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こんばんは、三鬼です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ふと気づくと、やらなければと思っていたことが、
片づけようと思っていた部屋の隅に、
「どうして自分はこんなにも動けないんだろう」――
そんな風に、自分を責めてしまう夜もあるかもしれません。
でも、どうか覚えておいてください。
“動けなさ”は、怠けや意志の弱さではなく、「気の滞り」
東洋医学では、こうした“行動の詰まり”を、「肝(かん)」
東洋医学における「肝」は、単なる肝臓ではなく、
中でも肝の中心的なはたらきが、「疏泄(そせつ)」
肝は、心と身体に滞りが生じないよう、
この機能が鈍ると、次のような“気のつかえ”が起こります:
・イライラが抜けない
・焦っているのに、行動できない
・「動かなきゃ」と思うのに、体がついてこない
これは、肝の気がうまく巡らず、
気の流れは、空間にも反映されます。
肝の気が滞ると、
・使ったものが出しっぱなしになっている
・片づけようとするが、途中で気が散ってしまう
・開けたままの引き出し、半端に終わった作業、散らかった一角
それらはすべて、「動き出したいのに、
肝の滞りは、空間の中の“行動の断片”として現れてくるのです。
「気」は、動くことで巡ります。
だからこそ、完璧を目指さなくても、小さな一歩が“気の通り道”
たとえば:
・「今日はここだけ」と決めて、10分間だけ整える
・好きな音楽をかけて、身体にリズムを与える
・窓を開けて、空気と一緒に自分の中の気を入れ替える
たったそれだけでも、肝の気は少しずつ動き始めます。
すると不思議と、呼吸が深くなり、頭の中もクリアに――。
空間もまた、ゆっくりと命を吹き返していくのです。
肝の不調は、流れを見失うこと。
でも、その流れは、
部屋が散らかっている日も、気持ちが動かない日も、
“気”がちょっとつまっているだけ。
だからこそ、自分を責める代わりに、
空間に風を入れ、心に流れを戻していく――
それが、「肝」を癒し、
次回のテーマは「肺」
窓を閉めきった部屋、溜まったホコリ、なんとなく重い空気。
実はそれ、「肺」が求めている“清らかさ”を、
次回は、「肺」の視点から、空間の“清浄”
【参考文献】
中医基礎理論(第3版)中医薬大学 編著/医歯薬出版, 2004年
中医診断学 中医薬大学 編著/東洋学術出版社, 1999年
村田正人 編『東洋医学概論』医道の日本社、2007年
上海中医学院 編『中医基礎理論』東洋学術出版社、1996年
矢山利彦『住まいの東洋医学』ビジネス社、2006年
安田隆『気の人間学』たま出版、1993年
大浦慈観『暮らしの養生訓』PHP研究所、2015年
『黄帝内経 素問・霊枢』(現代語訳:東洋医学古典シリーズ)
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