東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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癓瘕(ちょうか)とは

2022.08.02

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「癓瘕:ちょうか」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
癓瘕(ちょうか)とは、女性の骨盤腔内に生じた生殖器系の腫瘤を指します。
 
 
 
発生部位により名称が異なり、胞宮(いわゆる子宮)の腫瘤を「石瘕」、胞脈(子宮附属器)の腫瘤を「腸覃」と呼ばれています。
 
 
 
「石瘕」は、30歳以上に多く、「腸覃」は20~50歳に多くみられるとされています。
 
 
 
弁証分類型は、主に2つ存在し、次のとおりです。
 
 
 
1.血瘀の癓瘕(石瘕)
 
 
 
肝脾不和で衝任脈が失調すると、気血が胞宮、胞門(子宮口)に凝滞して生じます。
 
 
 
腫瘤は、硬くて可動性が無いという特徴を持ちます。
 
 
 
月経に関しては、経血の量が多く、血塊が混じる、月経期間が延長したり、経血が絶えず流出する、周期が不定、帯下(おりもの)が多いといった月経の問題がみられます。
 
 
 
また、不妊歴や流産歴を持っている場合もあります。
 
 
 
多量に出血する事を反復している場合は、気血両虚の症候もみられるようになります。
 
 
 
2.湿痰の癓瘕(腸覃)
 
 
 
こちらも肝脾不和で衝任脈が失調するものの、湿痰が胞脈に集まったことで生じます。
 
 
 
自覚症状がなく、婦人科検診でみつかるような鶏卵大から、次第にサイズが発育増大して、妊娠10か月大に達する事があります。
 
 
 
腫瘤は、比較的可動性であり、月経出血に明らかな変化が無いことが多いとされています。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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