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2010.02.17
前回からの続きです。
「スノボ」の起源については、実ははっきりしていないようです。(笑)
・・・でもおそらく、その発想のもとは「スケートボード」でしょう。
「スケボー」の発祥は、1940年代のアメリカ、カリフォルニア州のようです。
最初は木の板に鉄製の車輪をつけただけのお粗末なものでしたが、60年代に入って、ウレタン素材の車輪に変わると、飛躍的に滑りが進化し、
徐々にハイレベルになっていったようです。
スケボー発祥と同じ頃、スノボーもアメリカで発祥した、というのが定説らしいです。
日本に入ってきたのは1970年頃、サーフィンの練習用として伝わったのが始まりで、その後徐々にブームとなったりして、現在に至るそうです。
練習場所と言えば、お金のない若者にとっては、舗装された「ストリート」であり、起こりうる事故は「転倒」や「激突」ですよね。
その危険度は高く、中年以降の人にはなかなか始めにくいスポーツと言えるでしょう。
・・・ということは、発祥のアメリカでも、日本でも、「スケボー」をやる人の中心は最初から「若者」であった、ということです。
・・・ということは、やっている人自身にとっても、いわゆる「若者文化」とか言われる、若者独特の考え方やファッションと相まって認識されやすい、
ということなんでしょう。
(本場のアメリカの若者の格好をマネた訳ですね。)
要するに、若者っぽい格好、態度や言葉遣いをして、スノボーやスケボーをやって、高い技術を競うことが、「カッコいい」「イケてる」と考える人が出てくる訳ですね。
国母選手もその一人なんでしょう。
これってまあ、全然普通のことじゃないですかね?
たまたま、本場のアメリカでスケボーやスノボーをやっていた人達が若者で、それを受容した日本人もまた若者だった、というだけのことでしょう。
それをオリンピックの正式種目になったからということで、急にお行儀よくしなさい!って言ったって、言われた人の認識が
「俺は普通のカッコいい若者」
だった場合、無理が生じるよな~・・と思います。
こういう、世代間の「価値観の違い」みたいなものって、いつまでたっても埋まんないんでしょうね・・・。
次から次に新しい考え方や文化(ファッションも含む)が入ってきて、若者はそれの影響を受け、「カッコいい」と思う訳だからね。
ただまあそこでグレて、「チッ、うっせーな」ってやっちゃあ、マズいですわな(苦笑)
ところで一時期話題になった、渋谷のガングロやヤマンバコギャルたちはどこに行っちゃったんでしょうか・・・。(笑)
・・・まだいるのかな?
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2010.02.16
いや~、何やらオリンピックが盛り上がってますね~!
ところで何日か前、バンクーバーオリンピックの、スノーボードハーフパイプの代表選手である国母和宏選手(21)の服装や態度が話題になりました。
なんでも、オリンピック選手団のスーツを、ダボダボに着こなし、シャツを出して、ドレッドヘアにサングラスをかけて、ポケットに手を突っ込んで空港に現れた彼に対し、
「だらしない」とか「日本の恥だ」とかっていう批判が世界中から出ましたね。
・・・まあ、それを言いたい人の感情は分かります。
さらにその後の記者会見で、(マイクを通してではないが)、それに関することを質問した記者に対して「チッ、うっせーな」と発言したことや、
不遜な態度で(これはマイクを通して)「反省してまーす」と発言したことが、火に油を注いでしまったようです。
彼からしてみたら、
「スポーツでいい結果を出すことと、服装や髪形や態度に、何の関係があるんだ!苦労してここまで来た僕の努力も見ずに…。競技を見てくれ、競技を!」
というところなんでしょうね。
・・・んーまあ、分からんではないけど、一般社会では、こういう生意気な、若者っぽい考え方って、なかなか通らないというか、良しとされないんですよね~(苦笑)
2千年も前の東洋医学の古典にも、「最近の若者は・・・」という文章が出てきます。(苦笑)
大人が若者の考え方を簡単に許容しない風潮は、2千年経っても変わらないんですね(笑)
僕個人的には、朝青龍に続き(笑)、甘いかもしんないけど、オリンピックの代表選手に選ばれるなんて、これまで並々ならぬ努力をしてきたんだろうし、
高い競技センスもあるんだろうし、それぐらいは見逃してあげてもいいんじゃ・・・、と思ってしまいます。
ニュースで見た、街ゆく人々の意見も、大方はそういう、
「まあとりあえず競技を見てみようや。」
という意見が多かったようです。
僕も同意見ですね。
是非、これでバシッと金メダルとって、周りをアッと言わせてほしいと思います。
ファッションスタイルには、彼なりのポリシーがあるんでしょう。
でも、もしこれで競技が散々な結果だったら、また世界中から叩かれるんだろうな~・・、国母選手。
「頑張れ!若者!!」
って感じです。(笑)
・・・彼が結果を出して、髪を短く切って、まじめな格好をすれば、マスコミはまたそれはそれで面白がるでしょうが、仮に結果が出せたとしても、
彼はそうはしないでしょうね(苦笑)
結果は大事だけど、それが全てではなく、人生においてはその結果を得るための大変な努力こそ大事じゃないかな、と思います。
生意気で頑固な21歳に、注目したいと思います。
あと、そもそもなんでスノーボードとかスケボーの人達って、何でああいう恰好をしているんでしょうか?
次回はそのお話。
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2009.12.14
13日の日曜日は、代々木青少年オリンピックセンターにて毎月行われている、(社)北辰会関東支部の定例会に行ってきました!
関東支部の定例会には、毎月本部からゲスト講師の先生がお見えになるのですが、今回は(社)北辰会学術部長である、奥村裕一先生がいらっしゃいました。
奥村先生は僕が最も参考にした本である、『臓腑経絡学(ぞうふけいらくがく)』の主編者の一人であります。
現在は大阪で開業する傍ら、森の宮医療学園の非常勤講師、各県の鍼灸師会での特別講座など、精力的に活動されている先生です。
↓この本には本当にお世話になった・・・。
今回は奥村学術部長の恐ろしい体力にビビりました。
前日の12日の夜から、奥村先生は東京に上京されている娘さんと食事を済ませた後、清明院に来て下さり、関東支部の役員何人かで軽い勉強会を行いました。
(写真撮らなかった!!残念・・。)
13日も朝一から奥村先生による、「アトピー性皮膚炎について」というテーマで(なんと2時間半!)講義。
午後は実技指導と症例レポートの解説と、終了後の忘年会までずーーーっとしゃべり通しでビッチリ働いて、最終に近い電車で大阪に帰っていかれました。
最後、特に疲れた様子もなく、
「いやー、みんなが一生懸命聞いてくれるもんでつい喋りすぎたわ!(笑)」
とおっしゃっておりました。
さすが学術部長・・・。
並みの中年ではありません。これが鍼パワーなのでしょう。
・・・見習いたいものです。
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2009.11.30
たまには、普段僕たちが、どういう勉強会に参加してるかを書いてもいいんじゃないかな、と思うので、昨日僕が参加した研修会について書こうと思います。
11月29日の日曜日、清明院は休診日でしたが、今年も毎年恒例の(社)北辰会関東支部主催の大研修会が、代々木オリンピックセンターにて行われました。
今回のテーマは去年に引き続き”「打鍼」について”です。
(↓写真のコレね。)
受けたことのある患者さんもいるんじゃないでしょうか?
おなかに先の丸い鍼を当てて木槌で「コンコン」と叩くやつです。
今回の研修会のテーマは、「手から手へ」の少人数実技指導であったこと、あと会場のキャパの問題なんかもあって、80名限定の募集でしたが、
定員を大幅に上回る申し込みがあり、最終的には88名の参加となり、申し込みされた何人かの先生には、大変申し訳ないのですがお断りしなくてはいけないほどだったので、
イベントとしては大成功のうちに幕を閉じた、と言っていいと思います。
(社)北辰会の本部からは、代表理事である藤本蓮風先生をはじめ5人のそうそうたる先生方が助っ人にみえて、まあ一日大盛況でした!
僕も午前中は実技指導させていただきましたが、受講生の方々の真剣味やひたむきさがよく伝わって、僕自身も大変いい刺激をもらいましたね。
初心を思い出し、
「あー、こういうの、なんかイイネー♪」
と思いながら指導してました。
午後は藤本蓮風先生の特別クラスで司会をさせていただきましたが、いや~・・・、去年もそうだったけど、今年の藤本先生にもシビれましたね~。サスガ!!
何がシビレたか、詳しく書いてもキリがないし難しくなるのであえて書きませんが、とにかく終わった後、
「あんなもんでどうや?」
と聞かれて、
「流石ですm(__)m」
としか言いようがなかったですね。
終わった後の懇親会でも、色々と質問させていただきましたが、最終的に先生いわく、
「とにかくただ患者さんのために、鍼の世界を真剣に追求するだけや、ああなるのにコツなんてない!」
・・・とのことでした。
「ですよね。」
としか言いようがないですねコレもね(笑)
・・・ガンバろ。
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2009.11.23
この前、
“「気」って何ですか?”
という疑問に対する、僕なりの簡単な考えを述べました。
(読んでない方はこちら 参照)
その中で、古代中国の自然哲学では、
「この世の全てのものは「気」から出来ており」
そして全ての自然現象は、
「気の動きによる現象である」
・・・と考えています、という話をしました。
しかしそれだけでは、すべての細かい現象を説明するのにあたっては、あまりにもザックリし過ぎてないか?という印象を持った方もいると思います。
例えば、人間と、動物、植物、鉱物、その他のあらゆる自然界における
「もののありよう」
とか、
「変化の仕方の違い」
について説明するには、
「みんな気で出来ています。全ては気の動きです。」
と言われたところで、
「は?何それ?よく分かんないし、そんなん信じられないよ!おたく新興宗教ですか?」
・・・ですよね?
(笑・・・僕も最初はそう思いました。)
もちろん、そのリアクションというのは、程度こそ現代とは違うだろうけど、古代も同じだったんじゃないでしょうか。
なので、それをより細かく、分かり易く説明(というより理解)するために生まれていった考え方が
「陰陽(いんよう)」
や
「五行(ごぎょう:木、火、土、金、水)」
という考え方なのだと思います。
「気」を「陰気」「陽気」さらに「五行の気」という風に分けて、諸現象を説明していったわけです。
ただ、一応分けるけれども、前提として、あくまでも、全ては“気”で出来ている、という考え方を失わないように、です。
(ここが重要!)
これについて、説明する内容の幅を広げ過ぎると、あまりにも壮大な話になってしまうし、かといって細かすぎると、専門用語ばっかりの難解な話になってしまいます。
なので、ここでは、あくまでも患者さん向けに、東洋医学の言う、
「人体内における気の動き」
を理解するための「陰陽」というものについて、ごくごく簡単に紹介してみたいと思います。
まず、一番分かり易い例として、この世界に存在する人間には、男と女の2種類がいます。
今も昔も変わりません。
これを、男は陽、女は陰と分けました。
「陽」とは動的な気の実在、「陰」とは静的な気の実在を意味します。
じゃあニューハーフはどうするんですか?と思った方、彼らはもともとは男です。(笑)
じゃあ映画の『リング』に出てくる貞子みたいな、両性具有は?と思った方、あれは例外ですので、性別とは違った物差しを使って陰陽分類すればよいのです。
・・・ともかく(苦笑)、現在でも、オリンピックなどで100mを何秒で走れるか、幅跳びでどれだけ飛べるか、比べれば必ず男性の方がいい記録が出ますよね?
・・・まあ、「動く」ということに関しては男性の方が得意というか、女性と比較して相対的に、そういう「動的な性質」を持った「人間」である、といえます。
一方女性は、男性と比較して相対的に静的(別に動けない訳ではない)であると同時に、「妊娠し、出産する」という生物学的な特徴があります。
これは、男性にはどうやっても真似出来ない、女性特有の機能ですね。
静的である、ということはマイナスだとか、あるいは動的であることに比べて劣っている、ということでは全然なく、そういう、動と静がうまくバランスをとることによって、
自然界の一部である「人間」という動物、つまり”気の凝集体の集団”が平和に、永続的に維持される、と考えます。
陰と陽との「バランスの調和から起こる正常な変化の連続」こそが大事なんだ、という考え方です。
(ですので女性差別とかではないですよ。誤解なきようお願いしますね(笑))
ここで、では男には陽の気、女には陰の気しか流れてないかというと、それは違います。
相対的に陽である男性にも、相対的に陰である女性にも、「陰陽」の2つの気が流れている、と考えます。
そうすると陽の中にも陰陽が、陰の中にも陰陽がある、そしてその中にも・・・となるわけで、そのパターンはいくらでも無限に分けられる訳です。
人間一人一人の個性、微妙な違い、というものについては、DNAではなく、東洋医学ではこれで説明していきます。
男っぽい女は陽寄りの陰、女っぽい男は陰寄りの陽、という具合に。
先ほどのニューハーフは後者ですが、生殖能力を持つわけではありませんよね?そういう意味では結局は彼らも「陽」です。
ちなみに余談ですが、そういうのを生年月日や星回りその他から細かく細かくパターン分類し、整理して、「ある人間」に起こる過去、現在、未来の予測をするのが「占い」ですよね。
(細木和子さんは今どこへ・・・。)
東洋医学では、このように人間(男女)に流れる陰陽の気のバランスが大きく乱れたものを「病気」(ここにも“気”が!)と考えます。
(因みにもちろんこの考え方は動物にも応用され、”獣中医学”と言われる分野もあります)
そして人体の中のその「気」の通り道のことを「経絡」(けいらく)と呼び、その経絡の上にある、鍼したり灸したりすることによって、
陰陽の気のバランス調整に使える点を「経穴」(けいけつ=ツボ)と呼ぶわけですね。
「気」と「陰陽」という哲学が大前提として基盤にないと、「東洋医学」は成り立たないのです。
「東洋医学」が、もしまったくの空理空論であって、現実に成り立たないものなら、当院の患者さん達はもちろん、中国、日本で数千年に渡って患者さんの病気が治ってきた、
という事実はすべてウソで、何かの間違いだった、ということになりますし、もしそうならば、西洋医学が世界中に爆発的に広まっていく中で、東洋医学は確実に滅び去ったでしょう。
しかし現代において、いまだに滅んでいない、それどころか実際に患者さん達が治っている、ということは、「東洋医学」がれっきとした医学である証拠であり、
「気」と「陰陽」という哲学は、自然を理解する上での重要な一つの考え方である、何らかの真実をつかまえている、ということの証左だと思います。
「陰陽」とは、この世界を認識する時に、一つの仮説として「気」から全てのものが成り立っている、と考えた場合に、個々の違いと共通点、
諸々の自然現象を説明、理解する上で「必要な」考え方である、ということです。
・・・どうでしょうか。分かりにくいでしょうか?
僕なりにかなり配慮して書いたつもりですが、ご批判、ご感想いただけると幸甚です!
2012.07.08
2016.05.09
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2016.04.28
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