お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2017.09.05
読者の皆様、 こちらのバナーのクリックにご協力下さい!
こんばんは 浅田です
先週の北辰会夏季研修会に続き、日曜日はエキスパートコースに参加してきました。
2週連続で大阪に行くのは初めてです。
支部からも多くの先生方がいらっしゃっておりました。
午前は、竹本先生、島内先生による臨床方剤学講義「芍薬から見た処方」
芍薬の種類、効能、歴代医家の見解を、色んな文献から引用し、わかりやすくまとめて下さいました。
各方剤の中で、芍薬がどういう役割をするのか、潤す為に加わっているのか、降ろす為に加わっているのか、それとも、腹に効かせる為に加わっているのか、
一つ一つの生薬が、何を目的として加わっているのか(時には抜かれたり、減らされたり)、考えるのが面白く、大変勉強になりました。
では、芍薬と同じ効果を鍼で出すには…
…これからの勉強課題ですね。
午後①は、竹下院長による2例の症例報告「乳幼児のアトピー性皮膚炎」「前置胎盤、再生不良性貧血」
9月の日本中医学会と、10月の伝統鍼灸学会で発表する症例を、当日の本番に合わせて発表して下さいました。
どちらの症例も初診後に、今までにない程の排便があり、身体に大きな変化が出ていると患者自身に実感してもらっていました。
患者によって、排便、排尿、発汗しやすくなった、睡眠が取れるようになった、食事が摂れるようになったなど、治療後身体に様々な変化があります。
患者からしたら、一見主訴に関係がないと思われる身体の変化でも、「私の身体、変わっていく」と思ってもらい、気持ちを前向きにさせることが重要なのだと思いました。
論理をしっかり踏まえた治療をしながら、患者の心理面のフォローできる対応、患者のココロを動かせる治療効果を出せるよう、日々勉強していきます。
午後②は、奥村先生による「日本における、中医鍼灸の受容とその役割」北辰会の立場から
三因制宜に従って、様々な流派が確立されている中で、北辰会はどういう立場なのか。
正直、私の勉強不足で難しい内容でした。
脾募、不容の話は、わかりやすくとても面白かったです。
不容には、水と火(水と油)を隔てるという意味があり、この境界には膜がある。
このことから、不容は隔膜という考え方ができ、ここに隔たりが無く、上手く交わっている状態が健康と言える、と。
一穴一穴にどんな意味があるのか、まずは経穴解説を完璧に覚えることからですね。
基礎を踏まえてから、応用です。
午後③は、新風先生による「各種鍼法の使い分け」
豪鍼、打鍼、古代鍼を用いる場合と特徴を、3種比較しながら説明して下さり、デモ実技を行なって下さいました。
普段臨床をやっていて、どんな状態の時に、どの鍼法を使うべきなのか判断するのが、難しい所です。
刺入に耐えうる患体なのか、実証、虚証があっても刺入可能レベルなのか、最終的には、患者の“気”を感じ取り、直感的感覚が重要になってくると仰っておりました。
今回のエキスパートコースでは、直感という話題が何度か出てきました。
直感の引き出し方は、「私利私欲を捨て、目の前人に心から治って欲しいと、全力で向き合うこと」と、弁釈鍼道秘訣集の心持ち之大事に書いてあります。
理論を軽視せず直感を引き出し、よりベストな鍼法を選択できるよう、精進していきます。
終わった後の飲み会では、
油谷先生、原先生、武田先生に大変勉強になるお話を伺い、
堀内先生には、コッテコッテの大阪ギャグで圧倒されました笑
月曜日は、玄珠堂で治療を受け、研修させて頂きました。
2週間連続で治療を受けると、身体が全然違います。
「毎日はよ寝ろ!」と生活指導して頂きましたが、寝なくてもバリバリ動けそうなくらいです。
エキスパートコースの講義内容も質問させて頂き、大変勉強になりました。
本部の先生方に顔と名前を覚えて頂き、色んな先生方に、「いつもブログ読んでます、刺激になります」と、お声をかけて下さいます。
勉強不足でお恥ずかしい文章ですが、今後とも清明院ブログをご愛読頂けたら幸いです。
読者の皆様、こちらのバナーのクリックにご協力下さい!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④2025.07.26
気象発病学説⑦2025.07.25
試験返却2025.07.24
第3回《肺》境界をまもり、境界をひらく2025.07.23
問診に関して㊴(二便の問診⑤)2025.07.22
畏悪風寒(いおふうかん)とは④2025.07.21
2025年夏 参議院選挙2025.07.20
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告③2025.07.19
気象発病学説⑥2025.07.18
ほどよい疲労感2025.07.17
第2回《肝》停滞する部屋、動けない自分2025.07.16
問診に関して㊳(二便の問診④)2025.07.15
畏悪寒風(いおふうかん)とは③2025.07.14
血の病⑮2025.07.13
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告②2025.07.12
梅雨明け2025.07.11
茅の輪2025.07.10
第1回《脾》 整わない部屋、調えられない心2025.07.09
問診に関して㊲(二便の問診③)2025.07.08
畏悪風寒(いおふうかん)とは②2025.07.07
令和7年7月7日2025.07.06
症例報告:線維筋痛症に対する伝統鍼灸①2025.07.05
梅雨明け間近2025.07.04
言葉の奥深さ2025.07.03
整えることは、調えること2025.07.02
問診に関して㊱(二便の問診②)2025.07.01
畏悪風寒(いおふうかん)とは①2025.06.30
日本の夏はこれ2025.06.29
CONSORT声明2025⑨2025.06.28
気象発病学説⑤2025.06.27
ワクワク感2025.06.25
問診に関して㉟(二便の問診①)2025.06.24
癇(かん)とは④2025.06.23
インターホンと病因病理2025.06.22
CONSORT声明2025⑧