東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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必死に厄を祓う。

2018.05.23

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こんばんは。二神です。(^0^)v

 

 

最近は昼と夜で温度差が激しく、しっかり寝て次の日を迎えても疲れが取れていないような気がします。

 

 

なかなか、体調管理も難しい時期ですので、皆さんも十分に気を付けてください。

 

 

さて、皆さんは厄年に厄払いをしますでしょうか。

 

 

先日、高尾山の薬王院に行った際に、妻が急に「厄払いに行ってくる!」と言って

 

 

一人で薬王院内にある願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)という大きな石輪を一人で潜り

 

 

必死に願っていました。

 

 

私と息子は、その妻の必死に願う様子を強制的に見させられました。(笑)

 

 

女性の30代は前厄、後厄も考えると、半分以上が厄年です。

 

 

妻も最近、体調を崩すことが多かったり、日常生活でもあまりいい事がないようで

 

 

少しでも厄払いをしたかったそうです。

 

 

厄年の風習は平安時代にはすでにあり、中国の陰陽道の考えが元になっているようで、

 

 

日本だけでなく、海外でもキリスト教国やイスラム教国にも同じような考えがあるようです。

 

 

厄年にはさまざまな諸説があるようですが、社会や家庭の中で大きな役を担うようになったり、

 

 

ちょうど社会的な役割や生活環境が変わる頃にあたり、

 

 

「役割を担う年=役年」から、厄年になったと言われていたり、

 

 

心身のバランスが崩れて体調不良になりやすく、女性では33歳が大厄とされていますが、

 

 

女性の30代は婦人家系の疾患が表れたり、出産で身体が弱まったりなど健康面で

 

 

いろいろと心配が上がってくる年齢です。

 

 

また、男性の大厄は42歳、女性の大厄は33歳ですが、なぜその年齢かというと、

 

 

42の「しに」の音が死に通じるして凶運、不縁起とされていることや、

 

 

33も音から散々に通じるとされているという説もあります。

 

 

これは、こじ付け感も否めないですが。(笑)

 

 

このような事から、厄年とされ、昔から、日本人はさまざまな方法で

 

 

厄を落とそうと考えていました。

 

 

例えば、江戸時代は普段身に付けている物にも災いが付いていると考えて、

 

 

男性ならふんどし、女性なら櫛を捨てることで厄を祓っていました。

 

 

また、人々は災いを祓うとされている赤い色のものを身に付けたりしていたそうです。

 

 

ただ、さまざまな諸説があり、根拠がないため迷信ともされているため、

 

 

最近ではあまり気にしない人も多いようです。

 

 

そうは言っても、昔からあるものには何かしらの意味があると思いますし、いろいろな意味で

 

 

節目を迎えたり、環境が変わったり、体調にも変化が出やすい時期と考えれば、

 

 

厄年には体調管理を含め、いろいろな事に気を付けようという気持ちが芽生えます。

 

 

 

厄年は今一度人生を見つめ直し、気持ちを新たにするという意味では

 

 

重要なことなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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