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2017.07.30

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鍼治療後に急に発熱した!
この事実を、どうとらえるか。
どう、患者さんに説明するか。
今日はそのお話しをしましょう。
患者さんから、
「こないだ治療した後に高熱が出て寝込んだ!!鍼で何か体が悪化したんじゃないですか??」
とか、
「鍼して、ばい菌が入ったんじゃないですか??」
とか、
「感染症を見逃してたんじゃないですか??」
とか言われたら、どうするか。(苦笑)
患者さんは素人さんですから、そういう不安を持ったとしても、まったく不思議はないです。
発熱する前の鍼治療の後、
「もしかするとこの後、発熱するかもしれないよ。」
と、伝えていなかった、こちらの手落ちとも言えるでしょう。
でも、鍼してばい菌が入ったとか、鍼して抵抗力、免疫力が下がってしまって感染症になったとか、その不安をぶつけられた場合に関しては、
冷静に、適正に対処、フォローするべきだと思います。
患者さんが術者に訴えているのは、不安であって、悪意や敵意ではないのです。
(そもそも悪意や敵意がある人が治療に来ません。万が一そういう輩が来たら、それは普通にお引き取り願うか、上手にスルーしましょう。(*‘∀‘))
まず、
「体温計上の発熱温度」
というものについては、もちろん参考にはしますが、それでもって東洋医学的に診断を考えたりすることはないです。
それはそれとして、発熱しながら、その患者さんが悪寒を感じているのか、悪風を感じているのか、悪熱を感じているのか、大小便はどうで、
食欲はどうで、発汗はどうで、体痛はどうで・・・、という詳細な情報が重要になります。
ですので、
「治療後に発熱した!!」
ときたら、上記のような全身状態その他の方は、治療後どのように変化したかを確認し、それを的確に、可能な範囲で分析し、その上で発言する必要があります。
治療後に発熱した=いい反応
治療後に発熱した=悪い反応
どちらも上記のように即断したら間違いです。
まず、発熱する前に自分がやった治療処置に関して、
「東洋医学的にどう診たてて、どのような処置をしたのか。」
を、キチッと理解できていること。
治療直後の変化の評価に対して、自信が持てていること。
(これが大前提です。これが出来ない人はそもそも外感病の治療とか、まだやっちゃダメです。)
また、治療直後に、患者さん自身が何か変わったことをしていないかを確認する、これも重要です。
(治療とは関係なく、治療後に新たに外邪を受けている場合もあるからです。)
また、高熱が出たため、慌てて近所の病院に行った、などという場合、どのような診断をされ、どのような処方が為されたかも必ず確認しましょう。
こういうことを総合的に判断し、この術後の発熱が心配することのないものなのか、自分の手に余るものなのか、ここを判断しないといけません。
特に小児の場合は、変化が速いので注意が必要です。
小児の外感病を治療するときには、一見軽症に見えても、必ずその日の診療時間終了時点、翌朝時点まで、経時的な変化を追いましょう。
毎回、東洋医学的にきちんと診たてて、適正な治療をしていれば、治療後の発熱は、悪化の可能性は低いことがほとんどだと思います。
東洋医学的には、体温計上の発熱は、邪気と正気の争いの結果、と考えることが多く、治療によって、外邪と激しく闘争できるだけ、正気が盛り返してきた結果、
起こった現象である、と考えることがほとんどです。
ただ、高熱が出れば、体感としてめちゃくちゃしんどいし、40度超えてきたら意識が朦朧としてきますので、その時点ですぐに診れないのであれば、
西洋薬で下げれるなら下げてしまった方が患者さんとしては楽な場合もあります。
また、検査で明らかに種類が同定できるような細菌感染等であれば、抗生剤等の処置の方が早い場合もあるかもしれません。
ここら辺は、現実問題を踏まえて、柔軟に対応するべきだと思います。
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2017.07.20

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これまでのお話
では続きいきます!!
◆玄米はどうなんだ?
ここまでの話をまとめれば、白米7+麦飯3くらいで、そこにさらにとろろ(山芋)を入れたら最強な感じがします。
まあただ、山芋とろろはいいけど、スルスル飲み込んでしまって
「噛まないから消化に悪いのでは?」
という懸念がありますね。
こないだ、このシリーズに関して、
「玄米はどうでしょうか?」
というご質問をいただいたので、ついでなんで玄米についても、少し考えてみたいと思います。
玄米については、「麦飯」ってどうでしょう?? 4 にて、消化に悪い、と書きました。
(出典は『東方栄養新書』です。)
理由は食物繊維の多さからと言われておりますが、ここは少し調べると、諸説(というか賛否両論)あるようです。
患者さんでも、若い女性なんかでたまに、
「玄米菜食(マクロビ)やってます!!」
と仰る患者さんがチラホラいます。
マクロビ(正式にはマクロビオティック)を調べると、
桜沢如一(1893-1966)が提唱し、世界中に広めた食養生法であり、よく「玄米菜食」と言われるが、桜沢氏の思想、哲学が大きく反映されている。
と出てきます。
(エ!マクロビって日本発なの??と思った人もいるかもしれませんね。意外と色々なところに”日本発”ってあるんですよ。(^^))
桜沢如一先生の紹介はそのうちするとして、ここでは「玄米」がいかなるものか、考えてみたいと思います。
(因みに東洋医学をやっている人は桜沢先生の『無双原理』『魔法のメガネ』『東洋医学の哲学』は読みましょうね☆)
玄米は現代栄養学的には白米よりもビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含むと言われ、健康食品と言われています。
普通の炊飯器で炊くとボソボソになるが、圧力鍋で炊くとふっくらと炊くことが出来るので、圧力鍋が簡単に手に入るようになった最近では注目されているようですね。
玄米の抗癌作用に関する研究もあるようで、玄米に含まれる「フィチン」などの栄養素の解毒効果が癌に有効なのでは?
なんて言われていますが、これはどうなんでしょうね。。。(^^;)
ここまでの話の中にもチョイチョイ出てきていますが、こういう、食品、健康食品の持つ「抗癌作用」「制癌作用」あるいは逆に「発癌物質」とかいう言い方には、
十二分に注意を払う必要があると思います。
(大体、玄米のみの食生活なんて出来ないわけだしね。。。)
ネット上の情報をパーッと見ていると、「玄米礼賛派」と「玄米否定派」と、「冷静に考えようや派」と、「どーでもいいよ派」に分かれて、
侃侃諤諤とやっておりますね。(笑)
なぜ、こういうことが起こるかと言うと、いかに玄米が「ある人にとっては」いいものであったとしても、それを食べる人間側の、
個々の体質素因によって、発現される効果、変化、つまり結果が違うからだろうと思います。
まあ、よく問題になるのは消化不良のようですので、圧力釜で炊いた玄米を一定期間食べてみて、消化不良等の症状を起こさない人で、
なおかつ便通がよくなったとか、体調がよくなったとか、ポジティブな変化があれば、一先ずよしとしてもいいのではないでしょうか?
(残留農薬の問題等が解決できているならば)
・・・では自分は玄米を継続的、積極的にとっても大丈夫そうか、この判断は東洋医学的判断が重要でしょう。
続く
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2017.07.19

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数年前から断続的に清明院に通っておられる患者さん。
これまで、痛風、頻尿、不眠、皮膚炎などなど、色々な症状を治療しては、うまくいくことで、信頼関係を構築してきました。
ある日、久々に手掌に皮膚炎が出た。
今回のものは、治療すると楽にはなるものの、症状が戻ってしまう。
ひどい時は痒みで眠れない時もある。
仕事が忙しいので、頻回には治療に来れない。
こんな時、皮膚科の塗布剤で上手に症状がコントロールできると、鍼灸サイド的にもやりやすい。
しかし、それを患者さんに伝えると、
「これまで、皮膚科では”アレルギーです。”ばかり言われて、ステロイドを含む色々な薬を試してきたけど、全然治らない。塗るとかえって悪化する。」
と、これまでかかってこられた皮膚科医に対する不信感を仰って、皮膚科を変えることに難色を示す。
そこで、私の方で色々と調べ、
「ここなら良さそうだ」
という皮膚科を紹介。
(もちろん、紹介状付きで。)
西洋医学のドクターでも、ちゃんとした先生は、紹介状を付ければ、丁寧なお返事の手紙をくれます。
(まあ、そうでない先生も居るけどね。。。)
「鍼なんて効かねえよ!」 参照
お返事の手紙の処方と診断名を見て、
「なるほど!」
と納得。
どうやら、その患者さんがこれまでに使ってきた全ての塗布剤を調べて、それらと違う、しかも効果の挙がりそうなものを、
しかも使用法をじゃっかん工夫して、処方してくださったようです。
結果は、その患者さんの皮膚症状は、見事、劇的に改善しました。
それにより、患者さんが眠れるようになりました。
それにより、鍼の効きも良くなりました。
なぜなら、症状が軽減されたことで、患者さんの「心神」が安定し、不安感が除去されたからですね。
眠れるようになったことで、陰分の不足もマシになる。
(この時期、それは大変重要なことなんです。)
ですので当然ながら、気の動きはよくなるわけです。
精神科疾患と東洋医学 参照
・・・こういうのをどんどんやりたいね、正直、俺は。
西洋医学がお手上げのモノを鍼灸単独でバシッと治すのも、気分がいいしカッコいいけど、西洋医学と協力して、結果的にズバッと治すのも微笑ましい。
西洋医学が持っている、
「圧倒的標治力(とでもいうべきか)」
の力を借りた方がいいケースというのが、臨床現場には厳然とある。
要は治りゃいいワケで。
そのためにやっているワケで。
それが分かんねえやつとは、会話にならねえ。
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2017.07.10

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これまでのお話
では続きいきます!!
◆麦飯ととろろ。
さて、麦飯の話から始まり、白米(うるち米ともち米)の現代医学的、東洋医学的なお話までしました。
ここで、話を麦飯に戻しましょう。
麦飯のよさは大体分かった。
でも、それを食おうと思ったら、牛タンとろろの「ね〇し」にでも行かないと、なかなか外では食えませんね。
ちなみに「ね〇し」の牛タンとろろ定食はもともと仙台の名物ですが、これは戦後、食べ物がない中で「太助」というお店が出し始めたのがきっかけといわれ、
麦飯ととろろについては、食感を良くする為とか、消化を助けるためとか言われているようです。
あとはまあ、刑務所の麦飯が有名ですね。(笑)
これはもともと受刑者を管理する上で、脚気の予防のために与えられていたようです。
(他にも海軍とかね。)
刑務所の食事と、生活リズムや運動量の半強制的な是正が、体に与える影響は、ホリ〇モンの出所後の姿を見たら一目瞭然ですね。(笑)
現代人の食生活(運動睡眠その他も含めて)はおかしい、だから生活習慣病になる、当たり前の話なんです。
公衆衛生の状況が悪かったら疫病が流行る、食べ物がなかったら栄養失調、飢餓が流行る。
大概のもんはこうやって「ごく当たり前」に起こってきます。
〇
・・・ところでなんで、麦飯にはとろろ(山芋)なんでしょうか。
単に食感の問題のみでもない気がします。
今回はそれを考えてみましょう。
とろろといえば山芋です。
山芋は漢方では、「山薬(さんやく)」という名前の生薬です。
(すげえネーミングだ(゜o゜))
山薬は有名な六味丸や八味地黄丸に入っている生薬で、性味は甘・平であり、脾・肺・腎を養うといわれます。
「山薬」といわれるぐらい超優秀な山芋くん。
効能は補脾止瀉、養陰扶脾、養肺益陰、止咳、補腎固精、縮尿、止帯とあり、
「補気して滞らず、養陰して滋でなく、中気培補する最も和平な品で、渋性もあり、収斂の効能も持つ」
と言われます。
これを 「麦飯」ってどうでしょう?? 3 で述べたような麦飯(大麦)の東洋医学的効能と合わせて考えると、
1.「大麦」で気を下げ、潤し、清熱利湿しながら
2.「山薬」で気を傷らない様にしつつ、陰をフォローすることで、
効果を助ける、という感じになるので、相性がいいとされてきたのではないでしょうか。
・・・まあ、ネットで見ると、栄養学的にはそこまで大きな意味はないとか、単に食感をよくするためだけの問題とか、
昔は食べるものが少なかったから云々・・とか、そういうのばっかり出てきますが、この組み合わせが現在も残っているのは、
僕からみるとこういう、東洋医学的意味づけが背後にあるからなんじゃないかと思いますね。
(どなたか詳しい方、何かご存知でしたらご教示ください。)
続く
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2017.07.09

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これまでのお話
では続きいきます!!
◆もち米、東洋医学的にはどうか。
これまで書いてきたように、もち米のことを東洋医学では「糯米(だべい)」と呼びます。
糯米は、古くは単に「稲(イネ)」と呼ばれ、春秋戦国時代には、かの孔子が食養生に薦めたことで有名なようです。
そして、糯米の根やとぎ汁、ぬか、発芽した糯米にもそれぞれ薬効があると考えられており、重視されてきました。
ただ、前回述べたように、糯米は粘りが強く、消化に負荷がかかるため、小児や老人等、消化機能の低下した人には常食はあまりお勧めできません。
常食すると動悸、皮膚炎、眠気、酒とともに摂ると酔いが抜けにくくなるなどと、僕の好きな李時珍先生の『本草綱目』に書いてあります。
(上記の症状への解釈はまあ、熱化する、脾胃をいためる、というほどでいいんじゃないでしょうか。)
性味は温で甘、苦、臓腑では脾肺を養うといわれ、効能としては補中益気、温中止痢、止消渇、止汗とあります。
(肺を養うのが意外な気がしますが、経絡や東洋医学的な肺の生理を知っていると、なるほど、と分かります。)
脾虚による慢性の下利や脱肛、軽い貧血なんかには、お粥にして摂るといいようです。
(ただし、陰虚内熱型にはダメですよ☆)
温性であるため、内熱や陰虚のきつい人が食べてしまうと、状態を悪化させる恐れがありますね。
現代の研究では白濁尿の原因であるフィラリアや象皮病の原因であるマレー糸状虫(いずれも寄生虫の一種)に効くとか。
ちなみに、有名な漢方薬である「小建中湯」に含まれる重要な生薬である「膠飴(こうい)」、つまり水あめの原料は糯米粉(あるいは粳米粉や小麦粉)であり、
糯米から作った膠飴が一番いい、といわれているようです。
(温性、粘り気の観点で、他をリードしているのでしょう。)
桂枝湯の中の芍薬を倍にしたら桂枝加芍薬湯、それに膠飴(水あめ)を加えたら小建中湯、という、『傷寒論』を勉強していると良く出てくる言い回しがありますが、
膠飴は中焦と肺を温め潤しつつ、症状を緩和し、一部の毒を解毒してくれるわけですね。
続く
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2017.07.03

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前回のお話
参照
では続きいきます!!
◆麦飯と東洋医学
東洋医学的に考えていく場合、麦飯は大麦を炊いたものですので、大麦について知らなければなりません。
大麦とは、人類最古の作物の一つと言われ、原産地は西アジアですが、9000年前のイラクの遺跡からも発見されたとか。
日本では飼料やビール、麦茶、麦芽糖、みそ、しょうゆ、焼酎の原料として利用されています。
まさに我々の生活になくてはならない作物ですね。(゜o゜)
東洋医学的には、五味は甘、鹹、性は微温(涼性という説もある)であり、気を下げ、潤す性質をもち、脾の臓、胃の腑、膀胱の腑を養うと言われます。
発芽した大麦(外皮が付いたモミ)は「麦芽」という生薬として、漢方薬に使われます。
効能としては清熱消渇、益気調中、凉血利水、強心養血、寛腸消積とあり、主に中焦(脾胃)を調整する効果があります。
現代の研究では、前回述べた血糖値降下に作用する以外にも、消化促進、有機リン解毒作用、潰瘍抑制作用も期待出来ると言われ、
こういうものを日常的に摂っていた日本人、サスガ、って感じです。(笑)
ただ、注意点としては消化にやや負荷がかかるため、胃腸の虚弱な人や下痢しやすい老人や小児は、控えめに摂った方が良いでしょう、という感じです。
因みに、「大麦の苗」は一部の青汁の原料にもなっており、熱証、湿熱証の人は積極的にとるべきものですが、これも、
冷えのキツイ「陽虚」型の人は気を付けるべきでしょう。
このように、体にいいからと言って摂りすぎるのは問題ですが、西洋医学的に血糖値の問題といい、東洋医学的に内熱の問題といい、
胃腸虚弱やキツイ冷え体質でもない限り、現代人は白米に麦を混ぜた方が良い気がしてなりません。
続く
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2017.06.25

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前回のお話
モリンガ? 1 参照
では続き行きます!!
「モリンガ」とは北インド地方を原産とするワサビノキ科の植物だそうです。
これの葉っぱをお茶にして飲む、と。
これもあまり成書に情報がないので、ネット上に散見される情報をのぞきますと、インド、アフリカ、フィリピン、インドネシアなどの亜熱帯の国々では古来より薬や美容、健康のために利用されてたそうで、
海外ではその栄養効果の実績と称賛を受けて、非常に高い注目を浴びているそうです。
(どこだ?”海外”って。。。(苦笑))
世界三代美女のクレオパトラが、モリンガのオイルを肌に塗り、モリンガのお茶を飲んで美しさを維持していたという話もあるそうです。(゜o゜)
ミラクルツリー(奇跡の木)ともいわれており、人間や動物にとって重要な栄養素が豊かに含まれているそうです。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸がバランスも良く含まれていて、ポリフェノールは赤ワインの約8倍、ビタミンEは卵の96倍、鉄分はプルーンの82倍、
アミノ酸は米酢の97倍、食物繊維はレタスの28倍など驚くべき数字が出ているスーパーフードなんだそうです。
(出たー!!この〇〇の数十倍の栄養素って考え方!!( ゚Д゚))
効果としては抗炎症作用、抗酸化作用、食物繊維で整腸作用(腸内デトックス)、ポリフェノールでアンチエイジング、
ギャバの抗ストレス作用などなど・・・。
もはや全ての病気を予防、治療出来て、若返り効果まである奇跡の食べ物、って感じです☆(゜レ゜)
・・・いやーしかし、健康に敏感な方が聞いたら、飛びつきそうなものばかりですね。
てゆーか上の文章の「海外では注目を浴びている」の「海外」って、どこ??(笑)
「奇跡の木」って。。。(苦笑)
そー言えばこないだ、「奇跡のお茶」の話をしたところでしたネ。
ルイボスティーと東洋医学 参照
これでは、奇跡だらけじゃないか!!( ゚Д゚)
これはね、要はね、世の中が奇跡だらけなのではなく、「奇跡を期待している人だらけ」なんですね。
まあこういう、「奇跡の〇〇」とか、「スーパーフード」とか言われるものは、努めて冷静に試して、自分に合うか合わないか吟味しましょう。
こちらとしても、こういうものは昔から、メディアを通じて次から次に出てくるので、よく検証しきれないうちにブームが過ぎ去ることがほとんどです。
「すごく合う!!あれもこれも治った!!!」
・・・とかいう人に限って、たいして続かなかったりするという、謎の現象も起こったりします。。。(゚∀゚)
「健康食品産業」というサービス業。
国民の関心が健康に向かうこと自体はいいことです。
サービス業のサービスの質を向上させる唯一無二で最強の方法は、消費者が賢くなることでしょう。
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2017.06.23

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清明院では、カゼひきさんをよく診ます。
最近も、よく診ています。
年々、カゼひきさんへの治療効果が、少しづつですが、上がっているように感じます。
嬉しいことですし、ありがたいことです。
でもこないだは、自分がカゼひきさんになってしまいました。(苦笑)
久々に風邪をひく 参照
カゼの治療が分かってきたかなーと、気を緩めると、スキが出来ると、ヤられる。
鍼の神は厳しいです。(苦笑)
・・・ところで、清明院では、治療に来た患者さんが、症状が出ていようといまいと、カゼの初期であると判断し、
治療をしたら、翌日や、場合によってはその日のうちに、電話していただくことがあります。
治療後すぐに電話してもらうケースでは、大体目安は2時間後です。
以前は、キッチリ治せたかの確認で、どんなカゼでも2時間後に連絡をもらっていましたが、最近では自信がある場合は翌日に、
再感していないかの確認電話をしていただくことが多いですね。
・・・さてここで、何故「二時間後」なのか。
それは、『傷寒論』の太陽病上篇、桂枝湯のところに書いてあります。
「・・・ 温覆令一時許.遍身漐漐.微似有汗者益佳.不可令如水流離.病必不除.若一服汗出病差.停後服.不必盡劑.若不汗.更服依前法.・・・」
まあこの条文は要は、薬を服用してから「一時(2時間)」おきに発 汗の有無を確かめ、発汗していなければ投薬を継続する形で、
太陽病の場合は4時間で1日分を服用させましょ、という理解に繋がる内容です 。
(上記は安井廣迪先生の解説を参考にさせて頂きました)
・・・で、その後は、やや間隔を開けて3 − 4 時間おきの服用とし、発汗すれば服 用を停止すると。
他の処方もこのようにして使用すると、効果がよりよいと 。
これを鍼に置き換えて考えると、二時間後に電話してもらって、発汗に限らず、どのような変化が起こったか確認、ということになるのです。
それにより、自分の鍼の威力や、効果の及ぼせた範囲、自分の診たての正確さもよく分かります。
このように、治療と、その後の変化については、古人が非常に詳細に観察して下さっているところなので、現代でも十分に使える知見が沢山あります。
以前も紹介したように、桂枝湯の後のおかゆ(熱希粥)とかね。
やったらやりっぱなしはダメ。
僕ら鍼灸院が、サクッとカゼを治す。
これ、重要重要。
超重要。
『傷寒論』『温病学』、鍼灸学校、鍼灸師の必修科目にするべきです。
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2017.06.10

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これまでのお話
糖尿病と東洋医学 2 参照
◆消渇の病因病機
上海科学技術出版社の『実用中医内科学』によると、消渇の病因病機は以下の通り。
1.飲食不節→邪熱→津液を損耗
2.情志の失調→鬱火→津液を損耗
3.先天的に五臓が虚弱
4.房事過多で腎陰を損耗
5.温燥の薬物を過服して、津液を損耗
の5つが挙げられています。
総じて、最終的に「津液が減ってしまうこと」に、この病の本質があると考えられてるようです。
このうち、5.の、薬物に原因のある消渇については、あまり言われていないが、個人的には多いのではないかと思っています。
よく最近の健康ブームでは
「冷えこそ害悪」
として、とにかく温めることが重要だと謳い、結果的に盲目的に温性の食品やサプリメントを過服、久服しているケースが多いように思います。
東洋医学では、冷えにも細かい分類があり、
「気の停滞」
や
「邪熱の内攻」
によって、見かけ上の冷えが起こることを知らないといけません。
また、1.の飲食にしても、2.の対人ストレスにしても、4.の性生活にしても、現状の間違った生活に、
「何かを足す」
のではなく、
「間引く」「減らす」
ことの方が有効な場合があることを知った方が良いと思います。
さらに、この病気は症状が出て気付いたときにはもう手遅れ、というケースもあり、消渇病になってから慌てたのでは遅い、ということを、よくよく知っておくべきだと思います。
続く
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2017.05.19

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昨日は、臨時に休診をいただいて、千葉大学附属病院の和漢診療科にお邪魔してきました!!
千葉大学には以前から「和漢診療科」という診療科があり、ここで医師と鍼灸師が協調しながら、患者さんの治療に当たっております。
以前から気になっていたのですが、今回御縁があったので見学研修させていただくことになりました!!
朝の8時から30分勉強会。
大塚敬節先生のエピソードをまとめた『西荻医談』という著書を参加者で輪読していき、それをドクターが解説していきます。
この解説に、以前墓マイラーでも紹介したことのある名古屋玄医や中神琴渓が出てきていたのが嬉しかったです。
名古屋玄医を含む記事 参照
ドクターと鍼灸師、薬剤師が一緒になってこういうことをやっているというのは、非常に良いことだと思いました。
10時からは診療開始。
ドクターの診療と、鍼灸師の先生の診療の両方を見学させていただきました。
印象的だったのは、両方とも、実によく患者さんの話を聞いているということと、電子カルテのオペレーションが非常に整っているということ。
やはり、ああいう大きな病院では必須なんでしょうが、電子カルテで、瞬時にリアルタイムで自分の担当患者がその日に何を訴え、
どういう処置をしたかが、その患者さんに関わる全員で共有できるようなシステムが整っており、そのインフラが機能するようなマンパワーも揃っている。
その電子データを基に、カンファレンスを行うのも非常にスムーズ。
これは正直、非常に羨ましかったですね。
また、かつては
「3時間待ちの3分診療」
とも揶揄された大学病院の診療体制の中で、非常に丁寧に患者さんの話をうかがう体制を整えているな、と思いました。
昼食は大学内の職員用の食堂で頂きましたが、どこに行っても、ロン毛に白衣は奇異な目で見られまくりますね。(笑)
昼食後、14時から教授の先生の回診とカンファレンスに参加。
やはり入院患者さんは重症が多いです。
でもまあ、私も長年往診をやってきたので、重症の患者さんは診慣れていますので、そういう意味での驚きや興奮はなかったですが、
教授の先生の診察を横で見ていて、あー自分も触りたい、この症例を一から診立てて鍼してみたい、という欲求がハンパじゃなかったです。(苦笑)
回診の後のカンファレンスも、電子データがあるために非常に分かりやすい。
会議室の壁をスクリーン代わりにして、プロジェクターで映写しながら、全員でそれを見ながら意見交換ができる。
病院ならではだな、と思ったのは、レントゲンなどの画像データも映写して、共有することが出来る点。
でもこれは、僕らも舌診なり顔面診では出来るはず。
東洋医学も、あれは出来るはずなんで、もっと電子化を進めるべきだと思いましたね。
その後、千葉大学の医学の6年生の学生さん達が鍼を体験する授業に参加。
医学部の学生さんが、
「スゲエ!」
とか、
「マジすか!」
とか、キャッキャ言いながら鍼を受ける姿に、
「あー、こういうの大事だナー。。。」
と思いました。
医師になる前の、まだ頭が柔らかい状態の時に、鍼灸や漢方などの東洋医学に触れてもらおう、という試みなんだそうです。
(素晴らしい!!)
そして最後は和漢診療科の鍼灸師同士での勉強会。
鍼灸師の先生がドイツの東洋医学の学会に参加したエピソードをお話しいただきました。
ヨーロッパでも、徐々に東洋医学は盛んになってきているようです。
今後、日本の東洋医学のレベルはどこまで上がるか。
今後、日本で、東洋医学が第一選択肢になる日は来るか。
色々考えさせられ、非常に有意義な1日でした。
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!