東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「鍼灸師が紹介状書いていいんですか?」

2017.04.06

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昨日から、東洋鍼灸専門学校での講義が始まりました!

 

 

今年度の学生さんも、なかなか熱心で、たくさんの質問をいただきまして、嬉しかったです。

 

 

色々な質問がありましたが、印象的だったのは、

 

「先生は、治療を断ることはありますか?」

 

という質問。

 

 

このブログで何度も書いていますように、東洋医学というのは、気を動かし、陰陽バランスを整える(治る力を最大化する)、結果的に病気が治る、

 

治る力が増す、ということを説いた医学です。

 

 

それを「鍼灸」でやる、というのが東洋医学的な、伝統的な鍼灸治療、ということになります。

 

 

毎日毎日、ひたすらそれをやらせていただいているのが、「清明院」という施設です。

 

 

「気を動かして、鍼灸をする前よりは、陰陽バランスを整える」

 

ということ自体は、どんな重症であれ、すべての症例において、理論上は可能です。

 

 

ただしかし、もちろんそれですべてが治せるという訳ではないです。

 

 

例えば、毎日、あるいは1日何回も、鍼灸治療が出来れば治せるかもしれない症例でも、経済的、物理的な問題で、月に数回しか診せに来れない、

 

といった場合、陰陽バランスを調整する力、鍼の力が病の勢いに追い付かない場合もあります。

 

 

臨床家は結果責任ですから、そういうものについては、悔しいけど「治せない」ということになります。

 

 

そういう場合なんかに、専門病院などに「紹介状」を書いてその患者さんを送る、ということをやる場合があります、と答えると、学生から、

 

「え!?鍼灸師が紹介状を書いていいんですか?」

 

「病院は受け取ってくれるんですか?」

 

という質問が出て、度肝抜かれました。。。( ゚Д゚)

 

 

いやいや、いいに決まってるっしょ。(苦笑)

 

 

逆に、何でダメなの?

 

 

治らないからって、相談されてんのにほったらかしにするのは無責任でしょ。

 

(因みに、自己判断で、全く無断で来なくなってしまった患者さんについては論外ですよ。これはフォローできません。)

 

 

清明院も、大変な重症難病に関わらせていただくことが多い関係上、これまで、何枚も紹介状を書いています。

 

 

まあ、相手が大学病院や総合病院で、いわゆる「保険医療機関」からの紹介状しか受け付けていないところだったり、そもそも鍼灸や東洋医学に否定的なドクターだったら、

 

紹介状を受け取らない、というケースもあり得るかもしれません。

 

(大変嘆かわしく、残念なことですけどね。。。)

 

 

しかし、普通の良心的なドクターであれば、大変丁寧な文面のお礼状とか、診療情報提供書を返送してくれます。

 

 

これまでに実際にあったケースとして、総合病院などで、病院の窓口としては「保険医療機関」以外からの紹介状は受け取りNGであっても、

 

ドクターのご配慮によって、診察の際に直接ドクターに手渡す形でお渡しし、その後、ご丁寧な返信を下さった、というケースがありました。

 

 

鍼灸師は国家資格。

 

 

公的に認められた、医療技術職です。

 

 

鍼灸師は医業類似行為者だから医療じゃないとか、医療に関わっちゃいけないとか、鍼灸師の側が、変に自虐的な認識を持つのは、患者さんの不利益に繋がると思います。

 

 

誇りと自覚をもって、やれる最大限のことをしましょう。

 

(もちろんキチッとした学術を身に付けた上で、ね。)

 

 

こういう認識の学生さんが居る以上、学校教育の中で、「紹介状の書き方」という授業があってもいいんじゃないかと思いますねえ。

 

 

東京衛生学園臨床教育専攻科(教員養成科)にはありましたけど、鍼灸師養成校にもあっていい。

 

 

 

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