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こんばんは。二神です。(^0^)v
最近はいろいろな地域で自然災害が相次いでいます。東京でも不安定な天気が続いていますので
皆さんも体調管理には十分に気を付けてください。
往診を行っていると、患者さんから家族の話や近所の人の話を聞くことが
よくあります。
話を聞いていると、家族や近所付き合いも含めいろいろな事に気を使っていたり、
精神的に疲れてしまっているなと感じることがよくあります。
日本人は義理堅いとか、義理人情に厚いとかよく言われますが、これはもともと日本人が
農村社会で生きてきたからだと言われています。
昔の人は農作業や年中行事、冠婚葬祭などを行う時に、お互いに協力し合って
助け合いながら生活していました。
何事も個人で行うことが難しかった時代は、みんなで協力しながら生きていく必要が
あったわけです。
そんな中で自然と義理という考え方が根付いてきたようです。
最近は近所付き合いなどは少なくなり、隣に誰が住んでいるのかも知らないという事が
多いですが、私が小さい頃は隣の家の人から醤油を借りたり、近所のおばあちゃんと
お茶を飲みながら世間話をすることも多くありました。(笑)
この義理とはもともと儒教の五常(五徳)という考え方からきていると言われています。
五常とは、仁・義・礼・智・信のことで、簡単に説明すると、
仁:人を思いやること。他人に優しくすること。
義:正しい行いを守ること。人が守るべき道理
礼:さまざまな行事の中で規定されている動作や言行、服装や道具などの総称。
仁を具体的な行動として表したもの
智:物の道理を知り、知識豊富で正しい判断を下す能力
信:偽らない事。忠実な事。約束を守ること。誠実であること
であり、義理はこの中の「義」からきていると言われています。
現在では、やりたくないけれど仕方なくやるというニュアンスの意味もあるようですが、
本来は自らの利害利益などは関係なく人の為に尽くせる心の事を義理と言っていました。
おもてなしの心ではないですが、日本人に昔から根付いていたこのような素晴らしい考え方や、
習慣はいつまでも残って欲しものですし、残すべき価値のあるものだと思います。
話を聞いているとお互いに助け合っていたりすればよいのですが、昔と今の価値観の違いなのか、
世話をしたり、義理堅い行為はこちらからの一方通行な気がします。
確かにそれではぐったり疲れてしまいますよね。
せっかく昔からある日本人としてのよい習慣、価値観だと思うので、私も、日本人であることに
誇りを持ちながら、このような忘れ去られがちな素晴らしものを後世に伝えて
いかないといけませんね。
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こんばんは 戸倉です。
7月に入り、ますます暑くなってきましたね。
昨日の夕方、バイクで往診中、少し早い幼稚園の七夕祭りに向かう浴衣の子供たちを見かけました。
道端に見られる色とりどりの短冊や沢山の飾りが吊るしてある笹を見ると、自分も子供の頃、
短冊に願い事を書いて飾った事を思い出します。
私の七夕といえば、母の実家の町で行われる7月末の七夕祭りです。
決して大きな町ではありませんが、駅前や商店街を埋め尽くす
「くす玉」や「吹き流し」はとても豪奢で、見応えのある祭りです。
七夕飾りで見られる飾りや短冊には、それぞれ意味があります。
・紙衣…災いの身代わり、女子の裁縫上達(神に捧げる為に一番上に飾る)
・吹き流し…織姫の織り糸を表し、裁縫の上達
・巾着…節約と貯蓄、商売繁盛
・投網…豊漁と豊作、幸運を集める
・屑かご…清潔と倹約
・折り鶴…家族の健康と長寿
・短冊…学問と書道の上達を願う
短冊の色は「五行説」の「五常」に対応しており、
・青…木、仁、徳を積む、人間力を高める。
・赤…火、礼、父母、祖先への感謝の気持ち。
・黄…土、信、友人、知人、信頼を大切にする。
・白…金、義、義務、約束を守る
・黒(紫)…水、智、学業の向上
意味を調べて見てみると、深い願いが込められた、大切な行事だと気づかされます。
七夕飾りは7日を過ぎると片づけられてしまうところが多いので、今週は町中で見かけたら、
飾りを見て、季節を楽しもうと思います。
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