東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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ある日の一人酒にて

2019.06.14

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こないだ、とあるバーで一人酒。。。

 

 

カウンターで本読んだり、スマホいじりながら、チビチビと一人酒。

 

 

これ、チョイチョイやりますが、何気に至福の時間だったりします。(*‘∀‘)

 

 

この日はたまたま、マスターが話しかけてくる。

 

 

職業を聞かれたので、鍼灸師です、という話になった。

 

 

今思えば、テキトーにウソでもついときゃよかった。。。orz

 

 

その後、同じカウンターに、二席くらい開けて、中年の女性のお客さんが一人で見えた。

 

 

マスターと、自身の腰痛に関して話し始めた。

 

 

狭い、静かな店内、どうしても会話の内容が聞こえてしまう。

 

 

腰のヘルニアなんだそうだ。

 

 

そこで、マスターが、いらんことに、私に話を振ってきた。(苦笑)

 

 

マスター「あれ、ヘルニアに鍼なんてどうなんですかねえ?」

 

私「(引き気味に)あー、多くいらっしゃいますよ。。。」

 

 

するとその女性がすかさず、

 

「鍼は友達が気胸になったから私は絶対ヤダ!」

 

と、いきなりのたまう。

 

「お医者様に痛み止めをもらって、お医者様が言うように、だましだまし腰痛と一生付き合うから、別にいいです私はー。」

 

と、誰も勧めてねえのに、いきなり拒否られた。(爆)

 

 

完っっっ全に、閉口しました。orz

 

 

せっかくの至福の時間が。。。orz

 

 

「お医者様」に対して、「鍼」と、呼び捨てっていうかなんて言うか。。。

 

 

全くの初対面で、いきなり敵視されてるような印象すら受けました。(苦笑)

 

 

嗚呼、これが鍼に対する一般国民の認識の、一つの真実なのだ。

 

 

嗚呼、これが鍼に対する一般国民の認識の、一つの真実なのだ。

 

 

つーか誰だ、気胸やったやつ・・・。(~_~;)

 

 

なんか、治療費と慰謝料で示談になったんで、大ごとにはなってないんだそうだ。

 

 

このように、特に明るみに出てない、騒ぎにもなっていない有害事象、実はけっこうあるんじゃないかと思います。

 

 

・・・あーあ、まいーや、明日もコツコツ、頑張ろっと。

 

 

うまくねえ酒だったわ。

 

 

 

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偉い先生たちと酒を飲む

2014.06.29

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こないだ、ちょっと御呼ばれしまして、この業界の有名な先生たちと、お酒を飲んできました。

(さらに…)

清めの酒

2014.01.11

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やっと正月気分が抜けてきました。

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刺激的な酒

2013.10.21

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土曜の夜は、なかなか刺激的な酒でした。

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深酒しないためには

2013.03.01

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今日、患者さんから問われた。

「深酒しないためには、どうしたらいいですか?」

これはなかなか、難問だ。

「アルコール中毒」という患者さんが存在するぐらい、いわゆる

”分かっちゃいるけどやめられない”

患者さんにとっては、切実な問題だ。

そう思ったから、まあ、真面目に答えた。

全員に当てはまる答えではないけど、その患者さんの場合は、「運動すること」だった。

都会人は、運動をほぼしていない。

というよりも、両極端であり、やってる人は、ジムなんかでかなりストイックにやっている。

でも、それでは心が緩まない。

 

ストイックにやって、理想の体重や体型を手に入れることで頭がいっぱいになって、精神的緊張が全然緩んでいない。

 

仕事が終わって、夜の8時過ぎからジムで運動して、興奮してなかなか眠れず、睡眠不足とか。。。(苦笑)

意外とここが決定的な病因になっていることは多い。

冒頭の患者さんも、運動の重要性を指摘すると即座に、

「えー、じゃあ運動すれば、お酒を飲まないで済むんですか?」

ときた。(苦笑)

「適度に運動して、余分な緊張を緩めれば、徐々に、自然と、量が減ると思いますよ。」

と、答えた。

酒をたくさん呑んでしまうには、それなりの事情があるものです。

しかしそれで胃腸に負担をかけ、悪循環に入ったら、治るものも治りません。

臨床家の皆さん、どう答えますか??

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若返りの鍼(酒毒)

2012.11.04

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こないだ、患者さんからこんなことを言われました。

「先生、鍼をするようになってから酒が前ほど飲めなくなった。」

と。


僕は答えて、

「あー、良かったじゃないですか、経済的かつ健康的で。」

と言いました。(笑)

その患者さんは、もともと全然呑めなかったのが、会社の付き合いで呑み会にイヤイヤ行っているうちに、徐々に飲めるようになった、

という経緯があります。

読者の中にも、こういう人、多いんじゃないでしょうか。

「酒は百薬の長」と言われますが、これは、”その人にとって適量だったら”の話であり、酒が過度になって体を害するという意味で、

「酒毒(しゅどく)」という言葉もあるのです。

よく、体が慣れてお酒に強くなった、とか、まるで子どもが大人になったかのように言われる場合がありますが、そういう場合もあるでしょうが、

 

それだけではなく、「酒毒(しゅどく)」に対して体が鈍くなってしまっている側面があるのです。

徐々に蓄積された酒毒は、体に色々な悪さをします。

命にかかわる、重い病気と繋がることも少なくないです。

・・・で、そうなりかけている人に正しい鍼をすると、前の状態に戻る場合があります。

以前は飲めたのに、という人はまた飲めるようになり、以前は飲めなかったのに、という人は以前のように飲めなくなります。

つまり、若返るのです。(笑)

若返りの鍼。

不老長寿。

現世利益。(笑)

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学生さん達とのお酒

2012.07.13

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昨日は、こないだまで特別講義をさせていただいた、東洋鍼灸専門学校の学生さん達にお呼ばれしまして、新宿でお酒・・・。

男だけの、僕を入れて6人という、むし暑さを倍増させるメンツでしたが(笑)、なかなか楽しかったです。

男性からのお誘いが多いのって、個人的には嬉しいです。

(ただ、僕は別に、”そっち”ではありません。誤解なきよう。)

まー、一人一人、色々悩んだり、迷ったりしていて、とっても「リアルな声」という感じがしましたねえ。

僕に色々な質問をぶつけてみて、僕の人生や、これまでの僕の気付きから、必死に何かを得ようとしている様子が伝わって、思いがけず、けっこうアツく語ったような気がします。

(よく覚えてないけどネ♪)

鍼灸学校というところは、みんな、それまでの人生から、色んな背景を持って、色んな思惑を持って、集まってくる場所です。

卒業後はさらに勉強したいという人もいるだろうし、すぐに開業したいという人もいます。

まだ迷っている、という人もいます。

在学中に、この業界に幻滅して、免許だけは取るけど、この業界からは去る、という人もいます。

多くの人生が、わずか3年という時間限定で、交差する場所なのです。

彼らの人生、これからどうなるか、楽しみです。

何年か経って、

「そんで、お前はどうなんだよ?」

と問われた時に、キッチリ自分のスタンスを答えられる臨床家になっていて欲しいものです。

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ある医者との酒

2011.11.24


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こないだ、診療が終わって、清明院でまったりとしていたら、突然古くからの知人から電話。

「今〇〇と新宿で呑んでるんだけど、来ない?」


とのこと。

 

この〇〇とは、10代の頃の知り合いで、現在は内科の女医さん。

 


会うのは10代の頃以来だ。

「いくいく!!」

ということで、即座にチャリンコで出動。(笑)


そんなに親しかったわけではないので、あまり知らなかったのだが、彼女は両親ともに医者であり、特になりたいワケではなかったが、

高3の時に周囲に勧められるままに医学部に入り、”なんとなく”医者になったんだそうだ。(苦笑)

普通は、医者になって数年経ってくると、周囲の医者や、患者さんや看護師さんにも認められるようになり、仕事も出来るようになってきて、

 

臨床が楽しくてしょうがない、という感じになるんだそうだが、彼女の場合は、もともとなりたくてなった仕事でもないということもあり、日々、

「・・・あー、つまんないなー、本当にこれで良かったんだろうか・・・。」

と、自問自答する日々なんだそうだ。

当然周囲からは、

「〇〇先生の娘さんですか!期待していますよ。」

とか、

「〇〇先生には昔たいへんお世話になりました。」

とか、全然知らない、偉い先生から頭を下げられることもしばしばあるが、本人としては、

「別にそう言われてもナー・・・。」

という感じらしい。


そこで、現実逃避なのか、よく休みをとっては、南の島に海外旅行に行くんだそうだ。(笑)

僕も仕事で、医者と話す機会もたまにはあるが、全然年配の開業医とか、大学病院の先生が多く、若い、同年代の医師がどういう感じなのか、

まったく想像できなかったが、こんな感じになっちゃってる人は、しんどいだろうな~、と思いました。

(もちろんみんなではないだろうが。)

お金があったり、将来が安定してそうだったり、周囲から羨ましがられるような境遇にあっても、その人が幸せとは限らない、という話の見本のような人物になってしまっていて、少し悲しかった。


まあそれよりなにより、こういう心持ちの医者に診られる患者さんが気の毒だ。

・・・なので、とりあえず、「東洋医学」をすすめておいた。(笑)

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よい酒

2010.11.25

昨日、水曜日の診療終了後は、とある鍼灸学校のお偉いさん(?)が、清明院にお見えになり、

そのまま近所の居酒屋で、サシで、お互い次の日仕事なんで、だらだらと呑んでました。

(笑)・・・平日だというのに・・・。

でも平日しか時間が合わないんですよね。(泣)

・・・いや~、たまにはあーやって、気の合う人とサシでじっくり呑むのもいいもんですね~♪

まあ色々と、鍼灸教育、学校運営にまつわる色々な問題、僕からは臨床の現場の様子など、お互いに興味深い情報を、延々と交わしてまいりました。

その先生とは旧知の仲なんですが、以前から色々と話の合う先生で、年齢は僕よりもだいぶ上ですし、

東洋医学の話とかっていうよりも、ものの見方や考え方が非常に参考になりましたネ。

やっぱ年の功。

一枚も二枚も上手(うわて)です。

・・・しかしまあ、医療に関わる上で、他人を思いやる気持ち、謙虚さ、人間が好きであること、ブレない信念を持つことなど、

パッと聞くと、な~んか単なるキレイごとにも思えるようなことが、いかに大事かということに、日々気付かされます。

昨日も最終的には、そんな話になりました。

その先生も、日々学生さんと接し、とてつもないプレッシャーやストレスと闘いながらも、自分の信念を曲げずに、頑張っておられます。

やなことがあった時に、そこで腐るならそれまでだし、やな思いして腐るぐらいなら最初からやらなければいい。

そこで前に出れる原動力は信念だ。

お互いに、自分を表現する現場は全然違うけど、

「医学はどれもスゴイけど、東洋医学もスゴイ。微力ながら、それを少しでも世に伝えたい。」

それが共通の意見です。

今日も多くの患者さんがいらっしゃいました。

襟を正して、僕も頑張らねば・・・。

しかし、よい酒でした。

日本酒が、やたらうまかった・・・。(笑)

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患者さんの質問(お酒の飲み方)

2010.06.23

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今日、患者さんからこんな質問をいただきました。

その内容が、今つづっている「脾って何ですか?」にもちょっと関わるので、紹介します。

・・・その患者さんは、お酒をよく飲まれる、坐骨神経痛の男性です。

初診時から、経過は良好なのですが、たまにお酒を飲み過ぎると、症状が出てくることがあります。

今日も、前日にお酒を飲み過ぎたことによって、若干症状が出た、とおっしゃいました。

しかし、いつもの、飲み過ぎた時の症状とは若干違います。

体表観察してみると、今日の場合は「酒のせい」というよりも、

お酒というより、全体的に水分全般を取り過ぎてること+体の外からの冷え

によって症状が出ている、と判断しました。

そこで患者さんに再度確認してみると、

「自分では飲み過ぎたような印象があったんだけど、よく思い返してみると、量的にはいつもと変わらないか、少し少ないぐらいだった。」

と言いました。また、

「昨日仕事中にエアコンがきつすぎて寒かった。」

ともおっしゃいました。

 


・・・で、

”あー、ヤッパリネ”

ということで、治療が終わり、治療後に、

竹「お酒も含めて、少しお水の取り過ぎに注意して下さいね~。」

と声をかけると、

患「先生、体に余分なお水が多い時、お酒の量は変えずに、他の水分の量”だけ”減らしたら、それでも症状軽くなるの?」

と聞かれました。

 


僕は即答で、

竹「なります。この場合はね。酒がたくさん飲みたいんなら、酒以外の水分を極端に減らせば、ある程度の量飲んでも症状が悪化しにくいですよ。」

患「なるほど。へへへ・・・。(笑)」

竹「ただ、”今日みたいな場合は”ですよ!!いつもそうとは限らんよ!」

・・・という会話でした。専門家の先生方なら、この会話の時点で大体どういう患者さんかお分かりになるかと思いますが(笑)、今日はこの会話から、

 

一つの問題を取り出して解説してみようと思います。


☆お酒とその他の水分の違い

清明院で使用している(一社)北辰会専用カルテの問診事項には、飲酒の頻度と一回量を記載してもらう欄があります。

ここに問題がありそうな患者さんであれば、そこからさらにお酒の種類は何か、ペースはどうか、酔うとどういう状態になるかなどなど、

さらに突っ込んで問診していきます。

・・・なぜこのように、”お酒”を医学的に特別視するんでしょうか。

酒のことを東洋医学では、

”大辛大熱(だいしんたいねつ)”

と言って、適量であれば、大いに気血を巡らせる作用があるが、過度になれば体内に余分な熱を生じる飲み物、と考えています。

また発泡酒(炭酸が入ったお酒)の場合は、

上記の作用+気血を体の上(つまり頭部、胸部)に持ち上げる作用がある、

と考えます。

よく、「酒は百薬の長」と言われますが、これはお酒が持つ”気血の巡りをよくする”作用のことを指して言っているのであって、過度に飲んで、

 

結果的に体内に”余分な熱””余分な水分”を生じることを指して言っているのではありません。

 

よく西洋医学で、酒は利尿作用があり、呑んだ量よりも出ていく量の方が多いから、結果的に脱水状態になり、水分補給にはならない、と説かれますが、

 

酒を呑んでいる人をよく観察していると、かえってトイレに行かなくなる人もいます。

 

 

そういう人の場合は浮腫みます。

 

 

このように、「どういう人が」「どういう酒を」「どの程度の量」呑んだかによって、その後起こる現象は一様でなく、これをよくよく聴取して、

 

酒がその患者さんに何をもたらしているか、個別に考えるべきです。

 

(因みにあの、”チェイサー”というのはとてもいい方法だと思います。)

 

 

こうしたことから、日頃よくお酒を飲む、という初診の患者さんには、量、頻度、種類、ペース等々、詳しく聞いておくことが、「正しい」東洋医学的な診断をする上ではとても大事になります。


冒頭の患者さんも、こうした「お酒」というものの特徴から考えると、ちょっと考えにくい症状、所見を呈していたので、
冒頭のようなやり取りになった訳です。

 


お酒以外の嗜好品では「カフェイン類」というのも見逃せませんが、それはまた今度語ることにします。(笑)


まあ、いずれにしても最近のようなジメジメした時期を快適に過ごそうと思ったら、酒だろうがカフェインだろうがジュースだろうが、

 

お茶やお水であっても、過度に飲まないことです!

 


「脾」は湿気(余分なお水)を嫌いますのでネ・・・。

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