お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2025.04.24
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは、三鬼です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
季節の移り変わりを告げる散歩道には、青紫の矢車菊が織りなす星図が広がっています。
春から初夏にかけて、野の草原に星々のように散りばめられる矢車菊。
その青紫の花は、空の深みを映すかのように静かに咲き誇り、私たちの目と心を優しく癒してくれます。
しかし、その美しさの奥には、自然と人間を結ぶ深遠な叡智が秘められているのかもしれません。
東洋医学と五行思想を手がかりに、一輪の矢車菊に映し出された自然と身体の調和について、探究していきます。
今週は、五行における色彩と季節の関係性、そしてそれらが私たちの心身にもたらす繊細な影響について紐解いていきましょう。
東洋の古代思想では、自然界のあらゆる現象は「木・火・土・金・水」という五つの要素が織りなす循環によって成り立つと考えられてきました。
この五行思想においては、それぞれの要素に対応する季節・臓腑・感情・色彩があり、自然界と人体の繊細な関係性を表しています。
・春には「木」の気が満ち、青や緑の色彩が生命力の躍動を表現します。
・夏には「火」の気が高まり、赤が情熱と活力を象徴します。
・季節の変わり目には「土」の気が安定をもたらし、黄色がその調和を映し出します。
・秋には「金」の気が澄み、白が清らかさと実りの豊かさを示します。
・冬には「水」の気が静まり、黒や紺が内なる英知の蓄積を意味します。
これらの色彩は単なる視覚的な違いを超えて、季節とともに変化する自然のエネルギーを映し出す鏡のようなものです。
そして私たちの身体もまた、こうした季節の変化に呼応して微妙にリズムを変え、内なる調和を求めていきます。
矢車菊の特徴的な青色は、五行では「木」の気に属し、春の生命力を表しています。
この青は「目覚め」「成長」「柔軟性」といった春のエネルギーそのものです。
よく観察すると、矢車菊の青は均一ではなく、深い藍色から淡い紫へと微妙に変化しています。
この紫がかった色合いは「火」の気、つまり夏の気配を含んでいるのです。
一輪の花の中に、春から夏への季節の転換が静かに描かれているのを見ることができます。
次回は、この矢車菊の放つ色彩が私たちの心身にもたらす微細な変化について、さらに深く探究していきましょう。
【参考文献】
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.08.26
神昏(しんこん)とは③2025.08.25
試合観戦2025.08.24
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告②2025.08.23
気象発病学説⑪2025.08.22
後期授業開始2025.08.21
靴下の穴占い2025.08.20
診療再開!!2025.08.19
2025年 夏季休診日2025.08.18
夏季休暇20252025.08.17
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告①2025.08.16
気象発病学説⑩2025.08.15
久しぶり2025.08.14
五臓と空間2025.08.13
問診に関して㊷(二便の問診⑧)2025.08.12
神昏(しんこん)とは②2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④2025.07.26
気象発病学説⑦2025.07.25
試験返却2025.07.24
第3回《肺》境界をまもり、境界をひらく2025.07.23
問診に関して㊴(二便の問診⑤)2025.07.22
畏悪風寒(いおふうかん)とは④2025.07.21
2025年夏 参議院選挙2025.07.20
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告③2025.07.19
気象発病学説⑥2025.07.18
ほどよい疲労感2025.07.17
第2回《肝》停滞する部屋、動けない自分2025.07.16
問診に関して㊳(二便の問診④)2025.07.15
畏悪寒風(いおふうかん)とは③2025.07.14
血の病⑮2025.07.13
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告②2025.07.12
梅雨明け2025.07.11
茅の輪2025.07.10
第1回《脾》 整わない部屋、調えられない心2025.07.09
問診に関して㊲(二便の問診③)2025.07.08
畏悪風寒(いおふうかん)とは②