東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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糖尿病と東洋医学 5

2017.06.12

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前回のお話

 

糖尿病と東洋医学

糖尿病と東洋医学 2  参照

 

 

◆消渇の治療と予後、予防法

 

 

消渇の治療は、基本的は清熱と滋陰の使い分けと、熱がこもっているところ、陰液が足りていないところを明確にして、

 

そこに陰液が充実するように、より効果的な配穴と手法を選んで治療をします。

 

 

ですので、

 

「糖尿病には〇〇というツボが効く!!」

 

とか宣った時点で、そんなん嘘っぱちです。(゚∀゚)

 

 

そんな簡単な病気じゃないっす。

 

 

だからこれだけ問題になっている訳で。

 

 

糖尿病には間違いなくこの経穴が効く、もしそれが本当なら、あっという間に東京ドームみたいな治療院が建ちますよ。( ゚Д゚)

 

 

この病は、なんといっても患者さん自身の養生も非常に重要で、食養生としては脂っこいものや甘いもの、酒や火の通ったもの、

 

小麦粉を使ったものを過飲、過食しないことはもちろん、性欲や怒りが度を超すのも良くない。

 

 

これらが守れないから、こうなったわけですから、養生を言葉で言うのは簡単でも、実際に行うのは、非常に根気と強い意志が要ります。

 

 

 

これらは消渇病の重要な発病原因になるし、『実用中医内科学』では、発病以降、上記のような生活習慣を改めなければ、

 

「どんないい治療をしても治らない」

 

とまで述べて戒めています。

 

 

韓国ドラマ『太陽人イジェマ』で、ジェマがめっちゃ怖い顔で患者さんに養生指導するシーンがありました。

 

 

また運動については積極的にやるといいが、激しい運動を急激にやれば、かえって疲労を起こすので良くない。

 

 

歩く、走る、自転車をこぐ、泳ぐなど、軽く、コンスタントに継続できる、有酸素運動が望ましい。

 

 

この疾患は、例え「三多」が改善し、体重が元通りになったとしても、しばらくは治療を継続するべきで、症状の改善をもって、

 

すぐに治療を中止してはいけない。

 

 

・・・とまあ、こんな具合で、東洋医学では、治療はもちろん、養生指導に重きを置くことで、2000年以上前からこの病気をやってきて、

 

一定の効果を出してきました。

 

 

食事制限、生活の摂生はもちろん重要だけど、もっと積極的に体質を調えようとするなら、早い段階で東洋医学的な治療を開始することを、強くお勧めします☆

 

 

 

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糖尿病と東洋医学 4

2017.06.11

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これまでのお話

 

糖尿病と東洋医学

糖尿病と東洋医学 2  参照

 

 

では続きいきましょう!!

 

 

◆三多と三焦での分類

 

 

『実用中医内科学』によれば、消渇の特徴的な病変は

 

多飲、多食、多尿

 

「三多」が中心であり、病が進んでいくと

 

消痩尿が甘くなる

 

などの病変が現れるそうです。

 

 

中医における消渇は、西洋医学の糖尿病のみならず、尿崩症(※)も包括した概念であるそうです。

 

※尿崩症・・・様々な原因で多尿となり、必要な水分まで排泄されてしまい、体内の水分のバランスを崩し、皮膚乾燥や口渇、ひどくなれば脱水、低血圧、意識障害などを呈する病気。

 

 

また、よく消渇は「上消渇」「中消渇」「下消渇」と、上焦、中焦、下焦のどこに病変が集中するかで分けられます。

 

 

上消渇は「肺の蔵」、中消渇は「脾の臓」「胃の腑」、下消渇は「腎の臓」が、病変の中心となります。

 

肺・大腸

脾・胃

腎・膀胱

心包・三焦   参照

 

 

とりわけ、消渇は本質的には「腎の病」を治療することに主眼が置かれます。

 

 

熱がこもって、陰液を消耗すると、最終的には腎にしわ寄せが来やすいのですね。

 

 

こういう特徴があると、いきおい、西洋医学の腎臓と、東洋医学の腎の臓を結びつけて論じたくなりますが、何度も書いているように、臨床的にはそのように短絡しない方が正解です。(*‘∀‘)

 

 

 

続く

 

 

 

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糖尿病と東洋医学 3

2017.06.10

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これまでのお話

 

糖尿病と東洋医学

糖尿病と東洋医学 2  参照

 

 

◆消渇の病因病機

 

 

上海科学技術出版社『実用中医内科学』によると、消渇の病因病機は以下の通り。

 

1.飲食不節→邪熱→津液を損耗

 

2.情志の失調→鬱火→津液を損耗

 

3.先天的に五臓が虚弱

 

4.房事過多で腎陰を損耗

 

5.温燥の薬物を過服して、津液を損耗

 

の5つが挙げられています。

 

 

総じて、最終的に「津液が減ってしまうこと」に、この病の本質があると考えられてるようです。

 

 

このうち、5.の、薬物に原因のある消渇については、あまり言われていないが、個人的には多いのではないかと思っています。

 

 

よく最近の健康ブームでは

 

「冷えこそ害悪」

 

として、とにかく温めることが重要だと謳い、結果的に盲目的に温性の食品やサプリメントを過服、久服しているケースが多いように思います。

 

 

東洋医学では、冷えにも細かい分類があり、

 

「気の停滞」

 

 

「邪熱の内攻」

 

によって、見かけ上の冷えが起こることを知らないといけません。

 

 

また、1.の飲食にしても、2.の対人ストレスにしても、4.の性生活にしても、現状の間違った生活に、

 

「何かを足す」

 

のではなく、

 

「間引く」「減らす」

 

ことの方が有効な場合があることを知った方が良いと思います。

 

 

さらに、この病気は症状が出て気付いたときにはもう手遅れ、というケースもあり、消渇病になってから慌てたのでは遅い、ということを、よくよく知っておくべきだと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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糖尿病と東洋医学 2

2017.06.09

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前回のお話

 

糖尿病と東洋医学  参照

 

 

◆消渇(しょうかち、しょうかつ)とは

 

 

『実用中医内科学』によれば、

 

飲食の不摂生や情志の失調などにより引き起こされる多飲、多食、多尿、身体消痩、尿に甘味があるなどを特徴とする病証を言う

 

とあります。

 

 

韓国ドラマ『太陽人 イジェマ』で、ジェマが患者の尿を煮詰めて、それを舐めて、甘い味を確認するエグイシーンが出てきますが(苦笑)、

 

こうやって昔の医者は消渇を診断していたんでしょう。

 

 

まあ、消渇はおおよそ、西洋医学の言うところの糖尿病に相当するもの、といっていいと思います。

 

(まったく同一ではないともいますが)

 

 

この「消渇」の歴史は古く、『黄帝内経』の中にすでに「消癉(しょうたん)」という病名で出て来ます。

 

『素問』通評虚実論(28)、『霊枢』邪気蔵府病形(4)、師伝(29)、五変(46)、本蔵(47)です。)

 

 

これは、食欲があるのに徐々に痩せていくようなものを示し、詳しく述べられています。

 

 

以降、漢の時代には「消癉」の患者のカルテが残っていたり、張仲景(150?-219)『金匱要略』には腎、膀胱の病を中心に、肺の病の篇でも「消渇」について述べられていたりと、

 

随分古い時代からこの病気については重く認識されていたようです。

 

 

 

続く

 

 

 

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糖尿病と東洋医学

2017.06.08

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↑↑長崎、出島に江戸時代からある扉。これをヨーロッパ人がくぐり、日本に蘭学が入ってきた。

 

 

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今日、FBに

 

「糖尿病の末梢神経障害に鍼灸が効く」

 

という、海外の実験データが紹介されていました。

 

 

多くの日本人にとって、

 

「海外で評価されている」

 

という事実は、大変な説得力やインパクトがあります。

 

 

こちらのFBページ様で紹介されている情報の多くは、多くの鍼灸師、患者さんにとって、非常に興味深い情報が多いのではないかと思います。

 

 

鍼灸を実験して検証しようという活動は、僕は門外漢ですが、いいことだと思います。

 

 

 

 

・・・まあともかく、多いですよね、糖尿病。

 

 

この病気は、あらゆる病気(大病)に連なる、厄介な病気です。

 

目と腎臓と末梢神経の障害が有名ですね。)

 

 

「糖尿病」の簡単な詳細に関してはこちらのサイト様 参照

 

 

この病気に生活養生、食養生が重要なのは言うまでもないですが、東洋医学では昔からこれを扱っております。

 

 

これまで、書いてなかったので、いい機会なんでまとめておきましょう。

 

 

糖尿病は、東洋医学では「消渇(しょうかち)」という言葉で表します。

 

 

 

続く

 

 

 

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(一社)北辰会ツイキャスライブを視聴しました。

2021.08.31

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清明院では現在、求人募集しております。

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8.29の日曜日は、(一社)北辰会ツイキャスライブ配信を視聴しました!!

 

 

今回のテーマは

 

「起きられない子供たち」

 

 

講師は奈良のタケモトクリニック院長である竹本喜典先生です。

 

 

最近増加傾向といわれる、朝起きられない子供たち。

 

 

かつてこれを、「フクロウ型」体質と名付け、苓桂朮甘湯という漢方薬を中心に使って治療した、山本巌先生(故人)という漢方家がおりました。

 

(因みに朝から元気バリバリで強い体質に見えるけど、中年以降高血圧や糖尿病になるようなタイプの人のことは”ヒバリ型”と名付けました。)

 

 

現代においても、この「フクロウ型」を専門に治療する漢方外来が福岡県の久留米にあります。

 

 

今回は、山本巌先生が残した『東医雑録』という書籍を参考にしつつ、このいわゆる「フクロウ型」と思われるような体質の子供たちの症例から、

 

北辰会方式を漢方の臨床にどのように運用するのか、という興味深いテーマでご講義いただきました。

 

 

話は肝の臓の病理、脾の臓の病理、痰飲の取り方に及び、北辰会ではあまり強調されることの無い「肝気虚」という病理に関して、考え方や配穴に関して、

 

藤本新風先生からも補足講義して頂きました。

 

 

後日聞いたら、新風先生の補足は、さらにブログ等でして下さるそうなので、専門家の方は是非ご注目下さい。

 

 

また、少し専門的で上級編の話にはなりますが、いわゆる日本漢方の漢方医の先生方が取っている腹診所見というのも、北辰会なら上手に臨床(弁証論治)に取り込めるのではないかな、

 

という雰囲気も感じることが出来ました。

 

 

今後、東洋医学を実践している鍼灸家が、漢方家と連携するシーンも増えてくると思いますので、漢方に関する知識を習得しておくことは重要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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第31回、順天堂東医研を視聴してきました!!

2021.08.03

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7.29(木)の夜は、第31回、順天堂東医研を視聴してきました!!

 

 

今回の講師はいつもお世話になっている長瀬眞彦先生、講義テーマは

 

「その人を診る 精神神経疾患に対して東洋医学ができること~世界は分けてもわからない~」

 

です。

 

 

前回私が講義した内容の湯液&臨床編、とも言える内容です。

 

 

東洋医学では精神疾患をどう考えるのか、そしてどの程度の結果が出るのか、これは重要なテーマです。

 

 

カテゴリ「精神科疾患と東洋医学」 参照

 

 

糖尿病などの三大成人病に関して、よく「生活習慣病」という言い方がされますが、それに対して精神疾患のことを「思考習慣病」と表現されていましたが、

 

毎日患者さんを診ている身として、まさにだと思いましたね。。。

 

 

また随所に、東洋医学のいう胃腸と精神の働きの関連性を裏付けるような近代的な基礎研究なんかも紹介して下さり、こういう話も、医大生からすると非常に興味を持ちやすいだろうな、と感じましたし、

 

 

簡単なチェックシート型の問診表で、体質のタイプ分類をする方法など、学生さんとしては取っつきやすいだろうなと、教え方として非常に勉強になりました。

 

 

真の教育とは教えることではなく、興味を持ってもらって、自ら学ぶように仕向けること、というのは蓮風先生から教わった言葉ですが、重要なことだと思います。

 

 

 

 

前回、6月の順天堂講義が終わった時、7月はゆっくり過ごそうかな、なんて思っていたんですが、なんだかんだやってたら、一瞬にして7月が終わりました。苦笑

 

(体感では1週間くらいの感じでした)

 

 

 

 

8月も結局、忙しそうだな。。。

 

 

 

 

 

 

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抜鍼のやり方「去如絃絶」について 4

2019.03.25

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これまでのお話し

 

抜鍼のやり方「去如絃絶」について 

抜鍼のやり方「去如絃絶」について 2    参照

 

 

ここまで、『黄帝内経霊枢』九鍼十二原(1)に出てくる補瀉法のうち、補法に関して、先日のセミナーで藤本新風先生が強調しておられたやり方に関して書いてきました。

 

 

しかし、補法だけへの理解ではアンバランスです。

 

 

今日はこの部分に書かれている瀉法についても書いておきます。

 

 

しかもしかも、誤解を恐れず言うと、現代日本の鍼灸院での外来臨床では、運動不足で飽食の時代、デスクワーク中心の頭脳労働、ストレス社会、

 

結果的に癌、脳卒中、心臓病、糖尿病など、あらゆる邪気(病理産物)をため込んだ、実証(邪気のカタマリ)の患者さんが、基本的には多いように思います。

 

(苦笑・・・もちろん決めつけはダメですが)

 

 

ですので、瀉法に対する理解、適切な運用は非常に重要です。

 

 

瀉法の場合は素早く刺入してゆっくりと抜く、「速刺徐抜」です。

 

(因みに補法はその逆ね。「徐刺速抜」です。)

 

 

しかも鍼孔は閉じず、邪気を漏らせと書いてあります。

 

 

ここに、抜鍼の時に「排陽得鍼(陽を排して鍼を得べし)」という表現が出てきます。

 

 

これには色んな解釈があるようなのですが、要するにきれいに邪気を散らすためには、皮膚表面の気を停滞させないことです。

 

 

瀉法の場合、グッと一気に刺鍼して、ジワーッと抜く、しかも皮膚表面に気を停滞させずに、きれいに邪気が散るように持っていく、これが大事です。

 

 

ただ、邪気であれ正気であれ、どちらも所詮は「気」です。

 

 

補瀉の対象は「気」

 

 

ここには「言実与虚.若有若無.(虚と実を言わば、有るが如く無きが如し)」と書いてあります。

 

 

補瀉とは、相対的なものであるということです。

 

 

新風先生も、先日の講義の中で石坂宗哲(1770-1841)の補瀉観である「虚法、実法」を紹介していましたが、ここらへんが補瀉の妙だと思います。

 

石坂宗哲という人物

墓マイラー 16 石坂宗哲    参照

 

 

まずは型を覚え、しかる後に、それを臨機応変、変幻自在に運用できる世界を志向する。

 

 

型が大事、基礎が大事、でもそれにとらわれないことが大事。

 

 

それまた陰陽論。

 

 

 

おもしれ-話になってきたけど、おわり。(゚∀゚)

 

 

 

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難治症例に挑む日々

2018.11.24

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最近、長いこと詰まってた難治性の症例の患者さん達に、良い変化が出てきた。

 

 

何度も頭を打って、工夫して工夫して、ようやっと光が見える。

 

 

喜ばしいことです。

 

 

・・・でも、今後まだまだ、何があるか分かりません。

 

 

注視していきます。

 

 

若い女性の半年以上の無月経、慢性で難治性の喘息、全身の脱毛症、シェーグレン、リウマチ、ヘルペス、アトピー、変形性の関節症、脊椎の圧迫骨折、

 

重度の眼瞼痙攣、ヘルニア、痛風、摂食障害、逆流性食道炎、咳喘息、発達障害、眩暈、原因不明の疼痛、起立性調整障害、円形脱毛、ベーチェット病、

 

子宮筋腫、突発性難聴、パニック障害、糖尿病、疼痛性障害、重症筋無力症、乳癌、皮膚がん、喉頭がんなどなど、ある日のカルテをざっと見ると、こんな感じです。

 

 

皆さん、命、人生に大きく関わる疾病をお持ちの方ばかりです。

 

 

もちろん、上記疾患そのものだったり、それに直接起因する主訴をやっています。

 

 

今後も、気合い入れていきます!!

 

 

 

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ある日のカルテ

2018.07.24

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清明院の、ある日のカルテの一部を公開しましょう。

 

 

1.4歳男児 チック症 経過良好

 

2.70代男性 不眠症 不安神経症傾向 経過良好

 

3.30代女性 首肩凝り 上肢の痺れ 不安感 経過少し改善し横ばい

 

4.50代女性 背部痛 嗅覚障害 経過良好

 

5.50代女性 更年期障害(冷えのぼせ 不眠) 経過良好

 

6.50代女性 関節リウマチによる全身の痛み 経過良好

 

7.40代男性 重症のアトピー性皮膚炎 少し緩解し横ばい

 

8.50代女性 関節リウマチ用の痛み 経過良好

 

9.10代男性 低血糖症 過敏性腸症候群 経過まずまず良好

 

10.30代男性 耳鳴、頭鳴 経過良好

 

11.60代男性 五十肩、足底の痺れ 経過まずまず良好

 

12.10代男性 軽度のアトピー性皮膚炎、手掌の水泡、痒み 経過良好

 

13.40代男性 不眠 経過良好

 

14.50代男性 突発性難聴 経過良好

 

15.40代女性 ネフローゼによる浮腫 経過良好

 

16.20代女性 咽喉の違和感(ヒステリー球様) 経過まずまず良好

 

17.20代女性 中等度のアトピー性皮膚炎、ADHD 経過まずまず良好

 

18.60代男性 動揺性の眩暈、頭重 少し緩解して横ばい

 

19.30代男性 切れにくい慢性の痰 経過まずまず良好

 

20.30代男性 糖尿病、高血圧 経過良好

 

 

・・・まあ、ほんの一部になりますが、こんな感じです。

 

 

こういう日々であります。

 

 

全ての症例において「経過良好」と書けるように、今後も精進します。

 

 

 

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