいような感じがしますね。(笑)

 


なんかキャンペーンでもやろうかな♪

(笑・・・冗談です。ちなみに清明院の名前の由来については当院の名前の由来参照)

 


二十四節気の中では、「春分」とか「冬至」が有名で、みんな、”何とな~く”知ってますよね?

(全部言える?)

 


・・・そこで、この「二十四節気」ってそもそもいったい何なんでしょうか?

 


1年を24の時期に分けたもの、と言えば簡単ですが、その歴史は?意味は?なにやら気になります。

 


Weblio辞書によれば、「二十四節気」というものの起源はやはり古代中国にあるようです。

 


紀元前、殷(いん)の時代や周(しゅう)の時代に起こり、徐々にまとまっていき、春秋戦国時代頃にはほぼ現在に近い概念でまとまったようです。

 


何で出来たか、と考えれば、ごく単純に言うと、農耕をやる(やらせる?)のに便利だったからではないでしょうか。

 


農耕民族である古代中国人にとって、季節を正確に知る、ということはまさしく死活問題だった筈です。

 


ですから大自然のあらゆるものの変化、とりわけ太陽と月の運行をよ~く観察する中で、必要に迫られて生まれた概念こそが

「二十四節気」

ではないのかな、と、個人的には考えています。

 

(専門家の方、お詳しい方、もしこの理解が間違っていたらご教示ください。)

ちなみに、二十四節気は月ではなく太陽の運行をもとに考えられた「太陽暦」を24に分けるものだそうです。

(月の運行をもとにした「太陰暦」では、農耕には使いにくかったのか・・・。)

 


これの日本においての扱いというのはどうかというと、当然日本は中国とまったく同じ気候ではありません。

 


ですので日本人得意の「アレンジ」を加えて採用しています。

 


例えばうなぎの土用、豆まきの節分、仏事のお彼岸なんかは「雑節(ざっせつ)」といって、日本独特のものだそうです。

 


古くは飛鳥時代には、すでに大陸から朝鮮半島を通じて伝わってきたらしいのですが、徐々に徐々改良され、現在に至るようです。

 


これも調べだすとキリがないので、この辺にしますが、まあともかく、二十四節気によると、毎年4月5日から15日の穀雨(こくう)になるまでは清明1日目、2日目、・・・と数えるそうです。

(だから今日は清明2日目だね。)

 


まあ現代人はみんなが農業やる訳じゃないから、知らなくても普段の生活で困ることはないかもしれないけど、こういうのを詳しく調べていくと、

 

昔の人の賢さ、細かさにはホント驚かされます。

 


何でも電化製品がやってくれて、簡単に情報が得られる今の時代も、善し悪しだな~・・なんて、思うこともあります。

 


と言いつつ、今まさにPCに向かっています。(苦笑)

 

参考サイト 国立天文台 こよみ用語解説のページ

 

 


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三寒四温

2010.03.04

いや~、せっかく暖かくなってきたと思ったら、先週末ぐらいからまた寒くなっちゃいましたネ・・。

 


ところで昔から、この時期のことを「三寒四温」と呼んでいます。

 


これは、朝鮮半島や中国北東部でも同じような現象があるらしく、3日寒い日が続き、その後4日は暖かい日が続く、
という、7日間周期の独特な現象なんだそうです。

 


これが大体お彼岸(春分の日)ぐらいまで続くので、「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉もあります。

・・・ところで我々東洋医学を実践する者にとっては、この時期はやっかいです。

 


なぜなら、人間の体には、暖かい日には皮膚がゆるんで、汗や水蒸気を発散して体にこもった余分な熱を発散し、寒い日には皮膚を緊張させて、

 

熱(陽気)を漏らさないようにするという、いわば

 

「自ら陰陽バランスを調節する」

 

霊妙で重要な働きがあるのですが、これがあまりにも頻繁に、交互に行われると、この働きがついていけず、病になることがあります。

 

 


しかも、春先という時期は気が上にのぼせ易い時期でもあります。

 

これについてもそのうち解説しようと思いますが、この時期によく問題になる「花粉症」なんていう病気は、その典型例です。

 


要は、寒いなら寒いまま、暑いなら暑いまま、であれば、体の調節機能も余裕で対応できるけれども、
これがあまりにも「頻繁で極端」だと、

 

ついていけなくなる人が出てくる、ということです。

 


これの治療を考える上では、発散できずにこもってしまった「熱」にとらわれたり、発散しすぎて冷えてしまった「寒」にとらわれ過ぎると、


治療した翌日の気候いかんによっては、症状を悪化させることがあります。

 


そこで、こういう不安定な時期は、あまり極端な治療はあえてせずに、治療した翌日が暑くても寒くても、患者さんが上手に、スムーズに対応できるような治療を考えなくてはなりません。


(もちろん患者さん一人ひとりに合わせて個別にね。)

 


ここら辺が、この時期のあらゆる病変に対する治療の、難しくもあり、面白いところでもあります。

 


・・・ところで、全然話変わるけど、もう終わっちゃったけど、「ひな祭り」ってなんでしょうかね?

 

 


次回はそのお話。

 

 

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