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2014.06.25
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ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
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こんばんは渡辺です
6月も来週でおしまい!いよいよ本格的な夏、7月がやってきます。
去年は猛暑で、干上がった往診用Tシャツが潮を吹いていましたが笑
今年は一体どんな夏になるでしょうか。
今週も、先週に引き続き、つわりについての話題を
これまでブログはコチラ
東洋医学的に「つわりは気の持ちよう」なのか?その①
東洋医学的に「つわりは気の持ちよう」なのか?その②
先週は、中医学のつわりの弁証類型から「肝火」のつわりを例に、肝陽上亢or肝鬱→胃を犯す→つわりという病機ルートがあると書きました。
「七情不和」というのは、簡単に言ってしまうとイライラとするストレスだけでなく、喜びや不安、怒り悲しみなどの感情が過不足することです。
七情不和となると感情がコントロールから外れるだけでなく、身体にも影響を及ぼすことがあると東洋医学では考えます。
肝の蔵は七情不和から影響を受けやすいため、とくにメカニズムが「肝」系統のつわりの場合、「精神的なこと」が悪化要因のひとつとなりえます。
くわしいお話は、院長のブログをご参照ください!「肝」との関係もたくさん書かれています!
「七情」まとめ
「精神的ストレスで悪化、発症する病」について
ですので、「気の持ちよう」というのがあながち間違いではないんです。
という前提のもとに、ちょっと考えてみますが
「つわりは病気じゃないから大丈夫だよ」というセリフを
『妊婦さんがとっても信頼している医療従事者から、安心するトーンでいわれた』
のと
『つらさをわかって慮ってほしいパートナーに、無責任な感じでいわれた』
のだと、印象が180度ちがいますよね。
同じセリフでも、患者さん自身とそれを発した人との関係性と、伝え方で印象が全く違いますし、呼び起こす感情も異なります。
もちろん、これは言葉を発する側だけの一方的な責任ではなくて、患者さん自身の前向きさなどからくる、言葉の受け取り方、感情のコントロールにも左右されます。
つわり中は奥様はどこか弱って普段ほどの余裕がないかもしれない。
旦那さんもちょうど仕事が忙しくていつもの余裕がないかもしれない。
だからこそ夫婦間で思いやって言葉をかけあわないと、意図しなかったように伝わって喧嘩になったり、時には症状が悪化してしまう場合もある。
慰めのつもりでかけた言葉でも、状況次第で相手を突き放しているように感じさせてしまったら、それは逆効果になってしまうでしょうね。
「気の持ちよう」っていうのは東洋医学的にみて間違ってないんです。
では、医療従事者の立場で、私たちがプロとしてかけるべき言葉は?
そこには答えなんてありません。それこそ、患者さんとの関係性が、それぞれちがうからです。
もちろん、何よりも大事なのは、患者さんがこちらを向いてくれるような信頼関係を築くこと。
そして、その時々で必要な言葉をかける。
これが難しい。
そのベースは「思いやり」だろうけれども、これまでの臨床経験や先の見通しも含めた視点からの言葉をさがす。
たとえば、百戦錬磨の臨床家の藤本蓮風先生の臨床を拝見していると、やはりこの「声のかけ方」力はものすごいです。
初診の患者さんであっても、スーーーーーッと胸の奥に入っていくような言葉をかけていらっしゃる。
患者さんとの関係を深め、かけた「言葉の力」は臨床の厚みを増します。
どうやって関係を深めるか?どんな言葉をえらぶか、どんな伝え方をするか。
それが自分が清明院のスタッフとして往診したこの2年半、ずっと模索してきたことのように思います。
内容は自分の変化、患者さんの変化、関係性の変化とともに変わり続け
悩んで、「よりよい」ものを探って、頭を打って
結局「正解はない」というのが答えでした笑。
ふだんは後ろ向きの権化のような思考回路の自分ですが、
医療の現場では、あきらめないで、前を向くしかないことを、周りの先生方や患者さんに教えていただきました。
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本日このブログ記事作成をもって、私は清明院を退職いたします。
「どんな人が読んでくれるか?」わからないブログで記事を書くことは、ときに現場で一人一人の患者さんと応対するよりも言葉選びに頭を悩ませることもありました。
つたない文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございます。
そしてもし、いまこれを読むあなたが「東京で、鍼灸往診をしてみたい」「鍼灸臨床の面白さ難しさ、ゲンジツが知りたい」「がっつり東洋医学をやりたい!」「自分の、何かを伸ばしたい」
という思いを抱える鍼灸師であれば。
清明院のスタッフに応募することをお勧めします
決して楽ではないけれど、大げさでなく、人生何か変わると思います
最後に、2年半前、私をスタッフとして受け入れ、たくさん機会を与えて根気よく見守ってくださった竹下院長、森岡副院長、スタッフの先生方、
わたしを育ててくださった患者さんに心から感謝いたします。
ありがとうございました
2014年6月25日
渡邉歩未
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