お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2015.06.30
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今日、腎透析中の患者さんがこんなことを言いました。
「先生、牛蒡茶(ごぼうちゃ)を飲むようにしたら便通が調子いいです!」
と。
・・・ほほー。
牛蒡茶というのは、ちょっと前に
”牛蒡茶若返りダイエット”
なんつって、例によって女性誌なんかで紹介されて、少しばかり話題になったことがあります。
これは、牛蒡をささがきにして、乾煎りして煮出したものです。
食品としてよく使う、牛蒡の根っこの部分は、生薬名では牛蒡根(ごぼうこん)と呼ばれ、その効能は
「祛风热,消肿毒治风毒面肿(風熱邪をとって、腫れや毒、特に顔の腫れをとる)」
ということになっております。
発汗させたり、利尿させることで、毒素を排出したりします。
漢方薬では牛蒡の種の方がポピュラーで、
”牛蒡子(ごぼうし)”
と呼んで、風邪や熱邪や湿痰をとったり、大小便の出が悪い時などに、よく用います。
五臓で言うと肺と胃に作用し、邪気を発散したり、冷やし、降す作用も持っています。
病気で言えば咽痛とか乳腺炎、皮膚炎なんかに応用されます。
(もちろん、本気でそういったものを治すなら自己判断ではなく、東洋医学のプロに処方してもらいましょうね。)
〇
思いがけず、治療のヒントになりました。
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2015.06.19
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これまでのお話・・・
「柴胡桂枝湯証(さいこけいしとうしょう)」という状態
「柴胡桂枝湯証」という状態 その2
「柴胡桂枝湯証」という状態 その3
「柴胡桂枝湯証」という状態 その4
「柴胡桂枝湯証」という状態 その5
「柴胡桂枝湯証」という状態 その6 参照
久々に続き(というか補足)です。
ここまで、「柴胡桂枝湯」という薬について、簡単に、もともとカゼをひいた時の薬であった、という説明を中心に書いてきました。
まあこう書くと、
「じゃあ、柴胡桂枝湯っていうのは、ある種のカゼ以外には使えないんかい?」
と思う人もいるかもしれません。
その辺を、廣田先生からご指摘いただきました。
柴胡桂枝湯についての考察 参照
漢方薬というのは、もともとカゼひきの時に使う目的で考え出されたものでも、長い長い歴史の中で、どんどん色々な病気に応用されて、カゼ以外の慢性の病気にも効果が高い、
ということが伝わり、むしろ、もともと考え出されたシュチュエーション「以外での」使用方法が、結果的にメインになっていることも、少なくありません。
この柴胡桂枝湯という薬も、ある種の慢性病には、積極的に使われるようです。
僕ら鍼灸師としても、四逆散などと同じように、
「この場合、柴胡桂枝湯的な効果を狙いたいな~」
と思いながら鍼をすることがあります。
まあ要は、その患者さんの状態をどれだけ的確に把握できるか、にかかっているのです。
それが出来ないと、治療効果はピンボケします。
その時に、『傷寒論』に書いてある、きめ細かな方剤分類の考え方が、たいへん役に立つことがある、ということです。
とりあえず終わり
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2015.06.04
2015.04.30
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患者さんシリーズ第3弾です。
とか、
だけ書いて終わらせると、なんかダサい感じがするので(苦笑)、上記のような事を聞かれる事の方が少ないのであって、
普通はこうだよ、こうなるよ、というのを書いて、終わろうと思います。
最近、立て続けに何人か診ました。
「カゼひいちゃったんですけど、今日なるべく早く診てくれませんか?」
と仰る患者さん。
高熱が出ている患者さんもいました。
喉が痛い患者さん、咳の止まらない患者さん、鼻水や寒気のきつい患者さん、吐き気や胃痛を伴う患者さん。
みんな治りましたよ、鍼一本で。
西洋薬で症状を強引に抑え込む感覚を体感したことある人なら分かると思いますが、確かに症状は楽になった、
しかし、妙な残り方をしたり、一番辛い症状が楽になった代わりに違う症状が出てきたとか、そういうのが嫌なんですね。
・・・で、鍼で風邪症状を治したことのある人は、実にいい感じの治り方を体感されたことと思います。
それを分かってる患者さん、あるいは、清明院の言っていることをよく理解されてる患者さんからは、上記のような電話がかかってくるなんてのは全然珍しくないです。
むしろ普通です。
西洋薬も、即効で症状を抑えるにはいいけどね。
あまりそういう無理をやると、身体には大きな負担かかります。
〇
んー、やっぱ「治る力」の最大化でしょ。
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2015.04.14
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これまでのお話
小半夏加茯苓湯と船酔い
小半夏加茯苓湯と船酔い 2
小半夏加茯苓湯と船酔い 3
小半夏加茯苓湯と船酔い 4
小半夏加茯苓湯と船酔い 5
小半夏加茯苓湯と船酔い 6 参照
久々に続きいきます!!
小半夏加茯苓湯と船酔い 4に、大阪の廣田漢方堂薬局の廣田雲洲先生からリクエストコメントをいただきました。
・・・で、”逆リクエスト”というか”リクエスト返し”したら、「五苓散」という、重要な方剤に関する貴重な資料をブログにアップしてくれたので、
皆さんキッチリ読んで、お勉強させてもらいましょう。(笑)
因みにかなり専門家向けのしっかりとした内容ですから、一般の方は読んでもチンプンカンプンだと思いますが、僕らはヘラヘラテキトーにやっている裏では、
実はこういうお勉強を真面目にやっていたりします。(笑)
(↓↓下記リンクからどうぞ~)
五苓散 パート1
五苓散 パート2
五苓散 パート3
五苓散 パート4
五苓散 パート5
五苓散 パート6 参照
廣田先生は僕よりもちょっとお兄さんですが、ほぼ同世代、大変な勉強家であり、優秀な臨床家です。
以前は北辰会で一緒に勉強した仲であります。
・・・まあー、資料を見てもらえば分かるように、心ある漢方家の先生方は、こうやって一つ一つの方剤や生薬について、中国や日本の古文献や現代の文献をあさって、
より正確に現場で使いこなせるように、日夜訓練しているわけです。
鍼灸家でも漢方家でも、東洋医学をうたっている病院でも、こういう勉強を全くしていない人が、さも専門家のような顔をしてやっている現実もあったりしますので、
患者さんにはよくよく気を付けてもらいたいものです。
因みに僕的には上記のパート6の桂枝の話が興味深かったですね。
東京で懇意にしている漢方家の先生が、清明院から紹介した皮膚病の患者さんに、よく五苓散を処方しておられたことと繋がりました。
漢方も鍼灸も、勉強してて面白い。
しかも効く。
とてもよい。(笑)
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2015.04.09
清明院では現在、求人募集しております。
本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか?
募集内容の詳細はこちら。
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前回のお話
では続きいきます!
前回は「形而上学」の意味と言葉の由来を紹介しました。
今日は「形而下学」いきましょう。
◆形而下学
1.形而上学の反対であって、実体のあるものを対象とする応用科学の学問。
2.フランシス・ベーコン(1561 – 1626)は、形而下学は、原因のうち質料因や作用因を探求するものとして、自然・博物学(自然誌)と形而上学の中間に位置づけた。
(言葉の意味の説明に専門用語使うの、やっぱりやめてほしいですねー。。。(苦笑))
また、「形而上学」と「形而下学」の比較として、
形のあるものを考えるのが「下」で、形のないものを考えるのが「上」で、「神」を考えるのが「上」、「宇宙」を考えるのが「下」。
でも宇宙は神が創造したとすると、繋がってしまった考え方になってしまい、この区別は良くわからなくなる。
という考え方もあるようです。
〇
・・・まーいずれにせよ、形あるものについて考えるのが形而「下」学。
形ないものについて考えるのが、形而「上」学。
この二つには、連続性、不連続性、どっちもありますかね。
東洋哲学では、この宇宙の始まりを考えたとき、形而上の世界から、形而下の世界への流れは、
『易経』、『淮南子』、『老子』
の中に著されています。
ビッグバンなんちゅう考え方は、東洋には出てこないわけです。
(似たような話は、ないではないけど)
で、もともとそういう世界観に基づく、我々東洋医学の立場としては、形あるものもないものも、結局は全て「気」から出来ており、
この「気」の動きに、一定の法則性を見出し、鍼灸や漢方薬を使って、ある意味”作為的に”「気」の動きをあやつり、
結果的に生体の「治る力」を最大化せしめ、病を治すのが、僕ら東洋医学の医者の仕事なわけです。
西洋医学が治せない病を、東洋医学が治せることが大いにあるのも、頷けますよね。
というのは、東洋医学は初めから、人間や、大自然、大宇宙を考える時に、「形ないもの」を大いに認識の射程に入れており、むしろそれをこそ重要視している立場だから、
そうでない立場である西洋医学が出来ないことが出来たって、何ら不思議はない、と考えられるからです。
西洋医学では、極端に言えば形ないものは”いじくる射程”に入れておらず、形のみを徹底的に重視しています。
それの良さはもちろんあるんだけど、生命、自然を考えていく上では、それ一辺倒だと、場合によっては偏りが生じ、盲点が生じるんだと思います。
人の健康や病気を考える上では、「形ないもの」をこそ積極的に重要視した方が、うまくいく場合が多いのです。
だから、僕ら東洋医学には、現代において大きな存在意義があるんです。
おわり
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2015.03.24
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清明院にはよく、「原因不明の〇〇」という症状でお見えになる方がよくいる。
どこかが痛いとか、痺れるとか、視力や聴力の異常など、色々な感覚が障害されたり、実に様々な症状があるのだが、原因が分からない。
ただ、ここで言う原因というのは”西洋医学的な”原因のことだ。
西洋医学では、血液やら細胞診やら、あらゆる検査をして、その患者さんの症状の原因を究明する。
・・・で、その検査の結果、原因が分からない、病名が付けられない、となれば、治療のしようがない。
そうなると大概、最終的には心因性の症状、ということになり、向精神薬や安定剤の類が出てくる。
・・・で、雪ダルマ式に薬が増えていく。
一向に治らないまま。
また、仮に検査の結果、病名が分かったとしても、それを根治する方法はなく、非常に強い薬で、炎症や痛みを無理やり抑えることしかできないことも、よくある。
そうすると、症状は一定程度緩解するけど、徐々に副作用で、内臓がダメージを受けたり、もともとの症状とは違う症状に悩まされたり、する。
〇
色々と検査している最中も、患者さんとしてはその症状はある訳なので、結果が出るまで我慢してろと言われても、そういう訳にもいかない。
そういう患者さんが、ご自分で判断し、治療に見える。
西洋医学的な検査の結果が出る前に、東洋医学の考え方では、原因も分かり、治療方法も分かり、それに基づいて治療をした結果、症状が取れていってしまうことがある。
で、その患者さんがようやく自分の病名を知った時、すでに症状は無かったりする。
むしろ、病名を聞いたとたんに落ち込んだり、あるいは、今後に関して、想定できる最悪のケースを医師に告げられ、その精神的ショックから、
症状が悪化することもよくある。
不快な症状が取れない不安感から、自分自身の病名を知りたい、という気持ちはよく分かるが、それでさらに悪化するようでは本末転倒だ。
たとえ、西洋医学的な病名が分からなくても、東洋医学の考え方で治療して、それで症状がとれて、元気でいられるのであれば、
それでいんじゃないか、という気もする。
(まーこんなことを言うと、反社会的ブログの烙印を押されるのでしょうがネ。。。)
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2015.03.11
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「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します。
40代女性 会社員
【症状】
更年期障害によるのぼせ(ホットフラッシュ)、足裏の痛み、腰痛、肩こり、右目まぶたが開きにくいなど
一年ほど前の冬、突然顔が熱く火照り出し、流れ落ちるほどの大量の汗が吹き出す症状に悩まされるようになりました。
それは、いつでもどこでもおかまいなしに起こり、そのたびにトイレなどに駆け込んで、顔を冷やし、汗を拭き取らなければならないほどでした。
もしやこれが、更年期・・・!?
婦人科の病院に通い、漢方薬を処方してもらいましたが、あまり効果が実感できなかったため、インターネットでいろいろと検索し、
ようやく辿り着いたのが清明院でした。
最初の問診はHPに書かれている通り、本当に丁寧で多岐に渡りました。
のぼせ以外にも、足裏の痛み、腰痛、肩こり、右目まぶたが開きにくい…etc.と、最近気になっているあれこれの体の不調についても、
じっくりと話を聞いていただけたことで、ここならおまかせしても大丈夫!と徐々に安心感が増していったことを覚えています。
鍼治療というと、体に何本も鍼をさすイメージでしたが、竹下先生の治療はたった一本の鍼のみ。
痛みはまったくありませんでした。
しかし、その効果は感動ものでした。
一日に何度も頻繁に現れていたのぼせが翌日には3、4回に、そして何度か通ううちにまったく出なくなっていったのです。
短期間で、しかもこんなに劇的に良くなるとは!
竹下先生の鍼の効果には本当に驚き、これで救われた・・・と、大げさではなく心底思いました。
寒くなったりムリをしたりするとのぼせが再発することもあるため、それ以降も定期的に通い、今では足裏の痛みや腰痛など、
他の様々な不調も治していただいています。
こちらが多くを語らなくても、脈に触れただけでその日の体調を言い当て、適切な処置をしてくださる竹下先生は救世主のよう。
体全体をトータルに診てくださる先生の存在は本当に心強く、この安心感を手に入れられたおかげでしょうか、
精神的にもずいぶんとラクに、軽く過ごせるようになりました。
もう感謝の言葉しかありません。
清明院と出会えた私は本当にラッキーだと思っています。
そしてこのラッキーはもっと多くの方に体験していただくべきだと思います。
私のように更年期で苦しんでいる方、なんだかわからない不調に悩んでいる方、鍼治療に不安を感じている方・・・、
ぜ ひ一度清明院を訪れてみることをおすすめします。
きっと体調ばかりではなく、心境の好転をも実感できると思います。
私自身、更年期とはこれからも気長に付き合っていかなければいけないのかなと感じていますが、竹下先生の鍼があればきっと乗り切っていけると信じています。
竹下先生、スタッフの皆様、今後ともお世話になります。
どうぞよろしくお願い致します。
【清明院からのコメント】
大変素敵な「患者さまの声」をいただきました。
この方の訴える”のぼせ(ホットフラッシュ)”という症状は、なった人にした分からない、非常に辛い症状です。
しかも、病院などで相談しても、
「年齢のせいでしょう。」
とか、
「更年期だからしょうがない。」
とか、冷たくあしらわれることもあり、また、この方の様に、全く的外れな漢方薬が処方されたりしていることも多く、結果的に、
この方のように泣き寝入り状態になっていることも少なくありません。
初診時、入念な問診、体表観察の後、
「腎虚>肝鬱気逆証」
と弁証し、治療を開始すると、一診目から大きく症状が改善し、週1、2回のペースで治療し、7診目には主訴であったのぼせ感は、
ほぼ消失しております。
もともとハードワーカーであったり、プライベートでも大きな環境変化を控えていたことから、その後も治療を継続し、現在に至ります。
清明院の治療によって劇的に体が良性の変化を見せたことが、この方の日々の生活の安心感に繋がっているようで、嬉しい限りです。
こういった症状でお困りの方は、更年期障害だからとか、年齢だからと諦めてしまわず、是非御相談下さい。
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2015.03.09
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最近、いわゆる「極論本」がチョイチョイ話題になる。
「癌と闘うな」
「病院にかかると死ぬ」
「健康診断は受けない方がいい」
「薬は百害あって一利なし」
といった類の論調。
・・・まあ、あまりにも、患者さんや、そのご家族の意向を無視したような、どう考えても不必要と思われるような治療を重ねた結果、
どうにもならなくなってしまい、病院から見離された患者さんを目の当たりにすると、こういう考え方になびかないでもないが、
しょせん、極論は極論。
「中庸」を忘れてもらっちゃ困る。
『中庸』の名言
『中庸(ちゅうよう)』の定義づけ
中庸の学 参照
〇
少し話が違うかもしれないが、時には、キツイ西洋薬でもって強引にその場の症状を抑えるという方法が、局面を打開する場合がある。
「その場しのぎ」が、「その場だけじゃないしのぎ」になる場合がある。
僕は、アトピーなどの皮膚疾患が、ある時期、何かをきっかけに激烈に悪化したときなんかは、皮膚科受診(ステロイドの使用)を勧める場合もあるし、
疼痛疾患などで夜も眠れないとか、七転八倒して叫びだすほどの疼痛であれば、強力な鎮痛剤の使用もやむを得ないケースがある、と考えている。
どういう場合に、対症療法を優先すべきか。
そして、どういう場合に、西洋医学による処置を優先すべきか。
こういう診断学が、もっと発展すればいいのに、と、思わなくもない。
もちろん、我々東洋医学にも、入院施設があって、24時間体制で3食管理しながらあらゆる治療をやらせてくれるのであれば、
上記のような症状にも東洋医学で十分に対応できるのかもしれないが、現状、我々に提供出来る医療体制の、
現実における限界点の問題がある。
激烈な症状そのものが、患者の不安感に繋がり、その不安感が二次的、三次的な症状を生み出してしまうとともに、
もともとの症状をも、多分に悪化させるというケースがある。
不安と焦りと病 参照
そうであれば、とにもかくにも、まずは症状そのものを何とかしないと話にならない場面があるのだ。
もちろん中庸を弁えた上でだが、ある意味「極論」を取った方がいい場面というのが、臨床現場には厳然とあるのだ。
しかし、だからと言って極論そのものを声高に叫ぶのは、僕的にはあまりいい感じがしない。
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2015.03.08
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これまでのお話
小半夏加茯苓湯と船酔い
小半夏加茯苓湯と船酔い 2
小半夏加茯苓湯と船酔い 3
小半夏加茯苓湯と船酔い 4
小半夏加茯苓湯と船酔い 5 参照
では続きいきます!!
前回はちょっと話がそれて、キノコと漢方薬の話になりましたが(苦笑)、小半夏加茯苓湯の話に戻ろうと思います。
小半夏加茯苓湯というのが、もともとどういう薬であったかについては、
に書いた通りですが、現代では妊婦さんの悪阻(つわり)によく使われている、というお話をしました。
悪阻については、私もスタッフも、以前書いています。
スタッフブログ ”悪阻”を含む記事 参照
まあ、何度も何度もこのブログ上で言っているから、説教臭く、また言いたくないんだけども、こういう、病名や特定の症状イコールこの漢方、
という漢方薬の使い方は、まったく間違っています。
間違っても、このブログを読んで、
「あー、悪阻がきつかったら、あるいは船酔いがあったら、小半夏加茯苓湯という漢方薬を飲めばいいんだー。」
なんて思わないでくださいね。
漢方薬とは、東洋医学とは、そういうもんじゃない。
それを強く強く、強調しておきたいと思います。
悪阻や船酔いの東洋医学的なメカニズムは、確かに、ある程度は似通っている部分もありますが、いざ本気で治療するとなれば、その人その人の体質や病理によって微妙に加減しないと、なかなか効果が出ません。
しかしその中で、小半夏加茯苓湯という、みぞおち周辺の余分な水を動かしながら、精神的にも安定させやすい薬は、「比較的」無難な処方と言えるのでしょう。
だから出回っている、ということなんですね。
小半夏加茯苓湯と船酔い 7 に続く
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ