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2011.07.23
こんばんは、森岡です(^_^)
先日の7月13~15日は新盆でした。
新盆については、樫山先生ブログ 盆入り? 盆入り?(続き) 参照
患者さんとのお話の中で、先週から今週にかけては新盆の話題が多かったです。
このなかで、何人かの方が「お施餓鬼(せがき)」について話されていました。
今日は、お施餓鬼について。
「お施餓鬼(または施餓鬼会、施食会など)」とは、読んで字の如く、
”餓鬼に施(ほどこ)す”
ことです。
日本のお盆は、お精霊(しょうらい)様と呼ばれる、各家の祖霊が一年に一度、
家に還ってくるものと考え、お供え物をして供養する風習です。
この時に、無縁仏や成仏できない霊魂や俗世をさまよう餓鬼にも、
ご飯や水、野菜、果物、お菓子などのたくさんのお供え物を施すことによって、
一緒に供養してあげようとしました。
これが「お施餓鬼」です。
”餓鬼”とは無縁仏や成仏できない霊魂、祀るもののない霊などが観念化されたものだとされています。
↑
餓鬼ってこんなやつです(なりたくない・・・(笑))
餓鬼のみならず、三界万霊(この世に存在するあらゆる精霊)を供養することで、
その功徳が施主や祖先にまで及ぶとされ、先祖供養につながると考えられるようになったため、
お盆に行われる行事となり、一般的に浸透されています。
(地域によって様々で、お盆でない日にも行われたりもするみたいです。)
また、仏教において”六道(りくどう)”という考えがあります。
これは、簡単に言えば、
人の心には6種の迷いがあるとされ、これを六種の世界=六道とします。
六道は、
天道・人間道・修羅道・畜生道・地獄道・餓鬼道
の6つです。
死後、この餓鬼道に堕ちた人達が”餓鬼”とよばれます。
餓鬼道に堕ちる人はどの様な人かというと、
生前に慳貪(けんどん)の心ばかりが旺盛で、他の迷惑を省みず、自分だけ得をしようとした人が死後、餓鬼道に堕ちるとされています。
慳貪の心とは、何でも惜しみ、ケチで、欲張りな心のことです。
この餓鬼道に堕ちると、想像を絶する辛く厳しい世界をさまようこととなります。
責苦が辛くても、終始生かさず殺さず、また自ら命を絶つことも許されず、さらに、空腹であっても飲み食いは許されません。
いや~実際、餓鬼道に堕ちたらほんと堪えらんないですよね・・・。
この自業自得により、自力ではこの苦しみから脱出することができない
餓鬼道に堕ちてしまった人々に、少しでも食べ物や飲み物を施し、
救ってあげるという慈愛の心がお施餓鬼には存在しています。
以前、参加した勉強会で講師の先生が面白いことをお話しされていました。
なかなか病気が治らない人は、欲が深い人で何でも欲しがる人である。
だから、病気も早く治して治してと健康を欲しがる。
こういう人は、まず自分から何かを他人に与えるという行為、そして感謝をしなくてはならない。
とお話しておりました。
この施餓鬼に通ずるものがあります。
他人を思いやる広く余裕のある心。
また、それを行うには自身を思いやり好きになれないとできません。
現在の不安定な世の中だからこそ、この様な気持ちを忘れずに表現できたらいいなと思います。
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