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2017.10.21
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こないだ、何となく書き始めたシリーズ。
せっかくなんで、もう少し紹介しましょう。
患者 30代 男性
主訴 慢性扁桃炎による痰、咳、咽喉の異物感
随伴症状 咽喉の渇き、めまい
現病歴 清明院初診の3年前より発症。病院、漢方、鍼灸と、色々試したが良くならない。
(何か治療をすると、症状少し落ち着くが、完全には改善しない状況。ピーク時を比較すれば症状の強さは半分以下の状況)
既往歴 突発性難聴 慢性鼻炎
弁証 肺胃不和 湿痰
配穴 明らかにしない
経過 初診後、咳、痰が改善。
遠方であり、多忙でもあることから、漢方の先生の力を借りる。
(処方名は明らかにしない)
現在、経過良好。ほとんど崩れなくなっている。
他の治療院の鍼灸や漢方でダメでも、清明院のやり方考え方でならうまくいく症例、というのがある。
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2017.10.13
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まあ最近の症例でも。
まあ、普段こんなんやってます、って感じで、チャチャっとライトに、何例か紹介します。(*‘∀‘)
患者 60代 女性
主訴 足の痺れ
既往歴 卵巣癌
現病歴 卵巣癌の手術後、抗がん剤治療中に主訴発症。抗がん剤治療終了後も改善せず、徐々に悪化。症状は今が一番強い。
弁証 心腎不交 気滞血瘀
配穴 あえて明らかにしない
経過 初診治療後、主訴が劇的に改善。現在6診ほど加療したが、随伴症状であった、浅眠、高血圧も改善。
医師に相談し、睡眠薬、降圧剤の減薬を検討するとのこと。
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2014.09.24
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9.21の日曜日は、大阪で行われた、(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!!
今回、午前中は講師同士集まっての、言わば指導法の研究のような時間。
なかなか勉強になります。
技術ごとというのは、いくら伝えよう伝えようと思っても、”上手に”伝えないとなかなか伝わらないものです。
特に鍼灸の技術は、それが重要です。
他の講師の先生方の伝え方、指導方法を見て、ナルホドナー(*‘∀‘)、と思いながら聞いていました。
午後は神戸の原元氣先生による症例検討会
「めまい」
でした。
これもなかなか臨床でよく見かける症状で、パッと治すのが難しいケースもあったりする症状です。
非常に丁寧な診察と治療で、短期間でめまい以外にも、様々な随伴症状を治癒させた、素晴らしい症例でしたね。
最後は実技練習。
今回は、藤本彰宣先生の背後霊のように、先生が指導している様子をみて回りましたが、流石ですねー。。。
やはり、自分が技術を身に付けたら、今度はそれを如何に上手に指導するか、ですね。
そうしないと、自分にしかできない、ということになって、結局はそれで救える人は限られてしまいます。
また、”教える”ということが、自分自身の勉強にもなります。
・・・いいものなんだから、共有できる部分については共有しないとネ。(*^^*)
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2014.06.18
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今日は学校で、「不眠」について喋ってきました!
初めから「不眠」そのものを訴えて(主訴として)鍼灸院に来る方はそんなにはいませんが、どんな病気を治療するのであれ、”睡眠”をキチッと取らないと、
なかなか治っていきません。
まあ、あらゆる病気の”随伴症状”として見逃せないのが「不眠」です。
どんな病気によく随伴するかというと、うつ病や統合失調症などの精神疾患です。
このうち、「統合失調症」は、2003年までは「精神分裂病」と呼ばれていました。
この「精神分裂病」は、英語でschizophreniaを和訳したものなんですが、
”精神が分裂する”
というイメージから、
”理性が崩壊する”
というイメージで差別用語的に語られやすい、誤解を招きやすいということから、2003年に統合失調症と改称されたそうです。
ところが、鍼灸学校で使われている『東洋医学臨床論 鍼灸編』の教科書では、いまだに”精神分裂病”と記載されています。。。
今年は2014年です。
11年間、まったく改訂がなされていない証拠。
・・・嘆かわしや。
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2013.07.21
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毎日患者さんを診ていると、思わず天を仰ぐような事態に遭遇することがある。
2011.09.28
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半年ほど診ているアトピーの患者さん。
皮膚の方は、パッと見、まったくアトピーとは分からないぐらいに改善しています。
随伴症状としてあった、喘息の方も、薬を飲まなくてもいられるほどに改善。
今では、2週間に1回くらいのペースで、健康管理目的で来院されております。
そんな訳で、バリバリと仕事しておられるのはいいのですが、ここ最近、ちょっと気になる所見が・・・。
仕事で、睡眠時間や趣味の時間を削って働いて、へとへとになって来るわけですが、いつも、お腹の「とあるところ」に熱が籠っております。
ここに直接鍼をしますと、脈や舌の状態、本人の疲労感そのものなどが、非常によくなります。
人間には、主に発汗、排便、排尿という、強力な「余分な熱排出機構」が整っております。
それらの細かい仕組みは、これまでに五臓六腑シリーズに書いてきた通りです。
興味のある方は、右のカテゴリ一覧から、ぜひお読みください。(笑)
ハードな仕事で肉体的、精神的に「疲労」した結果、体内の「余分な熱」を排出する機構が徐々に徐々に機能不全に陥り、
結局は気の動きの「弱い部分」や「停滞している部分」に余分な熱が鬱積してくるのです。
これ、マメに取っとかないと、コワいんです。
東洋医学では、癌などの非常に頑固な病気を、このメカニズムで考えます。
何年、何十年もかけて鬱積した余分な熱が、他の「余分なもの(血とか水とか)」と結びついて、非常に頑固な塊になったモノ、
それがおおよそ西洋医学の言う「癌」というものだ、という考え方があります。
(もちろんこれが全てではありませんが。)
この患者さんは、そのことをよく分かって下さっていて、定期的に「疲労によって籠った熱」を取りに来ております。
上記の話は、東洋医学的な考え方で、毎回毎回患者さんの生活状況を聞いて、お腹を診ているから分かることだし、患者さん自身も実感できることなのです。
病院の診療体制への批判としてよく言われるように、電子カルテのPC画面ばかり見て、患者さんの顔すら見ない、検査数値ばかり気にして、
実際の患者さんの訴えには耳を貸さない、こういう医療の現実がまだまだまかり通っている日本の世の中で、こういう診方、考え方には非常に
「重い価値を置くべき」だと”僕は”思っています。
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2011.08.20
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「患者さんの声」をいただきましたので、ご紹介いたします。
30代 女性
症状:首肩こり、頭痛、手足の冷え、耳鳴り、疲れやすいなど
先生の治療を受け始めて約2ヶ月がたちます。
首肩のこりに加え、手足の冷えがひどかったため治療にうかがったのですが、まだそれほど劇的な変化はなく、今も治療継続中です。
ただ、治療を始めてから「何となく」体の調子が良くなってきています。
先生の治療を受け始めて一カ月くらいたった頃、「何か最近調子がいぃぞ」と思うようになり、自分の体が少しずつですが変わってきているコトに気付き始めました。
「何となく症状」がいくつかあったのですが、
これらが消えていたのです。あまりに何となく症状があらわれていたため、治療後に症状がなくなっているコトにも気付いていなかったのだと思います。
治療を始めた頃、先生に自分は鍼治療で劇的変化を経験したことがないという話をしたところ、
「体質や病気によって治り方は違う」と教えて頂きました。 そもそも、私の首肩こり、手足の冷えというのは、自分自身ではなく他人に言われて初めて気付いたモノでした。「肩ガチガチだね!」とか「手冷たいね~」とか言われ、
自分では「うーん…そぉ?」みたいなカンジであまり気にもしていなかったのです。昔から肩は固いなぁと思っていたし、手は人と比べると冷たいなぁとは思っていましたが、
それが私の普通だと思っていたので何も問題とは思っていませんでした。先生の言う「体質の違い」というのはこのことなのだと気づきました。
逆に、まだ最近の、自分でも「何かおかしぃなぁ~」と感じる症状には早くに変化が起きました。
体への根づき度、とでも言うのでしょうか…。今はそんな風に解釈しています。
ですが着実に良い方向へ向かっていると思い、焦らず治療を続けていこうと思っています。
【清明院からのコメント】
この方はもともと、症状的にそこまで切羽詰まった状況で来院されたというよりも、清明院の治療に興味を持たれて来院された部分が多分にある患者さんです。
それもあってか、この方のコメントには、いくつかの興味深い内容が含まれております。
まず、2か月もの間、主たる症状である「首肩こり」には大きな変化は出ていないにもかかわらず、治療を継続されている、ということ。
普通の患者さんであれば、治療をあきらめてしまわれるケースも大いにある(というかほとんど)と思います。
また、主たる症状以外の部分に明らかに良性の変化が出ていること。
「体質改善」ということ が、そう簡単なことではないこと、等々、清明院の鍼を受けることで、色々な気付きがあったようです。
私としては、これもこれで非常に意味のあることだと思っております。
また、この方のように、「他人から指摘されて」初めてその症状を気にするようになった、という風に訴えて来院される方も、たまにいらっしゃいます。
その場合、その症状が、本当にとらなくてはいけない、病的な症状なのかどうか、という問題も出てきます。
つまり本当は、それを過度に気にしてしまう、心持ちの方に問題がある可能性もあるように思います。
その場合は、その患者さんの「心の針の向きが変わる」ように持っていかないと、なかなか改善しないことが多く、それは治療に時間がかかるものです。
ともかく、「肝欝気滞>腎虚」と証を立て、治療を継続しております。
主訴に大きな変化はないものの、随伴症状、体表所見には確実に良性の変化が出ています。
今後もこの患者さんのご期待に早くお応え出来るように、根気よく、全力で治療していこうと思っております。
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!