東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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求人募集中!!!

2015.10.03

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清明院では現在、求人募集しております。
 
 
「東洋医学の医者」「鍼灸医」の世界を、我々と追求してみませんか?
 
 
募集内容の詳細は以下の通りです。
 
 
(※本記事の内容は、2025年春夏時点のものです。)
 
 
 
 

◆必要資格

 
 

鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師の国家資格を「必ず3つ全て」持っており、東洋医学的な鍼灸治療や、在宅医療に興味のある、優しく、真面目で、健康な方。

 

(学生であっても、3年生で、成績優秀でやる気があれば、特別に見習いとして雇用する場合があります。)

 

 

◆年齢

 

ヤル気のある、20代~30代までの方を希望します。(男女不問です。)

 

 

◆条件

 

アルバイトでも、常勤でも、相談に応じます。

 

なるべく常勤を希望します。未経験や、経験が浅い場合は、アルバイトは不可とさせていただきます。)

 

(なお、体験入社として、就職することを前提に、往診事業部スタッフの往診に同行して頂くことも可能です。)

 

 

◆給料

 
 

常勤の場合、最低月給25万円。アルバイトの場合、最低時給1200円。あとは経験、能力に応じます。

 

 (臨床未経験者の場合、最低でも最初の3か月間は研修、試用期間とし、月給20万円とします。)

 

 (経験者であっても、学術のレベルに応じて、着任後3~6か月程度は研修期間とする場合があります。)

 

 

通勤交通費は基本的に全額支給しますが、月の通勤交通費の合計が2万円を超える場合は要相談となります。

 

 

 

◆待遇、昇給、福利厚生等

 
 
完全週休2日制(日曜日+平日1日公休)、仕事ぶりに応じて昇給あり。
 

・常勤社員は社会保険、厚生年金、雇用保険、労災保険完備。

 

・院内勉強会(東洋医学、在宅医療)、実技指導、提携クリニック、救急外来での研修教育制度有り。

 (当院のスタッフは、院長をはじめ、鍼灸学校で教鞭をとっている鍼灸師もおります。)

 

・年に一回、社員旅行有り。(過去に沖縄、奄美大島など。入社二年目より参加可能。)

 

・年末年始、夏季、GWに連休有り。

 

・協会提携の保険会社にて所得補償保険(任意)、賠償責任保険(弊社負担)加入。

 

・慶弔休暇・有給休暇・産休・育休制度あり。

 

 

 

◆業務内容

 

1.往診(患者宅、あるいは介護施設)による鍼灸マッサージ治療、リハビリ訓練、運動療法等。

 (当院の往診患者の多くは鍼灸治療のみか鍼灸治療併用です。治療に関して、学・術両面からサポートします)

 

2.院内診療助手(弁証問診、体表観察カルテ記入、施灸、刺絡の助手、受付業務、電話対応、ベッドメイク等)

 
 
 
◆清明院で学べること
 
 
1.東洋医学、伝統鍼灸の臨床と、それに付随する内容全般
 
2.北辰会方式鍼灸治療
  (中医鍼灸弁証論治学、体表観察の学術、撓入鍼法、打鍼、古代鍼、刺絡、施灸法など)
 
3.健康保険を活用した訪問鍼灸マッサージ事業のノウハウ
 
4.重症、難治性疾患の患者への鍼灸での対応に関して
 
5.医師(開業医、総合病院)、薬剤師その他、医療・介護系の多職種との連携のノウハウ
  (弊院院長竹下は、日本東方医学会の分科会である医鍼薬地域医療連携研究会の代表です。)
 
6.医療系の各学会への参加、発表(口演、論文)のノウハウ
 
 
 
◆清明院の歴史
 
 
2009年、院長+スタッフ1名にて、ベッド5床のスペースで開業。
 
2011年、患者数増加に伴い、スタッフを増員。
 
2015年、患者数増加に伴い、スタッフを増員し、ベッド9床のスペースに移転。
 
2017年、法人化(株式会社 清明院)。
 
2019年、医師との連携を強化し、医師・医学生の研修受け入れ開始。(2025年現在までに、約20名の医師・医学生が研修)
 
 

現在に至る。

 

 

 

◆臨床経験者、普通自動2輪の免許を持っている方を優遇します。

 

 

興味のある方、質問のある方は、

 

お電話 03(6300)0763

 

あるいは

 

メール seimeiinn.advertising@gmail.com

 

まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

事前に履歴書にて書類選考の上、面接させていただきます。

 

 

清明院は、外来診療部門では、徹頭徹尾東洋医学的、伝統的な鍼灸治療をメインにしながら、医師(西洋医学の各科および漢方医)とも連携し、健康保険を活用した在宅診療部門も併設しているという、全国的にみても、ほとんどないスタイルの治療院です。

 
 

本格的な東洋医学を日々勉強しながら、自分自身も毎日患者さんが診ることが出来て、給与面でも一般企業並みの待遇も受けられる、本気で確かな技術、知識、経験を磨くには、最高の環境だと思います。

 

 

当院には10年以上勤続している者もおり、また、当院で数年間しっかりと勤めて、その後に開業した先輩の先生達は、全国各地で、伝統鍼灸の鍼灸院を盛業しております。

 

 
 
では、ご応募お待ちしております!!
 
 
 
 
 
 
採用担当 竹下
 
 
 
 
 

「尺膚診」について 3

2015.09.11

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これまでのお話

「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2
                            参照

 

では続きいきます!

 

◆『黄帝内経 素問 平人気象論』における尺膚診の記載

 


さて、本日は我々のバイブルである『黄帝内経(こうていだいけい)』です。

 

『黄帝内経』は、ザックリいえば約2500年前くらい、春秋戦国時代に複雑な経緯で纏まり始め、前漢の時代(BC206~8)にはその原型は編纂されていたと言われ、

 

『素問(そもん)』81篇、『霊枢(れいすう)』81篇、合わせて162篇からなる大著であり、ここに書かれた内容、理論が、

 

その後の東洋医学(中国伝統医学)の基本になっております。

 

(専門的な詳しい考証に関しては真柳誠先生の『黄帝医籍研究』汲古書院がいいと思います。)

 


言わずと知れた、東洋医学をやるものにとって、必要不可欠な、聖典のような本です。

 

この中の、『素問』の18篇目である”平人気象論(へいじんきしょうろん)”という篇の中に、尺膚診に関する記載が出てきます。

 

因みにこの、”平人気象論”という篇名の意味ですが、”平人”というのはいわゆる健康な人のことを指し、”気象”というのは

”気(ここでは脈の打ち方を主に指す)”



”形象(けいしょう・・・ここでは脈の形)”

のことであり、健康人と病人の脈の打ち方を主に比較検討した篇だから、”平人気象論”と言います。

 


ここに、

尺熱するを病温という。尺熱せず、脈が滑は病風という。

とか、

臂(ひ・・・前腕のこと)に青脈が多いのを脱血という。

 

尺が緩で脈が渋なものは解㑊(異常な疲労感)という。

とか、

尺が渋で脈が滑は多汗という。

 

尺が寒で脈が細は謂うなれば後泄(下痢)という。 

 

脈も尺も(粗い感じ)で常に熱きものは熱中という。

 


てな具合に、脈の打ち方(脈診情報)と合わせて、前腕の状態から、病態を把握する方法があったことが書かれています。

 

『黄帝内経』の中の尺膚診の記載は他にもあります。

 

続く

 

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「温病」とよばれるカゼ

2015.03.12

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だいぶ、春です。

こう暖かくなってくると、ある種のカゼを多く診ます。

最初にノドが赤く腫れるやつね。

(もちろん寒気からのやつもあるけどね。)

 

これを東洋医学では「温病(うんびょう)」とか、「伏気温病(ふっきうんびょう)」と呼んだりします。

冬の間に、冬らしい生活をしてこなかった人や、この急激に盛んになる陽気についていけない人がなります。

そして、精神的に不安定になる人もあります。

これも時期的な問題。

カゼみたいなもんなんですけどね。

自分を律し、鍼で整えれば、なんてことない。


それを知らない人は、気の毒ですねー。。。


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久々に往診に出る

2015.02.11

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今日は久々に往診に出てきました!

(さらに…)

新たな波が

2015.02.06

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いやー、春ですねー。

(さらに…)

「左肝右肺」に関して 5

2014.12.14

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これまでのお話・・・


「左肝右肺」に関して
「左肝右肺」に関して 2 
「左肝右肺」に関して 3 
「左肝右肺」に関して 4   参照

 

では続きいきます。

 

 

◆そもそも「左右」とは何か

 

東洋医学(というか東洋哲学)は、何でも陰陽に分けます。

 

 


上下や、前後や、左右も。

 

上下の場合、上が陽、下が陰です。

(動的な天(上)と、相対的に静的な地(下)、と考えたら分かりやすいですな。)

 


前後の場合、後ろが陽、前が陰です。


(これは人体で考えれば、相対的に堅くて強い背中が陽、脆弱で柔らかい腹部が陰です。)

 


・・・では、左右はどうか。

 

これは、「左が陽、右が陰」なんです。

 


なぜなら、まさに前々回述べた、後天八卦図のように、南面(南を向く)した場合に、左手側(東)から太陽が上り、右手側(西)に太陽が沈むからですな。

 

 

日出ずる方角は東(左手側)です。

 

 


日出ずる左側は相対的に陽が盛ん、日沈む右側は相対的に陰が盛ん。

 

また、日本語でも語源的に「火だり」「水ぎ」なんていう噂も。。。

 

これは、以前ひな祭りという記事や、日本人の自然信仰という記事に少し書きました。

 

またかつて、スタッフブログにも書かれていますね。 初詣 参照

 

 

ご参照いただければ、と思います。

 

 

 


◆「左肝右肺」の考え方が活きる時

 


つまり「左肝右肺の論」というのは、東洋医学の診断学上、陽である左側に肝の臓が、そして、陰である右側に肺の臓が、診断ポイントとして配置されている論なわけです。

 

ではここで、「肝の臓」「肺の臓」を比較して、陰陽で分けると、どっちがどうなんでしょう。

「肝」って何ですか?(その13)
「肺」って何ですか?(その12) 参照

 


これはまあ、肝と肺の「何をもって」陰陽で斬るかによって違ってくるのですが、あまり細かく言うとどんどんややこしくなるので、基本的には五行で考えたら、

木に属す肝が相対的に陽、

金に属す肺が相対的に陰、

と言えるんですね。


(春秋戦国時代の「陰陽主運説」という考え方によれば、五行は土を真ん中に、木火が陽、金水が陰です。根本幸夫『陰陽五行説』参照

 


だから、

木の”曲直”の性質を持つ肝の臓は、肺と比較すると機能的には相対的に陽であり、

金の”従革”の性質をもつ肺の臓は、肝と比較すると機能的には相対的に陰である、

と、一つには考えることが出来る。

(ただし、いつでも必ずそうではないことを付言しておきます。)

 

だから前回お話した、肝の臓は右4葉、左3葉だから、形態的に右に偏って存在しているから、肝の臓が病的な状態になった時、人体の右に影響が出やすい、

 

というのは、東洋医学における解剖学、つまり「形態」を考えた場合にそのようになりやすいのであって、「機能」を考えた場合には、左右が逆になることがある、

 

という風に、「一応は」理解してよいと思います。

 

 

ただ、それだけでは、まだ不十分です。

 

 

続く

 

 

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「左肝右肺」に関して 2

2014.12.11

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前回のお話・・・

 


「左肝右肺」に関して
 参照

 


では続き行きます。

 

左肝右肺の論を考えるときに、東洋医学の基本である「天人合一思想」を思い出す必要があるように思います。

 

「天人合一思想」に関して、鍼灸学校の現行教科書である『新版 東洋医学概論』によると、

 

1.人体の形と機能とが、天地自然(自然環境)と相応していること


2.人と自然は一体であること

 

だそうです。(P13)

 

 

因みに『黄帝内経』には、『霊枢』邪客篇(71)「人與天地相應者也.」とあり、『素問』五蔵生成篇(10)には「五藏之象.可以類推.」ともあります。

 

 

歴史的には、すでに中国、春秋戦国時代の孟子などの諸子、あるいはそれ以前から、この思想の原型がみえるようですが、これは要するに天と人を対立するものとせず、

 

本来それは一体のものである、とする思想だそうです。

 

なお、朱子学でいう「天理人欲」という命題も、ひとつの天人合一論でしょうし、南宋の道教経典の一つであり、日本でも盛んに翻訳された『太上感応篇』の内容(司過神など)も、

 

天人合一思想の現れと言えると思います。

 

 


・・・まあ、儒教も道教も、この天人合一思想の影響を、少なからず受けている、ということなんですね。

「荘子」という人物 
カテゴリ 「道教・道家思想」

カテゴリ 「儒教・儒家思想」
「朱子学」 を含む記事      
参照

 

この壮大な考え方に則って、人体を医学的、生理学的にみていくと、例えば前回お話したような「顔面」とか、「腹部」なんていう、人体における”一部分”も、

 

全体(大宇宙)の縮図である、という発想が起こり、全宇宙、大宇宙と同じ、同一性、相似性、大いにあり、という考え方に繋がってきます。

そうして、その仮説を、現実の臨床と重ね合わせながら、突き詰めて考えていった結果、腹部や顔面における異常所見が、

 

「左は肝、右は肺」

 

と診ることが出来る、と結論付けられるようになっていったのでしょう。

 

続く

 

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「衛気」って何ですか? その4

2014.07.20

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これまでのお話

 


「衛気(えき)」って何ですか? 

「衛気」って何ですか? その2 
「衛気」って何ですか? その3      参照       

 

では続きいきます!!

 

 

 

◆西洋医学的な皮膚の構造と働き 2

 

 


前回、「表皮」の構造と働きについて書きましたので、今日はついでなんで、その下の「真皮」「皮下組織」の構造と働きと、

 

その他、汗腺や皮脂腺、皮脂についても、ごく簡単にですが、いきたいと思います。

 


1.真皮

 

密な繊維性結合組織で、強靭さと伸展性を兼ね備えており、免疫に関与する白血球などの細胞が存在する。

 

 

2.皮下組織

 

疎性結合組織からなり、脂肪細胞を多量に含んでおり、保温、栄養の蓄積に寄与する。

 

 

3.汗腺、皮脂腺

 

皮膚には腺組織が存在し、皮脂腺と汗腺に分けられる。

 

皮脂腺は表皮から真皮(相対的に浅い位置)に存在し、汗腺は真皮の下層から皮下組織(相対的に深い位置)に存在する。

 

皮脂腺は皮脂を分泌し、表皮を滑らかにし、汗腺は小汗腺(エクリン腺)と大汗腺(アポクリン腺)に分類され、小汗腺は体表の大部分に分布し、汗を分泌し、体温調整に関与する。

 

大汗腺は腋窩、外耳道、陰部周辺などにみられ、汗に脂質、たんぱく質を含み、細菌によって分解されると特有の臭気を発する。

 

(よくワキガとして問題になる汗腺ですね。)

4.皮脂


表皮を保護、コーティングし、潤い(不感蒸泄の抑制、水分保持、保湿)を与えるのが皮脂です。

 

皮膚表面で、汗などの水分と混合、乳化し、「表面脂肪酸」というpH4~6の酸性の、殺菌力を有する皮表膜を構成する。

 

皮脂の分泌は主に性ホルモンの影響を受け、新生児期、思春期に増加し、女性では10~20代、男性では30代~40代にピークを迎え、以降減少していく。

 

 


・・・と、ここまでが西洋医学的な皮膚の構造と働きの、大ざっぱな説明です。

肝心な、皮膚の働きを以下にまとめると、

 

1.「物理的保護」

 

2.「体温調節」

 

3.「排泄・分泌」

 

4.「感覚器」

 

5.「栄養貯蔵」

 

6.「免疫機能」

 

7.「ビタミンD合成」

 

となります。

 

 

上記を少し補足すると、6.は異物進入時に直ちにランゲルハンス細胞が活性化して免疫機能が発動する仕組みのことであり、7.は紫外線の刺激を受けて、肝臓腎臓と協調しながら合成されます。

 

 

日光が不足すると、結果的に骨が弱くなり、くる病の一因と言われますね。

東洋医学では、診断の際、全身の皮膚の状態や、顔面の状態を非常に重要視します。

その皮膚を栄養し、諸機能を正常たらしめる「気」こそが、東洋医学の言う「衛気」なのです。

 

 

 

つまり、東洋医学的には皮毛における「衛気」の不足、あるいは停滞によって、上記の7つの働きすべてに異常が起こってくる、と考えられる訳です。

 

 

「衛気」がいかに重要か、よく分かると思います。

 

 

◆参考文献

 

中山書店『あたらしい皮膚科学 第三版』清水宏

 

続く

 

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清明節到来!!

2014.04.05

清明院では現在、スタッフを急募しております!!

ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。

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本日から24節気では「清明」節に突入しました!!

(さらに…)

「脾虚肝乗(ひきょかんじょう)」に注意せねばならない。

2014.03.23

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さて、いよいよ24節気では「春分」を迎えました。

 

花粉症の症状がきつい人も多いことでしょう。

花粉症考(目の痒み篇)   参照

 


春は五行で言うとも木気が盛んになります。

「五行」って何ですか?(その8)
「春」と「木」と「風」と「肝」      参照

 


従って人体では「肝の臓」や「胆の腑」の機能が亢進し気味になる場合があります。

「肝」って何ですか?(その13)
「胆」って何ですか?(その12)     参照

 


肝や胆が亢進するからって、肝や胆を抑制するように治療すれば、万事うまくいくかというと、全然そんなことないです。

 

肝や胆の亢進の症状は示しているけど、所見をよく診ると、どうも「脾の臓」の方に問題が。。。というケース、非常によくあります。

「脾」って何ですか?(その9) 参照

 

この場合、肝や胆を下手に叩くと、まあ悪化するか、すぐ戻ります。(苦笑)

 

正解は脾の臓のフォローです。

 

やっぱり、咄嗟の弁証論治の的確性ですね。


「弁証論治」を含む記事 参照

 


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