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2011.03.10
最近、患者さんから、
「暑くなったり寒くなったり、雨が降ったり、ついていけないわ~・・・(+_+)」
という話をよく聞きます。
今は、24節気では「啓蟄(けいちつ)」に入り、季節がまさに冬から春に移り変わろうとしている時です。
こういう時、気候は不安定になりがちで、それについていけず、様々な異常を起こす人が少なくありません。
・・・これ、なんででしょ?
人間は、外気温や湿度の変化に合わせて、発汗したり、尿や便を排出したりして、一定の状態を保っています。
だからあまりにも極端な変化が起こると、調整しきれずに、体内環境の恒常性が崩れることがあります。
・・・では、どうすればそれを回避することが出来るんでしょ?
それは、結局のところ、暴飲暴食や、睡眠不足や、ストレスをためたり運動不足したりしないこと、という、ごくごく当たり前の話に帰着します。
また、東洋医学では、さらにもう少し細かく、四季折々に合わせた養生の仕方も定義しています。
(そのうち紹介しましょう。)
・・・では実際に、変化についていけなくて、体に異常が起こってしまったらどうすればよいのでしょうか??
「正しい」鍼にいけばよいのです。(笑)
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2011.02.08
立春を過ぎれば、
「暑さ寒さも彼岸まで」
なんて言葉が、患者さんとの会話の中に混ざるようになってきて、ぼつぼつ春到来の予感でございます。
今日はえらく寒いし、夜には関東でも雪が降るなんて言ってるけど、昨日やおとといなんかは、意外と寒くなかったですよね。
また、昨日はけっこう風が吹いていましたが、その風の冷たさ、吹き方が真冬のそれとは随分違ってきたなあ、ということに、敏感な人は気付いたことでしょう。
春→夏→秋→冬→・・・という季節の循環は、昔からある程度一定であります。
東洋哲学では、この「四季」の循環に応じて、人体にどういう影響が起こるかを、非常に理論的に考察しています。
なぜならこれは日本人、中国人が農耕民族であったからではないか、というのは、多くの学者さんが指摘するところです。
・・・という話を、このブログでも何度か書いています。
・・・農耕民族にとって、その年の気候の変化をなるべく正確にうかがい知る、予測する、ということは、その年の収穫の多い少ないを決定づける事項であるため、
まさに死活問題であったワケです。
まーそれはともかく、1年のうちで「春」という時期は、五行で言うと「木(もく)」に分類され、自然界は樹木が青々と、伸び伸びと繁茂し、
また新芽が芽吹く時期でもあります。
人体も同じように、伸び伸びと繁茂するように気が伸び伸びと動いてくれればなにも問題は起こらないんですが、そうもいかない人にとっては「肝の臓」の働きが必要以上に高ぶりやすく、
肝の臓の不調を起こしたり、木の性質を持つ邪気である「風邪(ふうじゃ)」という邪気に侵されやすい時期となる、と考えます。(苦笑)
カテゴリ 「五行」
小麦アレルギー
「花粉症」について(その2) 参照
・・・ですのでもともと運動不足や仕事のストレスから「肝の臓」の働きが昂っていることが多い現代人は、この時期、
「肝の臓の働き高ぶり過ぎ病」
とか、
「風邪(ふうじゃ)に侵された病」
になってしまうことが多いのです。
(長くなっちゃいそうなんで今日はこの辺にしときます・・・。)
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2010.09.23
・・・以前、このテーマついて、実例を挙げて少し書きました。
「不安」と「症状」 参照
西洋医学的に、「慢性」だとか、「難治性」だとか言われる病気というのがあります。
最初に断わっておきたいのは、それらが東洋医学的に見ても、必ずしも難治性か、慢性か、というと、そうではないことがあります。
西洋医学的に見たら慢性、難治性であっても、東洋医学的には意外とシンプルな病気、ということは、実際にあります。
なので東洋医学の場合は、一概に西洋医学的なそういう分類に、病を機械的に当てはめることはしません。
しかし、実際の臨床上、治癒するまで、あるいは症状の緩解をみるまでに時間がかかったり、また、ある程度まではよくなっても、途中から治りの伸びシロが停滞してくる病気がある、これは事実です。
なかなか症状が変わってこない、あるいは最初はよかったけど徐々に治療効果が停滞してきた、こういう時、患者さんに容赦なく襲いかかってくるのが、
「不安感」
というマイナス感情でございます。
正直な患者さんは、こうした時、ちゃんとこちらに訴えてきて下さいます。
「先生、だいぶ良くはなったけど、これ以上よくならないのかと思うと、不安で・・・。」
とか言ってネ。
この時、瞬間って、僕は個人的に、治療においてとっても大事なタイミングだな、と思っています。
なぜならば、ようやっと「不安→症状悪化」という”悪循環”から抜け出しかけた患者さんが、再び”悪循環”の渦に飲み込まれ「かけて」いる時だと思うからです。
そして、今度巻き込まれた時は、最初よりは助け出しにくくなります。
ですのでここは、何としてでも手を引っ張り上げてあげたい場面なんです。
(どんな言葉をかけるかは、完全にケースバイケースですので書きません。)
僕は多くの「治りにくい」病気の構造というのは、意外と単純だと思っています。
つまり・・・
1.「不安感」
↓
2.「症状」
↓
3.「治療効果の停滞、無効」
↓
4.「不安感増強」
↓
5.「症状増強」
↓
6.振り出しに戻る・・・
この悪循環が、あらゆる病を治りにくくする基本構造だと思っています。
この循環の中の3.のところに、「有効な治療」→「安心感」という流れが入ると、この悪循環から脱却することが出来ますが、
何かの拍子で、再び症状が出たりした場合、患者さんによっては再びこの悪循環の渦に飲み込まれそうになるケースがあります。
・・・短期間に治りにくい病気というのは、経過中に、患者さんを取り巻く外界の状況が様々に変化していきます。
即ち、四季の変化、社会環境の変化、家庭環境の変化、外的な精神的ストレスなどなどです。
こういう変化にもうまく対応しながら、なおかつ最も治したい症状を治していく、という場合に、こうした悪循環に「治る力」を邪魔されない、
ということが、極めて重要になってきます。
・・・では、そのためにはどうすればいいかというと、やはり、ベタなようですが
「その症状に対する過剰な執着心、拘りを捨てる。」
とか、
「感謝の心を大事にし、ポジティブにものごとを考える。」
ということ(心がけ)が、結果として「不安感」を忘れさせ、治癒への早道になる、というケースがすごく多いように思います。
・・・つまり、誤解を恐れず、大げさに言えば、大概の病気というのは、
「必ず治る!!」
と信じきったり、
「ここまで治ったんだ、なんてありがたいんだろう!」
と感謝しきって、そういうポジティブな感情で頭の中の「半分以上」を埋め尽くしたモン勝ちなんだと思います。
これは「心がけひとつ」の問題です。
・・・もしもその逆をいくと、ろくなことにならんのは、想像に難くないはずです。
そして、患者さんにそういう心がけを持ってもらいたい、と思うのであれば、僕(治療者)自身が、そういう心がけを常に持っている、ということが重要です。
僕は今なぜか、周りにひかれるぐらいプラス思考です。(笑)
もちろんまだまだ修行中の身ですが、この業界に入り、毎日毎日患者さんに接するうちに、不思議と、徐々にそうなりました。
(まあ、色々と辛い思いもしながらも、たくさんの大事なことに気付かせてもらった訳です。昔はもうちょい普通だったんですがネ・・・。(苦笑))
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