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2014.02.12
これまで「むくみ」について少しずつ書いてきて、
前回「三焦○○証」っていうのが、臓腑弁証にないと書いたのですが
臓腑経絡学(中医学の生理学)では取り扱われているのに病理を考えるときにつかう弁証がないというのがイマイチなっとくいかず
たまたまお会いした先輩に「なんでないんですか」と聞いてみたところ、
「いや、ある、たしかこの本に載ってる」
と紹介していただいたのでした!いろいろ、メモしきれなかったので購入。(表紙のキャラ超かわいくなーい)
前回ブログを書いたときに私が参考にしたのは燎原の『基礎中医学』、東洋学術出版社の『中医弁証学』、そして『北辰会方式 理論編』
ちなみに、臓腑弁証は
臓腑の生理機能をもとに八網・気血津液・病因などの弁証を結び付け、四診で得られた資料から病因・病機および病変の部位・性質・邪正の形勢などを弁明する方法である。中医学において重要であり、とくに内傷雑病に対する弁証の基礎である
これに対し、三焦弁証というのもありますが
清代・呉菊通が『温病条弁』で提示した温病の弁証方法であり、尊崇する葉天士の衛栄気血弁証を含みこんで、「上焦に始まり、下焦に終わる」という上から下への伝変を重視した新たな観点に立っている。(以下略)
(いずれも『基礎中医学』 神戸中医研究会編著 より)
この場合は臓腑としての三焦とは、また概念がちがうものです。
三焦について、詳しくは院長ブログをご覧ください→ 「三焦」って何ですか?(その12) ←『「三焦」って何ですか?』シリーズの最終回。ここから全部さかのぼれます
先輩には「本によって書いてあることが違うんだから、いろいろよまないと。。。」とアドバイスいただきました
いやはや!こんな基本的なところが違うと思ってなかったですよ
北辰会の『臓腑経絡学』も確認してみたところ
「蔵象 臨床」
というコーナーがないのは、やはり「三焦」と、三焦と表裏関係にありこちらも相火という特殊なポジションの「心包」だけ!
・・・・だったら、話の流れがキレイだったんですけど、大腸もなかったですね笑
ということで、次回はこちらの本でむくみについて発見したことを書いていきたいと思います
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