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こんばんは下里です
まだまだ寒い日が続きますが、日射しはすっかり春のやわらかさをたたえていますね
昨日は信号待ちて見上げた空がすっきりと青くとてもきれいでした
今日はこの、空をみて感じる「青いという感じ」、について考えてみました。
なにかを見たり、聞いたり、自分の身体で経験して感じる「感じ」のことを、クオリア(「主観をともなう質感」)というそうです。
もとは哲学の世界で議論がはじまり、20世紀末に脳科学が盛んになったことを背景に、そちらの世界でも盛んに研究が行われているようです。
日本での第一人者は、脳科学者の茂木健一郎さん。一時期ずいぶんテレビなどでも特集が組まれていましたので、ご記憶の方も多いのではないでしょうか?
クオリアは「●●だから美しい」と、知識や経験に基いて、ワンクッション思考を挟んだ価値判断とはちがい
「赤い」「香り」「美しい!」といった、主観的に物を感じる「感じ」そのもので、
決して言語化できず(「赤い色」を波長などで定義できても、おなじものをみてその場で感じる「赤い感じ」はひとそれぞれちがうから)
誤認しようがない(人がどういおうと、自分がいま感じている「赤い感じ」はまぎれもなく事実だから)とされます。
このように、クオリアは、あくまで本人にとってのものの感じかたについての議論です。
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先日、神(シン)って・・・?ということで神について考えた際、「気」の働きを見つめなおしていたのですが、「クオリア」をヒントに、改めて気の働きについて考えてみました。
ドライフラワーや亡骸を目の前にした時、人によって感じる「感じ」は異なります。
東洋医学を学び始めてから、わたしはこれを「クオリア」という視点でなく「気の交流」という視点で捉えるようになりました。
経験したことに対し何かを「感じる」ということは、
見ている者が主観的に体験する質感の問題、つまりその者単体の問題ではなく、
見られている対象物によって「もたらされる感覚」の問題と、切り離せず
「質感を経験する者」と「質感をもたらすもの」とは常にワンセットで、
「気」の定義が「そのものをそのものたらしめているもの」とするならば(これが物質的存在という意味でなのか、認識的にという意味なのかはひとまずおいておいて)
この互いの働きは気の働きそのもので、
相互作用だと捉えたので「交流」と表現しました
クオリアの問題に立ち戻れば、あくまで「質感を体験している者」の中で起きている現象が問題点の様子ですので
全ての作用を気の作用と捉える視点とはまた異なっています
わたしは、東洋医学を学ぶまではこの視点の問題についてあまり深く考えていなかったのですが
「気」について考えるようになってからこの違いは大きな違いだな、と感じるようになりました。
「クオリア」という考えが出て、研究対象となってくるというのは、背景にある哲学や思想・歴史が影響しているのではないかなと思います。
「認識」や「感じ」については、自分の中で大きなテーマですので、また考えていきます
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